【大岡】福寿草の観察会
2015年3月30日 | 活動内容:移住・交流 |
大岡地区の鈴木です。
この数日ですっかり雪がなくなり、雪解け早々咲く花、福寿草が見頃を迎えています。
先日、私が住んでいる中牧区の有志の方の企画で、地域の自然と福寿草の観察会が開催されました。
百体観音、蟻ヶ城跡、山神様と湧水地、水生植物や昆虫の生息地、北信五岳と棚田が見えるビュースポット、陶芸家の方の穴窯など、徒歩数分の範囲内に、今まで気づかなかった、知らなかった魅力がたくさんあったことにびっくり、そして感激。
地域に昔から住んでいる方々のお話を聞きながら、ゆっくり歩いて回りましたが、歴史の話、子供の頃の話、植物の話など、あちこちで話が盛り上がり、なかなか前に進みません。
そしてメインの福寿草。
ここに住む方が、何年もかけて手入れをし、ここまで増やしたとのお話。
大岡ではどこでも見られ、市街地のタンポポのようによくある花ですが、ここまで広範囲に群生していると圧巻で、歓声があがります。
福寿草、棚田、アルプスの競演。
大岡に住んで一年を迎えようとしていますが、この日の体験で、自分の住む地区がぐっと身近に感じられ、愛着が沸きました。
隣の地区から参加された方も、大岡で生まれ育ったけど来た事がなかった、こういうのをもっとやりたいよね、という意見や、移住者の先輩も、10年も住んでて知らなかったことばっかり、と喜んでいたり、それぞれ収穫があったようです。
私も普段見過ごしていたこと、見えていなかったことがいかに多かったか。
昨日と今日とで、見える世界が変わってくる、地元を歩くのが何倍も楽しくなる、そんな感覚に興奮し、その夜はなかなか寝付けなかったのでした。
ちなみに自然が豊かな大岡では、春から秋にかけてたくさんの種類の花が見られ、夏にはスーパーの産直コーナーに野菜に負けないくらい様々な花がずらりと並びます。
寒暖差があるので花の色も鮮やかで、東京の花屋さんで同じ花を見ると、色褪せて見えてしまいます。
大岡の人達は、男性も女性も花が好きな人が多く、生態にも詳しくて、○○が咲いたら□□を植える、なんて目安にしていたり、田畑の隅に花を植えたり、私もお花を戴いたことが何度もあります。
生活の中に身近に花があるのが、ホントに素敵だな~といつも思ってます。