ピーマン出荷できるかな
2015年7月12日 | 活動内容:農作業 |
こんにちは!鬼無里担当No.3のきのっぴーです。
ずーっと降り続いていた雨がようやく止み、ここ2,3日は快晴!
6月の末から聞こえ始めていたニイニイゼミに加え、
ヒグラシの声も聞こえ始めました。
梅雨も終盤ですかねぇ。夏はすぐそこなのかな?
最近の畑へ出たときのご近所との挨拶は、合言葉のように
「暑いなぇ」「草が伸びちまって、ほぉ、しょうねぇわぇ」
です。私も草取りがまったく追い付きません。
花豆の花が咲いたことは、この間「花豆はどうなった?」で
ご報告いたしましたが、SBCテレビの夕方のニュース番組の中の
「私の撮っておき」でも、私の畑で撮った花豆の写真を
紹介していただきました。その花豆は現在、、、、
↑この辺に伸びている青いものは私の手
あれからまた更にぐんぐん伸びちゃいまして、
アーチの天井に届きました。
今はもう私の手の届かないところに。。。(^^;;)
無事、実になってくれればいいな。
5月の農家民泊の頃に苗を植え付けたピーマン、
その成長過程を追ってみました。
ピーマンを育ててどうするのか、というと
どれぐらいの収入になるのか、私のような道具をほとんど持っていない
非力の素人でも無理せず栽培可能なのか実験を兼ねての栽培です。
農業ド素人のこともあり出荷用でもあるので、苗を買いました。
植えつけ始めは5月末、3校目の農家民泊の中学生に50本を手伝ってもらい
全部で240本、手伝ってもらった50本以外は全部一人で植えました。
苗全部を植え付け終わったのは6月に入ってからです。
田植えと同時進行でした。
午前中はピーマン苗の植えつけ、午後暑い時間帯は田植え。
この本数は少ない方です。一戸の農家で500本以上は植えているようです。
↑公民館だよりに載せる写真を、と言われ、ようやく植え付け終わった
ピーマンを背にセルフタイマーで撮った写真。
ほっかむりを取り忘れ、誰だか判らない状態になってたのでボツ、という
大ボケをかましました。 (その後公民館だより用の写真は撮り直しました。)
全部の苗を植え付け終わって1週間後、6月中旬に差し掛かる頃
ようやくピーマンの花が咲き始めました。これは第一花(ピンボケです)。
ナス科なので、ナスやジャガイモなんかと
花の形というか構造はよく似ているのですが、色は白くて
ナスやジャガイモと比べると驚くほど可愛らしい花です。
濃い緑の葉に映えて、可憐ですらあります。
梅雨入り後、田んぼや畑では周りの草がどんどん生えてくる状態になりました。
雑草にどんどん栄養を取られてしまうし草取りが大変なので
防草シートで被いました。
このころになると花がどんどん咲き始め、一番最初に咲いた花は
何となーくピーマンの形をした小さな実に変わっていました。
でもそれは第一果。ピーマンの幹を太らせるために早めに摘み取ります。
たまたま名古屋から「避暑しに」遊びに来ていた友人に
摘み取りの手伝いをしてもらいました
(全部取ってもらった。ありがとー!)
名古屋は6月中旬の時点でもうサウナだそうです。
ピーマン畑を借りている地域は、夕方、かなり強風が吹きます。
以前、マルチシートを風に剥がされたことがありました。
さらに今年は長雨の日照不足で幹が育たず、出荷が遅れている程です。
私のピーマンの幹もひょろひょろ。
風にあおられて結構な数の株がすっころんでしまいました。
そこで新兵器(?)25cm網目・幅75cmのネットです。
最近はネットで枝を支えるのが主流になりつつあるそうで、
隣のピーマン畑を参考に、教えてももらいながらなんとかかけてみました。
ようやく1段目が張れたところです。2段目も張る予定です。
7月に入る頃には、大きな実がつき始めました。
そのままにしておくと幹が太らないので収穫してみました。
9個収穫。出荷するほどの数じゃありません。
しかもよく見ると大抵傷がついている。幹や何かで擦ったりしたのかな。
重さを量ってみると50g。2Lサイズです。
こりゃしょうがない!自分で食べちゃいました。
食べ方は、丸焼きです。包丁も入れず洗うだけ。。。
(出荷前には十分検査するのですが、万が一のことを考えて
せめて縦に割ることをお勧めします。)
獲れたてのピーマンは種ごと食べられるよ、種、おいしいんだよ
と、ピーマンを作っている地元の人たちに去年教わりました。
以来、獲れたてのハネものピーマンを大量にもらった時は
そうやってざぶざぶ食べてます。獲れたてなので苦味も少なく
私は味もつけないで種ごと食べちゃいます。ヘタは残しますけど。
お醤油たらしたり、チーズのっけたりしたら絶品でしょうね。
ピーマンの幹から伸びてくる脇芽も食べられるそうです。
この間たくさんいただいて、調理方法も教わりました。
(その頃私のピーマンはまだ脇芽も殆ど出てきていない状態)
ベーコンと炒めたりするそうです。
食べてみたら、ホウレンソウみたいでおいしかった!
卵とじにしてみたりお味噌汁の実にもしてみました。
緑のものがないときは重宝しそうです。
初収穫から3日後、程よい大きさのピーマンを収穫してみると
今度は30個。
出荷できるかな、と実をチェックしてみると
うーん、やっぱり半分以上に傷がある。
強い風にあおられたときにでもできたのでしょうか?
傷のないピーマンをサイズごとに分けると、
袋入りパックにできるのは2袋。たったこれだけ。。。
農協さんは、1袋でも引き取る、とは言ってくれたけど、出荷してもなー。
この時も出荷は断念しました。なかなか出荷できないなぁ。。。
それから4日後、収穫してみると今度はカゴいっぱい獲れました。
全部で135個。そのうちきれいな実は、、、なんとか64個!
ヘタを切りそろえ、重さを量ってサイズごとに分けると
Lサイズが一番多かったかな。
2Lサイズ(1個40g以上)の袋が3、
Lサイズ(1個33g以上)が4、
Mサイズ(1個27g以上)が2、の計9袋。
サイズによって1袋の個数・重さ・入れ方が決まっています。
慎重に袋に入れ、今度こそ「出荷」することができました。
返品されないだろうか、クレーム来ないだろうか、
ちゃんと商品としてお店に並んで、
売れ残らずに誰か買ってくれればいいな、
食べてもらえればいいな。心配は尽きません。
天候だって油断できません。去年は冷夏でしたしね。
そして!残ったハネものピーマンどうするか!これも心配です。
しばらくピーマンを大量に食べる日々が続きそうです。
いつか、長野市のF課長やM補佐やM係長にも無理やり
押し付けに行こっと!覚悟しといてくださいね!
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子