【7月テーマ:うちの地区の〇〇】鬼無里は蛍!時期的に。
2016年7月 4日 | 活動内容:文化・行事 |
こんにちは!鬼無里地区担当No.3のきのっぴーこと木下恵美子です。
もう最初に取った所の草がかなり伸びてきちゃったんですよね。。。早いよ。
そんな梅雨の今頃、鬼無里地区はようやくホタルが出てくるのです。
特に沢山いるのが、国の重要文化財である白髯(しらひげ)神社の近く。
<参考記事> おでやれ鬼無里ホームページ 鬼無里観光振興会新着情報
「白髯のゲンジボタル」(2016/6/24の記事)
URL : http://www.odeyarekinasa.jp/convention/news/2016/06/post-20.html
ゲンジボタルだけでなく、ヘイケボタルも同じ地域に生息しています。
運が良ければ"源平合戦"となります。
実際にはケンカしません。住み分けているようです。
ゲンジボタルの方が早く羽化し、ヘイケボタルは1週間ほど遅いみたいです。
今はもうヘイケボタルも羽化して両方出てきているようです。
(7/3はゲンジボタルしか見られませんでしたが、7/1は両方見ました)
生息域も光り方や光る色も体の大きさも幼虫の食べ物も違います。
出てくる(光り始める)時間帯もゲンジボタルの方がちょこっと早いみたいです。
一眼レフは持っていないので、コンパクトデジカメで頑張ってみました。
下のはゲンジボタル。光り方が弱く、おそらくメスです。
光っているところや飛んでいるところを撮ってみたんですが、
うーん、コンデジじゃいまいち。っていうか私の知識や腕じゃ無理。
シャッタースピードとかISO感度とかいじってみたけど、適当です。
今回発見だったのは、光が当たると、それが赤いライトでも
オスもメスも光を弱めるんですよねー。分るのかなぁ。
動物(ムササビとか)の場合、赤い光は分らないらしいんですが。
全国的に有名な辰野町のホタルの数には到底及びませんが、
鬼無里はホタルも幼虫のエサの巻貝も生え抜きが自慢!
昔からいる生き物の生きる環境を守ろうと、
地区の方たちが毎年環境整備に奮闘しておられます。
でも昔に比べるとずいぶん数が減ってしまったんだそうです。
90を超す隣のじいちゃんも言ってたっけ。
「子どもの頃にはこの辺(私が住んでいる地区)にだって、たーくさん」
じいちゃんが子供の頃って、、、80年前かな。戦争前だね。
え?この辺もいたの?何で減っちゃったんだろうね。
昔ながらの生活をしている人が殆どの地区、
水を著しく汚しているようには思えないんだけど。
そんなことを考えながら帰路につき、家に着いたときに、ふと
今借りている田んぼを見てみたら、フワ~と黄色い光が!
いた!うちの田んぼにも!数は2,3だけど、強く黄色く光る、
自分がお米作ってる田んぼでホタルが見られるとは!
蛍のいる地区に住んでいるなんて!夢のようです。
気まぐれにどこかから飛んできただけで、
ただの通りすがりだったのかもしれませんが
ほんのたった数匹で、こんなにテンションあげてくれるとは。
ホタルってすごいなー。
(あ、ホタルだけでなく他の生き物でも狂喜乱舞しておりますが)
この子たちが生きていける環境をなんとか維持していかなくちゃ。
ちなみに白髯神社の「ひげ」は「髭」でも「鬚」でもなく、「髯」だそうです。
くちひげ、もみあげから顎にかけてのひげ、垂れたあごひげだったっけ。
白髯のホタル、7月10日まで夜8時~9時の間は地元の方たちが
案内をしてくださいます。暗いので足元に気を付けて!
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子