私はきのっぴーだ。それ以上でも、それ以下でもない。
2015年8月 7日 | 活動内容:その他 |
こんにちは!鬼無里担当No.3のきのっぴーこと木下恵美子です。
(前日の橋本隊員にパクられたので、タイトルをパクり返してみました。)
長野市地域おこし協力隊となり今年で2年目(第1期生)です。
協力隊の中ではへにょへにょ・脱力系ですが、
どうぞよろしくお願いいたします。
農業ド素人ですが、畑や田んぼに挑戦しています。
出荷するって具体的にどんな作業があるのかな、と実体験するために
ピーマンを出荷してみています。
ピーマン畑ではおなか一杯虫を食べてくれている
小さなカエルに癒されます。もっと食べてくれるとありがたい。。。
私を癒してくれるカエル おなかパンパンです。
他に花豆も作っていますが草に負けそうです。
花豆、なかなか実がつかなくてやきもきしたのですが、
それでも、ちょぼちょぼ付いていて少し安心。
↓花豆の実です。
花豆の実があんまり付いてないんだよ、と
以前、地元直売所「ちょっくら」のおばちゃんに愚痴を聞いてもらったら
「大丈夫、これから咲く花に付くんだよ」
その一言で、とても安心できました。
いろいろ心配事があっても、周りのおばちゃんおじちゃんの一言に
いつも勇気をもらっています。
田んぼはすでに草に負けていて、私も一緒に負けてくじけています。
でも穂が出てきました。
田んぼも畑も見れば笑われるような状態ですが
できればこれからもずっと作っていきたいと思っています。
鬼無里唯一のガソリンスタンドのお姉さんに一昨日かけられた言葉
「うるり、でてきたねぇ、川っぺりに畑があると沢山でない?」
お盆すぎまで、「うるり」との戦いの日々です。
今日なんかは水汲みに河原へ出たら、大量のうるりの総攻撃に遭い、
這う這うの体で水を汲んだのです。
「うるり」ってなんぞや?
正体はこちら↓
本名はイヨシロオビアブだそうです。大きさは1.5~2cmぐらいです。
車の排気ガスが大好きで、車にすぐ寄ってきます。
「うるり」は鬼無里での呼び方らしく、他の地方では
「コシジロ」とか「オロロ」とか「ウルル」とかいうらしいです。
吸血アブです。刺されると痛いんです。腫れるんです。
朝と夕方に出るらしく、日中はそれほど来ません。
農作業は涼しいうちにしたいのに、うるりが出る間は
日差しがキビシイ日中に作業せざるを得ません。
それでも、うるりは水がきれいな所にしかいないとのこと、
また、強めの雨が降ればすぐ流されていってしまう(弱い)とのこと、
そして、天敵はオニヤンマだということで
うるりがいるってことはオニヤンマのエサもあるってことだし
うるりもオニヤンマも清流があるっていう証拠かなと思うし
自然環境として素晴らしい、というバロメーターなのかな
と思っています。
空家になっていた古民家をお借りして住んでいます。
薪ストーブの進化系、ロケットストーブを据え
鬼無里の間伐促進に一役買いたいと思っています。
(薪の方が灯油より高いよ、なんてよく言われちゃうんですけどね)
お借りしている古民家では、
農業体験・自然体験・暮らし体験などを通して
都会の人に日常を忘れてのんびりできるような
時間と空間を提供できたらいいな、と思います。
地元の人たちには、都会の人との交流を通して、
自分たちの住む地域のすばらしさを
改めて認識してもらえたら、と思います。
具体的にどうするかは、まだ手探り中です。
取りあえずは、都会の中学生などの農家民泊の受け入れ家庭として
手を挙げ、農家体験の場として活用しようと思っています。
また、土壁塗りがまだ終わっていないので
土壁塗りワークショップなんかも開催する予定です。
↓この間、お試しということで仲間で塗ってみた土壁。
鬼無里は冬の寒さは厳しいですが、春から秋にかけては
野菜がどんどんとれて食費が少なくて済みます。
食費をはじめ出費を抑えられれば、少ない収入でも
なんとか生きていけるのでは、なんて思っています。
私が生きていければ、「あんなふうでも生きていけてる」と
移住してくれる人もいるかもしれない。
空気も水もおいしいし、四季が自然が残っている!
昔の暮らしが残っている!
こんな素晴らしいことはありません。
慣れないので大変ではありますが、何とかこの良さを
分ってもらうために"鬼無里体験"してもらえればなぁ、というのが
私の活動ですかね。
以上、長文となりましたがこれが私きのっぴーの自己紹介です。
どうぞ長い目で活動ご支援ください!
次回の私の登場は9月2日の予定です。
さぁ、これからピーマンの出荷準備!徹夜かなー。
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子