五感を使ってルーデンス
2016年5月14日 | 活動内容: |
信更地区担当の窪美 靖です。
今年のゴールデンウィーク、5/3(火)~5/8(日)にかけて、
ワークキャンプという合宿型のボランティアを企画して、
都市部からの若者8名(+ワークキャンプ団体NICEの代表の方、子連れ)に 参加してもらいました。
地元のHさんの案内で山に向かいます。
荒れてしまったかつての里山の道をトレイルとして再生するため、
ノコギリを手に持って、山に分け入るボランティア。
自然を痛めないように、
手作業で一本のトレイルを作ることを目指します。
自然の中に入ると五感が呼び覚まされて、
本能的に高みを目指す者や
童心に帰って、
休憩中に食した甘夏の種を飛ばして、
「種飛ばし大会」を開催する者など。
人間は本質的に「遊ぶ人」、
「ホモルーデンス」なんだなあと感じた次第。
(注) 「ホモ・ルーデンス」とは、「遊ぶ人」という意味のラテン語。
人間の本質は「遊び」にあり、
「遊び」こそ文化を生み出す根源だとする人間観。
オランダの歴史家ホイジンガが提唱した。
地元の人にとっては当たり前の自然ですが、
都会の人にとって、
田舎の自然は五感をフル活用できる遊びにうってつけの場所。
これをきっかけに信更町で「ホモルーデンス」、
「遊ぶ人」を増やしていきたいですね。
今回のワークキャンプでは、
遊歩道(トレイル)の整備以外にも、
人力(!?)で休耕田の田起こしに挑戦したり、
地元のNさんに教わりながら、一緒に田んぼのあぜシートを設置したりと
体力的には少なからずハードだったかも。
それでも、休憩の合間にはこんなことも。
焼き芋大会
ここでもやっぱり「遊ぶ人」の本領発揮^^
(記念にパチリ)
ワーク以外にも、
地元の先生をお招きして郷土料理教室の開催、
おやきの粉の配合を教わります。
カラフルなやしょうま作り
出来上がったジャンボおやき
それから、信更町に移住された刀鍛治の方の道場を訪ねたりと
盛り沢山の内容でした。
本物の日本刀におっかなびっくり!!
最後の夜には、
ボランティアの若者と地元の方々が30名ほど参加しての交流会。
千葉県から来た女性が作ってくれた房総の郷土料理、太巻き祭り寿司
大阪から来た高校生男子が作ってくれた本場のお好み焼き
今回は5泊6日ということもあり、
本当にお試しという感じでしたが、
地域の方との交流も少なからずあり、
一定の成果はあったかと。
今後は、8月、9月、10月に、
外国人も参加予定の一段とパワーアップした
国際ワークキャンプを企画しています。
『なんか怪しい連中が来てねえか?』
といった感じで、
正直なところ、地域の方々からの認知度はまだまだ。
これからどんどん地域を巻き込んで、
プロジェクトを進めていきたいですね。
<2016/05/18(水)追記>
五感を呼び覚ますイベントのご案内です。
【5/28土-29日】長野の里山で田植え体験
田植え機を使わずに昔ながらの手植えでの田植えをします!!
泥んこ遊びの気分で五感を呼び覚ましましょう。
詳しくは、以下のページをご覧ください。
http://www.nice1.gr.jp/topics_detail7/id=4672
または、信更地区地域おこし協力隊、
窪美までお問合せください。
TEL: 026-299-2111(長野市役所信更支所内)
E-mail: info@shinkoip.net