五感で感じたこと 【わさび】
2016年5月 2日 | 活動内容:活動内容 |
中山間地域担当の浅野です。
ゴールデンウィークが近づくと山菜の話題が多くなっていきます。
道の駅にはタラの芽やこごみ、わらび、ぜんまい、筍など...溢れかえります。
何故か長野の食べ物は美味しく見える。自然豊富な場所、避暑地、そんなイメージだからだろうか。
たしかに食べ物は美味しいものばかりです。
中山間地域担当の私は、今年6月で長野に移住し1年となります。
門前暮らしも良い思い出でしたが、4月より念願の中山間地域での暮らしが始まりました。
場所は羊の町【信州新町】
地域おこし協力隊員が2名配置されています。
彼らはサフォークという希少な羊の繁殖を行っています。
その他、田んぼやワインぶどうなど幅広く取り組み、ほぼ休みなく働く2人を尊敬しています。
私が住み始めた信州新町の信級という集落はお米の他に山葵(わさび)も盛んな場所です。
山葵は綺麗な水の場所にしか育ちません。
お米作りも同じく湧水を使って育てています。
集落に水道は通っておらず、山の湧水がパイプを通って蛇口から美味しい水が届きます。
どこの集落よりも水が美味しいと思っています。
山葵
誰もが知る わさび は日本原産のもので海外でも香辛料としてwasabiの名で広く知られています。
山葵の【芋】の部分は成長に約3年かかるそうです。擦って薬味にします。
山葵の【花】の部分は天ぷらやおひたしで食べます。
山葵の【茎・葉】の部分はおひたしで食べます。
芋を掘るまで毎年、楽しむことができます。
山葵の根(芋)の部分は誰もが一度は見た事があると思いますが、花、茎、葉までは分からない方も多いと思います。
信州新町 信級ではその花を観て楽しみ、食べても楽しむ事ができます。
3月下旬頃から5月中旬頃まで山葵の花を観ることができます。
一面の山葵田を目指して今年から開墾を考えています。
山葵の花
【観る】
沢沿いを歩くと、自生した山葵の小さな白い花がとても綺麗です。
この時期、雑草がまだあまり生えていないので簡単にわさびを見つけることができます。
【食べる】
花、茎の部分をさっと湯がくだけ。
ほのかな山葵の香が楽しめる。シンプルに美味しい!
【長野の食べ物は美味しく見える・思える】のは、自然が豊なことに繋がっていくのだと感じます。
山葵が自生する里に暮らせることを幸せに感じています。