今度は鬼無里小の子ども達と一緒に
2015年5月16日 | 活動内容:文化・行事 |
こんにちは!鬼無里担当No.3のきのっぴーです。
ミズバショウの咲く奥裾花自然園に、
今度は鬼無里小学校の子ども達と一緒に行きました!
早朝は雨が降っていたのですが、奥裾花自然園に出発する頃には
すっかりあがり、暑いぐらいのいいお天気になりました。
鬼無里小学校では"信州型コミュニティスクール"「きなさっ子学園」を運営し、
地域人材や地域教材を取り入れた学習活動に力を入れています。
今回の遠足もその一つであり、地域の人の案内で地域の財産を
子ども達に知ってもらう、自然に触れ合ってもらう、という
取り組みなのだそうです。
子ども達は三つの班に分かれ、私は3班に入れてもらいました。
ガイドを務める地元の方が、モリアオガエルが卵を産む池のことを
説明してくださっています。
その池ではクロサンショウウオも産卵していて、卵を観察できました。
大きなブナの幹に何かが点々と付いている。
クマの爪痕だそうです。上まで登ったのかなぁ?
子ども達も爪痕に自分の手を当てて、「こうやって登ったんだ。。。」
クマの足(というか、手?)の方が、子ども達の手より
はるかに大きいんですけどね。
一度は手を当てて比べてみたくなったり
登ってみたくなったりするようです。
この木は朽ちているのですが、かろうじて年輪を数えられました。
森林組合さんによると樹齢80年ぐらいあるそうです。
今池湿地をぐるっと回っていくと、みんなが口々に「あ!いた!」
なになに?何が見えるの?
池の中をのぞくと、暫くしてシュッと黒い影が!魚??
「あ!あっちにも!」魚はイワナだそうです。
どうやら子ども達はイワナの姿が見えるようで、次々見つけます。
私も何とか写真に!ちょっとわかりにくいですけど。。。
3班のガイドの先生が、ミズバショウとヨシの関係について説明してくれました。
そうするうちに、今度は根明けと芽吹きのブナの森へ。
新緑が輝いて見えます。
歩くと暑くなるのですが、現地はまだ雪が融け残り、
天然クーラーが利いた状態。日差しが強くてもさほど苦労しませんでした。
今池湿地・こうみ平湿地を廻った後、お昼を食べ、
奥裾花自然園を後にしました。
途中、土倉文珠堂にも立ち寄りました。
11月の地震の影響なのか、この冬の大雪のせいなのか
文珠堂が少し傾いてしまったようです。石の灯篭も一基倒れていました。
すぐ脇の朝日社はもっとひどく、ガイドの方たちや先生方も
「これは。。。」と絶句する状態。
それにしても子どもたちはここでも元気で、
文珠堂の急な階段をあっという間に登ったり、
舞台の縁の下に潜っては、砂をあらけて
「ハッコいるかなぁ」と夢中で探したり。去年はいたんだそうです。
え?ハッコって何かって?
このあたりの方言だそうで、「アリジゴク」のことを指すそうです。
私も思わず「ハッコって何?」と子供たちに聞いて、教えてもらいました。
また来年も見つかるといいね。
子ども達と一緒に歩いて、面白い物の見方や発言に
思わず笑みがこぼれることの多かった一日でした。
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子