【大岡】豆腐を可愛がってやった~その1~
2015年2月 3日 | 活動内容:商品開発・販売 |
こんにちは。
布団を中心に着々と行動半径が狭まっていく、大岡担当・飯島です。
ついに髭剃りまでもが枕元に。だって寒いんだもん。
しかし、世の中には寒くないとできないこともあるんです。
そのうちの1つ、凍み豆腐作りを教わって参りました。
弱っちけりゃ強くなれ!
私の活動テーマである"大岡の豆腐"。これがすさまじく美味しい。
ですが、どんなにすごいヤツにも必ず弱点というものが存在します。
豆腐最大の弱点といえば、なんと言っても"日持ちしない"こと。
すぐヘタるなんて、甘ったれてるんですね。
これを克服させるために、厳しい鍛錬をさせる。
これが凍み豆腐作りの極意です。
寒稽古、開始!!
途中までは通常の豆腐と同じく、グラインダーで挽いた豆を釜で煮て、豆乳を絞ります。
普通ならこのままにがりを入れてゆっくりとなじませるのですが―
ここでなにやら不穏な竹製の棒が登場。
(先が細かく分かれてる)
―男子校時代、初めての体育の授業で担当教諭が竹刀を持って現れた日のことを思い出しました。。
すると、我が親方。
にがりを投入したかと思うと、いきなりガシャガシャにかき混ぜはじめるではありませんか!
(おまえなんかこうだっ!こうだっ!)
呆然と見つめるなか、力なく沈んでいく細かい粒子たち。
沈殿して凝固が始まり、これで終わるのかと思ったのも束の間。
親方「・・・もう一度だ。」
ガシャガシャガシャガシャ!!!
せっかく固まり始めた豆腐がーーー!
もうやめてあげてーー・・・!!
これで豆腐になるのか?というくらい、ただのペーストになってしまったおぼろ。
これを箱に入れ、重石を乗せて脱水します。
十分に水分が抜けたところで切り分けると―
(なにー!?)
つ・・・強い・・・っ!
なんだこの硬さはっ!
厳しい稽古の末、頑強な身体を手に入れた豆腐。
しかし、親方の愛のムチは止まりません。
5~7mmくらいの薄さに切り刻み―
平たい竹のザルに並べたかと思うと―
2月の寒空の下に放り出す!
(今日は晩メシ抜きだっ!!ピシャッ!)
もう・・・もうやめてあげてーーー!!
我らが豆腐はどうなってしまうのであろうか?
続く―