【今月のテーマ:地区の紹介】スミレ~の花~咲く~鬼無里
2016年4月 4日 | 活動内容:その他 |
こんにちは!鬼無里担当No.3のきのっぴーこと木下恵美子です。
いよいよ今年度は協力隊としての活動最終年度で、
なんだか寂しいのですが、ここに残っていくべく
ここからが始まりと思って活動していきたいと思っています。
今月のテーマが「地区の紹介」ということなので
私の住む鬼無里(きなさ)地区を私なりの視点で紹介したいと思います。
手作りの可愛い表示を見るたび思わず登りたくなる樽池展望台から、
"鬼無里の一等地"と言われる松原地区を眺めたところです。
後ろには山頂がちゃんと鬼無里地区にある一夜山が見えます。
(他の山は登山口が鬼無里にあっても山頂は鬼無里地区の外にある)
↑ 樽池展望台の手作り感たっぷりの可愛い表示看板と登り口
長野市の他の中山間地区と比べると、何と言っても谷間の町。
鬼無里地区は標高も低くはないのですが、自宅から見えるのは山肌。
眺望のよい所はわざわざ探して行く必要があります。
東京や名古屋の人に鬼無里に住んでいることを伝えると
「え?なになに?なんて読むの?」と大抵聞き返されます。
名前のインパクトがありすぎて、いったいどんな怖い所なのか、
住むのが大変そうとか思われるらしいのですが、
台風が来ても山が守ってくれ、ちょっとした大風位の風しか吹きません。
土の質のせいなのか水のせいなのか、
唐辛子を作っても辛さがマイルドなのだそうです。
さすが伝説の鬼女も住んでいたという隠れ里のような不思議な土地。
地区が20もあり、地区ごとに神社もあって
全国の名だたる神社があるんじゃないか、
神社ありすぎでしょ!と、思わず突っ込んでしまう、
それが鬼無里です。
(それいっちゃうと、私がかつて住んでいた愛知県は
寺ありすぎでしょ!と突っ込まれるぐらい、
お寺があるらしいです。喫茶店もだけど)
それにしても、今年は雪が少なかった!
去年もおととしも、この時期はまだ庭先に溶けかけた雪が残ってて
おととしの4月、長野に来たばかりで冷蔵庫が届いてなかった私は
庭の雪を発泡スチロールの箱に詰めて冷蔵庫代わりに
使っていたものでした。
4月20日ごろまでギリギリ行けましたよ。雪冷蔵庫。
でも、今年はもうだめです。
3月半ば過ぎには雪がほとんど融けちゃって。
今年の春はいつもより1か月早く来ているのでしょうか?
長野県民はコブシの花を心の花としているように思うので
コブシの花を探しに行ってみましたが、まだ咲いていませんでした。
コブシの花はまだでしたが、樽池展望台に登ったとき、
コブシの代わりのプレゼントなのか
小さなかわいらしいスミレが咲いていました。
(ここでようやくタイトルと結び付くわけです。お待たせしました。)
ニョイスミレなんだかタチツボスミレなんだか、
知識のない私には特定できません。でも、
種類なんて専門家に任せればいいのです。
この1cmほどの小さなかわいらしいスミレが
樽池展望台の道の斜面に一面咲いたらいいなぁと思います。
あと1,2週間もしたら全部咲くかしら。また見にこようかな。
探せばまだまだ、いろいろな顔を見せてくれる土地、鬼無里。
何かありそうで何もなくて、でもそこがいい。鬼無里。
(いやいや、私にとっては十分!ワンダーランドです。)
私のほかに協力隊員があと2人いますので、
大望峠からの眺望などの景色や地域の伝統料理のことや
4月後半に咲いてくる鬼無里随一のシダレザクラのことや
(随一が3本もあります!)
地域の人との和気あいあいとしたやりとりなど、
しっかりした鬼無里のまじめな紹介は
きっとその2人がしてくれることだろうと思います。
そんなこんなで、スミレの花以外の花も結構咲いてる
鬼無里地区、よろしくです!
うちの裏なんか、ニリンソウが一面に咲くんだから!
(田植えのころだけどね)
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子