8月の活動「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」
2016年8月30日 | 活動内容:その他 |
七二会地区担当の山崎です。
8月11日は、『山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日』として、国民の祝日「山の日」となりました。
※内閣府HPより抜粋
まさしく、林業に力を入れている七二会にもふさわしい初の祝日です。
8月の活動「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」
林業に力をいれている七二会では、毎日が山の日ではありますが、山の日のキャッチフレーズを頂いて8月の活動とします。
以下の3ステップで紹介しましょう。
- 情報発信ができる林業士を目指す
- 林業士とは
- 8月の主な活動
情報発信ができる林業士を目指す
写真は、昨日七二会で撮影した長野市天然記念物 性乗寺 稲荷社のイチイです。
写真で見たイメージよりも、立派でした。
イチイの葉もしっかり見て覚えます。
枝ぶりを見て全体で覚えます。
「稲荷社」です。長野市天然記念物 性乗寺 稲荷社のイチイについて、詳しい情報がインターネット上にありませんでした。近々なにあいドットコムに詳しく記載します。
林業士とは
長野県では、地域林業のリーダーを育成すべく林業士を認定する制度があります。30日間の「森林・林業セミナー」を受講し、翌年以降に16日間の「林業士入門講座」を受講して林業士としての資質があると認められた場合に、認定証書が授与される制度です。
私は、情報発信が得意な林業士を目指しています。私の場合はガンガン木を伐るのではなく森林の楽しみ方や必要性を発信をする林業士を目指しています。
インターネットが普及したとはいえ、林業や森林関係の情報は不足しています。私は、情報発信のさきがけを目指しています。そのため入り口となる30日間の「森林・林業セミナー」を受講しています。
8月3日から5日まで森林資源の活用法について塩尻の林業センターで学びました。
ほたぎを作って「しいたけ」を栽培しています。
黒炭作り
化石燃料が普及する前は、黒炭がさかんに作られていました。薪だと重くて運ぶことが困難なため山で炭にして運んだそうです。
8月4日塩尻林業センターの研修で作ってみました。割ったところ。上手く中まで黒くなっています。
塩尻の林業センターにて。地域活性化のため、自給自足として作れればと思っています。
観賞炭作り
面白いのが観賞炭です。
お菓子の缶に、もみ殻を入れて、好きなものをいれます。そして30分程燃やします。缶の中は、酸素が少ないため燃えずに炭になります。
空気清浄・脱臭効果・吸湿効果のあるインテリアとして使えます。「かぼちゃ」とか「とうもろこし」でもできるようです。
品質の良い観賞炭を作れば、需要があると思います。
正しい刈払機の使い方を覚える
「刈払機取扱作業者教育」こと「刈払機取扱作業従事者 安全衛生教育」を受講しました。
草刈機を誤った使い方をしている人もいらっしゃいます。詳しくは、『草刈機を安全に使おう!「刈払機取扱作業者教育」について』を参照ください。
その当日に、復習もしました。
雑木林も作りたい
カラマツやスギの林も好きですが、クヌギやコナラを使った雑木林も作りたいです。
植樹と開伐が、20年ごとに循環するような昔ながらの林を復活させるのが目標の一つです。
雑木林だけでなく、いろんな林をつくり多様性のある森にしたいです。
2015年8月14日山の日イベントとして木登りをしているところ
製材もしました
チェンソーアートにも取り組みました。
8月16日の作業です。不要になった材しか使っていませんので少量ですが、薪も作っています。
コツコツと荒れた林・畑を整備しています。
開伐して、刈払いしました。結構大変です。昨日の様子です。
まとめ:先人に感謝し、山の恵みを頂く
8月の活動の一部を掲載しました。
林業の場合は、雑木林で20年。材だと50年サイクルで循環させます。
いずれにしても人の手が入らなければ、どんどん山は荒れて人が入れなくなる悪循環になってしまいます。
また、木を伐倒するにしても20年後、50年後を計画して作業をしなければ、次世代に引き継ぐことができません。
今、伐倒させて頂いているカラマツは、50年ほど前のものです。
カラマツを植えておけば将来地域が元気になる。そう信じて植えられたものです。思いを引き継いで作業することが重要と考えています。
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林業技術の習得方法