きなさを五感を使って感じてみると・・・・
2016年5月17日 | 活動内容:情報収集・発信 |
こんにちは。鬼無里地区担当の西田 靖です。
五月も半ばになり、山々の緑も鮮やかになって気持ちのいい季節ですね。
さてと今月のテーマは「五感で感じる」
五感とは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚です。 視覚と聴覚を除き、体感覚ともいいます。
鬼無里を視覚で感じると、表情豊かな山々、緑の木々、川面の眩しい姿や猿や狐など動物の姿などを見る度に豊かなだなぁ~と感じますね。つい先日は、カモシカにも遭遇しましたよ。↓↓
私は、聴覚が優位感覚なので、音が大事です。
熊笹が風で擦れて、カサカサ揺れる音、寒い朝に、ヒューヒューと雪を巻き上げる音。静かな畑で作業している時に大きな鳥の羽ばたく音。
そして、川をサラサラ流れる水の音。都会と違っていろんな音がする。これを聴いてる時間が好きですね。ひとりでボーっと集中していると、癒されるし、いいアイデアやひらめきがやってくる。私にとっての大切な時間です。
触覚は、土を触る時とか、トマトを収穫した時とかに重さを感じたり、肌触りなどかな。嗅覚は、風が運ぶ匂い。春の植物の匂いだったり、秋の藁を焼く匂いだったり、場所や季節でいろんな匂いが感じられる。田舎の豊かさの象徴とも言える。
味覚は、やっぱり山の幸。今なら、コゴミやワラビ、ウドなどだし、秋ならナメコや栂タケなどのキノコや新米。トマトも甘い季節だしね。旬の素材を天ぷらなどシンプルに食べるのが好きですね。
お~、また風が吹いてきて、熊笹が揺れている。いい音だなぁ。鳥の鳴き声もしてる。ここは鬼無里の山の中。こんな時間てホント贅沢だよね。 山は、素晴らしい!
鬼無里人の想いや感覚
はるか昔から、この地に暮らす皆さんが伝承してきたものに、祭り事は欠かせないですね。鬼無里神社や白髭神社の祭りなど、地区内にはたくさんあるが、その中でも、7年に一度ある鬼無里、諏訪神社の御柱祭を。
今では人口が少ない鬼無里ですが、この日は、子供も、若者も、女性もいっぱいいて、伝統のお祭りを盛り上げるために、素晴らしいチームプレーを発揮していました。人の力、いや、鬼無里人の想い、祈りが私のようなよそものにもヒシヒシ伝わってきて、体が熱くなる感覚たっぷり味わいました。実際に、御柱を引いたからこそ、綱の感覚や柱の重さ、体に染み付くような不思議な感覚を味わいました。
鬼無里は、伝統ある谷の地域。鬼無里人に息づく伝統を私のようなよそものが評論家のように語ってはいけないと感じました。次回の御柱祭もまた、御柱を引きたいと思います。ぜひ鬼無里の御柱を引きに来てくださいね。
写真は、太陽光の反射なんだけど、神様が喜んでいる御姿に感じられる。私だけでしょうかね。