豆腐屋が冬の夜明けを乗り切る5つの寒さ対策
2016年2月 3日 | 活動内容:その他 |
こんにちは。大岡地区担当の飯島です。
寒いよ。長野寒い。そして、豆腐屋の仕事寒い。
この寒さに耐えられれば、まぁ長野市界隈の屋内ならどこでもやっていけるんじゃないかとさえ思う。
今回は、僕が豆腐製造時に実践する寒さ対策について。これでダメなら、もうあきらめてもっと暖かいところへ移住しよう。
豆腐屋の朝は早い
まず先に、豆腐製造の現場がどれくらい寒いか説明したい。
まず、このスタートラインがすでにおかしい。
釜に火をいれ、豆を煮はじめると室温は10℃ほどまで上がるのだが、あろうことか最も気温が低くなる夜明け前には豆が煮あがり、釜の火が消える。せっかく上がりかけた室温が一気にダウン。テンションもダウン。寒さと眠さで意識が遠のくよ。場所が場所なら遭難するやつだよこれ。
最後には、冷却のための『水さらし』という工程が待っている。こう名前からして、なんかの刑を連想させる。できた豆腐を水槽に入れて包丁で切るのだけれど、この水がま~~冷たい。指先とか、針みたいなので刺してない?ってくらい。もはや拷問じゃないか?ってくらい。
しかも、食品加工所なので上は白衣。上着は着ていない。このカッコで10時間強。不幸自慢をするつもりは1ミリもないけどね、まぁ寒い。
そんな過酷な環境下での、僕の対策法を紹介しよう。
豆腐屋オススメ!寒さ対策5選
①高機能インナー
ヒートテック等でお馴染みのやつだ。素材や発熱構造によって様々な種類がある。どれがよくてどれが悪いかみたいな議論は、散々いろんなサイトで行われているのでそれらを参照してほしい。
②腹巻
戸隠の某栗原隊員が、なんか裏で少なくない額のカネが動いてんじゃないかってくらい、猛烈にプッシュしてくるアイテム。その熱意に負けてこの11月にデビューしてしまったわけだが、見事にこれまでの26年の人生を悔やむ結果となった。もう腹巻なしの冬なんて考えられない。どうしてくれる。
③ネコ
信州が誇るトラディショナルなインナー防寒着だ。最近、地味に人気が出ているらしい。これもすごくいい。詳しくは、過去に書いた記事を見てほしい。リンクを張りたいのはやまやまなのだが、なぜかうまく反映されない。がんばって捜し出してくれ。
④長靴用インナーソックス
長靴の中に履く、ソックスタイプのインナー。足元の保温は大事だ。また、加工所の外へ出るときは脱ぎ履きが楽なクロックスを使用しているが、このときインナーソックスを履いていると外でのサンダル履きも寒くない。
⑤石油ストーブ
・・・いや、なんだかんだ言って、最終的には暖房器具ですよ。文明最高!化石燃料バンザイ!
いかがだっただろうか
これを実践すれば、もし上着を着ることさえ許されない理不尽な環境に置かれたとしても10時間くらいは生きていられる。いや、ストーブありゃずっと大丈夫なんだけどさ。
地域っぽい対策法が知りたければ、ぜひネコの記事を読んでほしい。
それでは今回はこのへんで。また来月!
大岡地区担当 飯島