ホタル、源平合戦!
2015年7月 1日 | 活動内容:農作業 |
こんにちは!鬼無里担当No.3のきのっぴーです!
(すいません、今回写真少ないです)
鬼無里はちょうどホタルが舞う時期になりました。
国の重要文化財である白髯神社では、毎年恒例の
ホタル観察会が行われています。(7月12日(日)まで、案内は無料)
去年の地震の被害が大きかった地区なのですが、地区の皆さんは
力を振り絞って会を運営され案内ボランティアをされています。
去年私が見に行ったときは雨が降っていたのですが、
少なくない数のホタルが光っていて、雨の中でも楽しめました。
雨の前にはたくさん飛ぶんだよ、とその時教えてもらったので
今年は天気予報をチェックし(鬼無里ではあまりあてにならないんですが)
翌日「雨」の予報となっていた6月30日に見に行ってみました。
余計な光が漏れないよう街路灯に黒い布を被せてあるので
辺りは真っ暗、誰が誰だか分かりません。道もどこが道だか田んぼだか。
案内ボランティアの方は夜目が利くのか、ホタルの出そうなところまで
スイスイと案内してくださいます。
「子どものころに比べたら出なくなりましたね」とおっしゃいましたが
私には十分たくさん飛んでいるように思えます。
ゆーっくりながーく、遠くやすぐ近くを音もなく、すーっと飛んでいく。
これはゲンジボタルのオス。光が強いそうです。
川岸から10匹ほどが飛び立っていきます。
案内の方の服についたのをカメラで撮ってみました。
うまく撮れませんでしたけど、光は分るかな。。。
ゲンジボタルはもう出ているけど、今年はヘイケボタルはまだだとか。
そんな話を聞きながら去年ゲンジボタルとヘイケボタルの両方を
同時に見ることができた"源平合戦"の場所に来てみると、
確かに最初はゲンジボタルばかりのように見えました。
でもよく見れば、強い光のゲンジボタルが飛んでいる下の方に、
ヘイケボタルの少し弱く短く青い光を見ることができました。
一匹見つけられたら、次々見つかりました。
撮ってみましたが、何が写ってるんだか。。。
光が弱くてうまく写せませんでした。(^^;;)
今年も源平合戦を見ることができたぞ!いやー満足満足、と
駐車場のところへ戻ってきたら、他の案内ボランティアの方たちが
「ハナショウブ畑の奥の木のところでも光ってるんだよ」と教えて
くださいました。確かに遠くで光が見える!
その場所まで連れて行ってもらうと、通路際すぐそばで光っている!
光の弱いメスが木に止まっているらしく、
よく見れば木を中心にざっと30匹ぐらいはいるようです。
通路は平坦なので足の弱い方でも無理せず、すぐ近くで鑑賞できる、
いい場所じゃないですか!
聞けばこの辺りの田んぼでも少しずつ耕作放棄地が増えているそうです。
ホタルの数にどう影響するのか、、、
ホタルの幼虫のえさになるカワニナは減ってしまうんでしょうね。
昔から元々いるホタルだけで勝負している白髯神社周辺の環境も
徐々に変わっていってしまうのかな、と思うと、なんとかして田んぼを
守っていく手段はないものか、考えさせられてしまいます。
ぜひ、ホタルの源平合戦を見においでください。
ホタルのはかない命の光(オスは3日~10日の命だそうです)、
運が良ければ乱舞が見られるかも、です。
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子