アイドルから2時間ドラマの女王になった人みたいな名前の鍋
2015年11月 4日 | 活動内容:その他 |
こんにちは!鬼無里担当No.3のきのっぴーです!
すっかり寒くなりました。家の中でも吐く息が白くなる!
これって冬じゃ?まだ秋なんですかね?
地元のガソリンスタンドのお兄さんにそう聞いたら、
「こんなもんじゃ、まだ秋だね」と一蹴されました。
早く土壁塗りしないと冬は本当に凍ってしまいそう、なんて思っています。
(11月15日に土壁塗りワークショップ(←楽園信州サイトリンク)やります。)
タイトルおよび前置き長くってすいません。
今月のテーマは「おいしいお鍋の季節」なのですが、
鬼無里で鍋物って。。。何か特徴ある鍋があるとは聞いてなくて。。。
結構前から11月テーマ「鍋」どうしよう、と悩んでいたのです。
悩んだまま、鬼無里観光協会主催「砂鉢山登山縦走コース」(リンク)に参加し、
10月18日に砂鉢山(※)に登ったのです。
※ 砂鉢山
標高1、432m。荒倉山山系の最高峰。
お天気も良く、砂鉢山は紅葉が進んでいてとても美しかった!
去年も同じ時期に参加したのですが、今年の方が紅葉は良かったと思います。
登り始めて振り返ると、眼下の鬼無里集落はまだ霧に沈んでいました。
コースは中級者という砂鉢山、初心者の私には
鎖場など結構大変でしたが、今年は雨が少なくて足元は落ち葉でフカフカ!
滑ったりせず、転ばずに怪我なく登れました。
足元を見ると、去年は殆ど見つけられなかったミズナラのドングリや、
ブナの実などが沢山!しかも1粒1粒が大きい!
今年はブナの実が沢山あるから、クマも山から下りずに済んでいることだろう、と
参加者のみなさん、納得されていました。
案内は地元山大地区・峰地区などの住民の方々。
時々コースを外れて、木立の中に入って行ってしまいます。
おやおや???
暫くすると、手に何か一杯もってくるのです。
↓この方、案内役の地元の通称"ジャンボさん"です。
そうです!キノコ!この日はキノコ日和!
地元では「カタヒラ」と呼んでいる、おいしいキノコだそうです。
カタヒラは標高の高いところにしか生えないそうです。
本名は「ムキタケ」。「カタヒラ」とか「カタハ」とか呼ばれるようです。
さすが地元、それにしてもキノコの場所がどうしてわかるんだろう???
「キノコのにおいで分るんだよ」とか「キノコレーダー搭載してるんだよ」とか
「キノコが小声で「ここだよ」って呼ぶんだよ」とか。。。(^^;;)
言った後でゲラゲラ笑っておられましたが。
鬼無里側から登ると険しい砂鉢山、誰もここまで登ってまでは獲らないのか、
この日は大収穫だったみたいです。
砂鉢山登山に何度も参加してみたくなる理由、そのひとつは
登り終わって山大公民館に到着すると、地元の人たちが
手打ちそばを準備して待っててくれているのです。
山を下り始めても、何度も登ったり下りたりで疲れがピークになってくると
「手打ちそばが待っている!」と勇気を奮い立たせるのです。
そして遂に!なめたけがたくさん入った手打ちそばにありつけた!
去年は愚かなことに写真を撮る前に平らげてしまったので、今年は忘れずに!
(ここには自分で撮った写真を載せましたが、
鬼無里観光協会主催「砂鉢山登山縦走コース」(リンク)に掲載されている
写真の方がはるかにおいしそうでした。H係長に負けた。。。(T_T))
ごちそうさまでした!!おいしかったーーーー!!
山大公民館から見える素晴らしい景色と、ささやかながら地元の人たちとの交流、
そんなことも相乗効果なのか、より一層おソバがおいしく感じられます。
え?鍋はいつ出てくるのかって?
これからです、これからです。
おすそ分けをいただいたのです、カタヒラの。
肉厚でおいしそうです。そうだ、鍋で食べちゃおう、と。
ちょうどニンジンやお肉もお豆腐も買ってあったのです。
味付けは鰹節酒醤油みりんで適当、鍋に仕立ててみました。
おいしかった!!
カタヒラさん、まったく癖がなく肉厚で、
鶏肉やちくわから出たダシともよく合ってジューシー!
今もぴんぴんしているので、ツキヨタケじゃなかったみたいですし!
(キノコをよく知る地元の人が採ったので「絶対大丈夫」と。時期も違うし)
「カタヒラ鍋」、
アイドルから2時間ドラマの女王になった人の名前みたいな鍋です。
「ムキタケ鍋」じゃないかって?
いやいや誰が何と言っても「カタヒラ鍋」です。
(長いタイトル付けてみたかっただけなんだよ。。。
オヤジギャグ言ってみたかったんだよ。。。)
そもそも、あの2時間ドラマの女王がアイドルだったことなど
今の若い人、知らないかもねー!!
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子