大岡・中牧神社の御柱祭
2016年5月10日 | 活動内容:移住・交流 |
大岡地区の鈴木です。
7年に一度の御柱祭が、ここ大岡でも4月23日に行われました。
地域の小さなお祭りなのかなと思ったら、たくさんの人が集まり、本場諏訪の木遣り保存会の方も来ていただき、それは盛大なお祭りでした。
3月に山から木を切り出す「山出し」があり、今回は里曳きです。
不勉強で恐縮なのですが、山から切り出した木(山の神)が人里に運ばれ、幾つかの儀式を経ることでたくさんの人と関わり里の神となり、神社に建てた時、その木はご神木となる‥といった意味なのだそうです。
みんなで曳き綱を曳き、色鮮やかなおんべを振って、ヨイサーヨイサーと掛け声を出して歩いていきます。
中牧神社は山の中にあるので、未舗装の落ち葉の道を数百m歩き、最後は150段の階段を引き上げます。
法被と鉢巻が格好いい木遣り隊の3人の男衆が、要所要所で唄ってくれます。
そのりりしく高らかな声は、心にダイレクトに届き、勇気づけられます。
地区内の集落ごとの獅子舞を奉納します。
豪華5匹の獅子が舞う!
皆で曳いて来た木が、この瞬間から御神木となり、地域を守ってくれることでしょう。
山には山桜、遠くには残雪の北アルプスの山脈。
新緑が芽吹き始めた里山の中を、皆で力を合わせて綱を曳き、地を踏み、声を出す一体感。
五感にびんびんに響きまくります。
久しぶりに心揺さぶられる貴重な体験でした。
大岡に暮らし2年。
里山の恵みを受け、大岡に受け入れてもらったことに、この地の神様に改めて感謝したのでした。
次回は7年後、今から楽しみな大岡無形文化財(2016鈴木認定※非公式)です。