早朝のお祭り屋台
2015年5月 4日 | 活動内容:文化・行事 |
こんにちは!鬼無里担当No.3のきのっぴーです。
今回は鬼無里神社のお祭りのうち、
早朝行われる屋台の引出の様子を紹介します。
普段は北村喜代松作の貴重な彫刻の資料として
「鬼無里ふるさと資料館」に格納されている屋台ですが、
鬼無里神社のお祭りの日は朝6時に、
地区の人たちの手によって資料館から引き出されます。
現役で使われているのです。
朝日に揺れる屋台。精巧な彫刻が生き生きとして見えます。
私個人の意見としては、こういう素晴らしい屋台こそ
実際に使って人の目に焼き付ける、
特に子供には"本物"に触れて目にしてもらうことが
いいことなんじゃないかな、と思います。
昼間のお祭り本番と違って人は少ないですが、
ちゃんとお囃子もありながら資料館から公民館まで引き出されます。
朝日の当たる中、荘厳な雰囲気すらあります。
道中、電線や街路灯に引っかからないよう、屋台の高さを下げたり
電線を持ち上げたりしながら進みます。
信号も青信号で進みます、というわけにはいきません。
屋台が重くて、そう簡単には止まれません。
写真を撮った時たまたま青信号だったのです。
信号を過ぎると下り坂、ここからは後ろに綱を引っ張り、
ブレーキを掛けながら進みます。
あー!!前が上がりすぎて電線に引っかかっちゃう!
必死で前の方に体重を掛けます。前の人、浮き上がっています!
そんなこんなで、7時過ぎにようやく公民館に到着。
到着してからも、屋台を回転させた後、支える台を入れるのに一苦労。
「せぇーの!」の掛け声で、中にお囃子の人数人が入ったままの
重い屋台を全員で持ち上げて、支えの台を下に入れます。
後ろの台から先に入れないと前の台が入らないとか。
コツがあるんですね。
地元地区の人足や来客があって、
お祭り本番は参加できなかったのですが
朝日に揺れる屋台を間近で見るのは、
やみつきになりそうなほど、なかなか良いものです。
来年はもうちょっと早起きしよっと!
(6時10分に到着し若干遅れて見学したきのっぴーでした。)
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子