古民家を生かすために7・8
2015年2月 5日 | 活動内容:移住・交流 |
こんにちは!鬼無里No.3のきのっぴーです。
携帯を洗濯機で洗ってしまい、かなりへこんでいますが、
古民家再生の「空家+移住+セルフビルド」の続きです。
【ご注意!】
スイマセン、またまた最後の方に要注意写真を載せてしまいました。
今度はネズミのミイラです。
苦手な方は自主回避をお願いいたします。
1月26日と2月2日にワークショップがあり、
その模様はNPOまめってぇ鬼無里の「iju-project」にも
掲載されていますので、そちらも併せてご覧ください。
1月26日はロケットストーブ作成にいよいよ取り掛かりました。
材料は時計型ストーブ、煉瓦、ペール缶などなど、
ホームセンター等で手に入るものばかりです。
ただ、そのままでは繋げられないので、穴をあけたり切ったりが
必要です。缶と管をつなげるなんて、やったことない!
DIYに詳しい方には見慣れた道具でしょうが、
サンダーやリベットなんて触ったことなかったです。
この部分が燃焼室(薪をくべて燃やすところ)になります。
時計型ストーブに穴をあけ、ヒートライザーにつなげる管を
リベットで繋げているところです。
ヒートライザー(2次燃焼室、上昇気流で引っ張り上げた熱や煙を
冷まして下降させることでストーブ内に行き渡らせ、ストーブ周囲の
空気を暖めるところ)を作っています。
ペール缶の内側に、ちょうど良い大きさになるように丸めた
金属の板を入れ、その内側にステンレスの管を通しています。
ペール缶の隙間には、蓄熱帯となるよう土を詰めます。
この回のワークショップはここまでで時間切れとなりました。
このロケットストーブでは調理ができるよう作ってくれるのですが
出来れば薪の熱を使って温水給湯できないか、と
贅沢な相談をしてみました。
この西京のおうちの水道はとにかく冷たくて、
食器を水洗いしているうちに手がじんじんしびれて
感覚が無くなります。
土間には洗面台もあり、水はそこから取れそう!
でも問題がありまして、ロケットストーブが高温になりすぎるため
配管の中の水が沸騰したとき、水蒸気を逃がさないと破裂するかも、
そして蛇口をひねったとき熱湯が出てくる危険も!
この問題をどうやって解決するかを、話し合ったり、飯縄高原まで
ATO式薪ボイラーを見に行って参考にしたりしました。
ロケットストーブの燃焼室とヒートライザー、煙突をつなげ
減圧弁を取り付けストーブの周りにぐるぐる巻き付けた
ステンレス管に水道の水を通して実験しました。
ここ数日、気温が-10℃を下回ったらしく、
トイレや洗面台の蛇口が凍って水が出ないことしばしば。
他が凍っても台所の水道は凍っていなかったのですが、ついにその
最後の砦の台所の水道も凍ってしまう程でした。
でもロケットストーブを焚くと、コンクリート下の配管の中の氷が
解けるのか、細々と水が出てくるんです。
そして2月2日のワークショップ時には、下記の状態。
火を焚いて蛇口をひねり、お湯が出てくるか。。。
私も蛇口のお湯に触ってみました。ちょうどいい湯加減!
私の次に触った人は「あちっ!」と言っていました。
温度が一定で出てくるわけではないので、私の次の人は
運が悪かったんでしょうね。
それでも、手作りで給湯もできそうなことに感動!
【お知らせ】 ネズミはまだまだです。
あとはストーブを固定させる準備です。
一方、中間(居間)の断熱の方も着々と進んでいまして
前回合板で床下を覆ったところに根太として木材を打ち付け
藁を敷く前に、いったん床板を置いてみて不揃いなところを
切ってもらいました。
藁は何とか融通してもらい、新兵器(↓、少なくとも私には
新兵器に感じる)でザクザク切ります。床の断熱にも土壁にも
ストーブ周りの土にも混ぜて使います。
最初は全然切れなかったのですが、今はちょっとなれたかな。
で、この次ネズミです。
1月26日のワークショップ時に、なぜか囲炉裏の土の中から
ネズミのミイラが!大きいのと小さいのと、2体です。(写真ピンボケ)
この間のイタチに続き、またもやミイラ!
もうミイラはそんなにいらない。。。
次回のワークショップは2月9日、続きはまた!
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子