〔７月より着任〕戸隠担当の水谷翔です
2016年7月18日 | 活動内容：農地活用 |
はじめまして、７月より新しく戸隠地区の担当として着任いたしました
水谷翔と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
初のブログ記事ですので、簡単な自己紹介と戸隠での今度の活動内容
について書かせていただきたいと思います。
（戸隠栃原地区と宝光社をむすぶ山道からの戸隠山）
私は伊勢神宮でよく知られる三重県から長野にまいりました。
伊勢神宮から北方約140kmの街、しぐれ・はまぐりが特産品の
桑名市で生まれ育ちました。
もともと実家が祖父母の代まで専業農家を行っており、毎日のように
畑や田んぼに連れていってもらった昔の良き思い出があったからか
名古屋の大学に入って間もなく農業を意識するようになりました。
社会人になってからは、研修会社で働き、業種・年齢をこえた様々な
ご縁をいただき、毎日新しい刺激に満ちていました。
異なる立場・環境の方々と一緒に仕事を進めるやりがいを実感しました。
やがて、農業への想いがますます強くなったこともあり、お世話になった
名古屋の会社を退職し、農ある、より自然に接した生活を求め山梨県の
標高約８６０mの小淵沢の研究機関に転職をしました。
こちらでは、代表が電子工学の博士であったので、自然科学のエッセンスを
働きながら学ばせていただきました。水のこと・微生物のこと・磁気のことなど
ミクロの世界と、地球環境のこと・天体といったマクロの世界を。
極小と極大の両輪から自然界を観察し、直感に従った判断力を磨くことが
生きていく上でも、仕事でも最も大切なことだと教わりました。
（戸隠神社近くの鏡池。名前のとおり水面に植物と壮大な山々の姿を映し出す）
戸隠地区での私の活動内容と方向性
幸運にも私が今回地域おこし協力隊として採用いただいた活動内容が
まさに「農業」でした。長年の想いが少しずつ叶っていっている感触です。
とはいえ、農業は素人同然、実際に地域おこしというステージまで引き上げて
いくのにはかなりのエネルギーもそれ相応の時間も必要です。
まずは私自身が農業の知識・スキルを基礎から実地で体感しながら、
学んでいくのが先決と思い、大家さんや周囲の方々のご協力のもと
早速、戸隠栃原地区で開始しています。
実がつき、色も染まり、収穫できつつあるミニトマト。左のツルは混植した花豆。
スイスチャード。朝食の取り立て野菜のサラダに鮮やかな葉色と共に登場します。
土地の方々や仕事を一緒に進めさせていただく方々との調和と
信頼関係を築けるようつとめ、「戸隠」そのもののペース・リズムにあった
活動をこころがけていきたいと考えています。
私の活動は農業がメインとなりますので、今後は農産物の様子やそれに
伴った内容をご紹介させていただければと思っています。
戸隠の特に感動したパワーあふれる自然界の様子をご紹介させて
いただきます。移住後早々美しい景観に包まれ、心身が喜んでいます。
北アルプスまでのぞめる大望峠。標高約１０５５mの地。息をのむ美しさです。
戸隠栃原地区の雑木林の中。自然の豊かな生態系を感じます。
淡いパープル＆ブルーの紫陽花。梅雨の時期に目をひかれる美しさです。
昆虫たちにとっても戸隠の自然界は楽園なのでしょう。
戸隠はもともとは水神・九頭龍大神の信仰が連綿と語りつがれてきた
地のようです。この九頭龍信仰を大切に暮らしていらっしゃる方が
戸隠にはたくさんいらっしゃるように思います。
土着の習俗や文化・信仰は今日本の若い人たちの間でも見直し大切に
残していこうとする気運が高まっているように感じます。私も同じ想いです。
全国からパワースポットと呼ばれるのも、こうした昔からの貴重な要素が
今なおしっかりと残っているからではないかと思います。
また、水は農業にとっても最も大切な要素。九頭龍大神は水神という。
水の尊いエネルギーも意識し、農業を進めていきたいと思っています。
