古民家を生かすために6
2015年1月31日 | 活動内容:移住・交流 |
ご無沙汰しております!鬼無里No.3のきのっぴーです。
【ご注意!】
ページの最後の方にイタチのミイラの写真を掲載しています。
苦手な方は自主回避をお願いいたします。
ようやく大寒を過ぎ、ここが寒さのピークなんですかね?
寒さキビシイ!!手や足に針で突き刺してくるような痛い寒さなんて、
愛知にいたころは全く感じたことないです。
それでも、日差しはすっかり春のように強くなったのを実感します。
寒さで動きが鈍く(^^;;)、ようやくブログも更新します。
古民家再生の「空家+移住+セルフビルド」の続きです。
NPOまめってぇ鬼無里の「iju-project」にも記事がありますので、
そちらも併せてご覧くださいね。お申込み・お問い合わせも
まめってぇ鬼無里で受け付けています。
1月19日(月)はロケットストーブの構造についての勉強会になりました。
この間見せてもらったTLUDとは少し形は変わりますが
「少ない薪から効率よく熱を取る」とか「手作りできる」とか
「完全燃焼させるので煙が少ない」というメリットは同じです。
↑火が見えているところの後ろにあるペール缶が
ヒートライザーになっていて、上昇気流で空気を吸い上げることにより
手前の燃焼室の下(写真では小池さんの手が薪を入れている場所)から
空気を吸い込み、その時にロケットの排気エンジンのような
「ゴォォォォー」という音がするので「ロケットストーブ」という
名前なんだそうです。そんなに大きな音じゃなく、
石油ファンヒーターと大差ないぐらいの大きさです。
ヒートライザーにかぶせてある缶を外して、上から見たところ。
このロケットストーブは、たまたま作った人の好みというか加減というかで
薪を入れる場所(左の管の部分)が小さいのですが
火力は十分強く、煙もさほど出ません。
右の煙突から天井に向けて排気していますが、透明な空気が出ていて
煤もほとんど出ていないようです。
ほんのちょっとしか薪を使っていないのですが、周りは十分暖かい。
ブログを更新しなかった間にも、作業は着々と続けられていまして、
まずは囲炉裏のある中間(居間)の床からの冷気を何とかしよう、
ということで、床の断熱工事(?)にいよいよ取り掛かりました。
床板を剥がしていきます。
囲炉裏の周り。下に石が積んであります。
翌日も着々と工務店のように仕事を!
丸のこの使い方を教えてもらっています。
うかつに扱うととても危険なんだそうです。
床板をどけてみると、いろんな面白いものが出てきまして。。。
鶏をここで飼っていた形跡があるそうです。床下で???
と、驚いていると、長野出身の方々は「そういやぁおばあちゃんち、
昔は床下で鶏飼ってたわ」。えぇ!?そうなんですか!?
なぜ床下で鶏を?早朝、床下からコケコッコー!って
うるさくなかったんでしょうか?
床下の空いた空間を有効利用して飼ったんでしょうね。すごいなぁ。
えー、イタチはまだです。この次の次です。
木の製材も、現在のようなまっすぐの製材じゃありません。
釿(ちょうな)での製材なのか、はつった後が
まるで木食散居の仏像の彫り跡のようです。
そして、あ、この次イタチです。
なぜか、鶏小屋の近くにイタチと思しき小動物の首のミイラが
落ちていました。鶏を狙ってきてたのかなぁ。これもびっくりです。
中間(居間)の床の一番下となる合板が張り終わりました。
みんなよくやってくださいます。この週はここまで。
次の回1月26日はいよいよロケットストーブ作成に挑戦です。
この続きはまた。
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子