「どんど焼き」作って、巡って、焼いてみた
2015年1月12日 | 活動内容:文化・行事 |
こんにちは!鬼無里No.3のきのっぴーです。
お正月が過ぎれば、七草粥、鏡開き、成人式、そして「どんど焼き」!
長野県内でも各地でどんど焼きをするのでしょうが、
鬼無里は1月11日に各地区の「どんど焼き」が集中していたようです。
私は自分のいる松原地区のどんど焼きに参加しました。
写真やテレビでしか見たことなかったので、
準備のところから覗いてみました。
作ってみた
去年の地震で土台にひびが入り全壊指定を受けた松原公民館。
松原地区は鬼無里の中でも地震の被害が大きかった箇所です。
去年刈っておいたカヤを軽トラに積みます。
いつもの年より倍以上刈っちゃったらしく、軽トラ4台分。
会場は個人の畑!積もった雪を除雪して人が入れるようにしています。
どんど焼きの土台に細い木数本を組み付け、カヤを寄せていきます。
寄せたカヤを藁縄でギュッとまとめます。これを繰り返す。
すでに2基作ったのですが、まだカヤが大量に余っていたので、
3基目は2段にしてさらに大きく!
あ、区長さんコケた。実は区長さん、この5分前にもコケました。
お正月に使ったしめ縄や正月飾りを飾り付けます。
完成!なかなか立派です!
火をつけるのは4時、それまでの間、鬼無里の他の地区はどうなのか
時間が許す限り、見に行ってみました。
巡ってみた
西京は2基。中心に大量の木が組んである。
裾花地区は1月10日にやったんだそうです。一日遅かった!
積善も2基。間に渡した縄の向こうに白髭神社。
財又地区。こちらも2基。河原でやるんですね。
蓬平バス停前。蓬平地区なのかな?
こちらは山大の南地区。2時からだったんだそうです。
雪がどんどん降ってきたので賢明だったかも。
山大・大沢地区。ここは道祖神に麻柄で家を作るのが特徴。
どんど焼きで家は一緒に焼いてしまうそうです。
かわいらしい道祖神の、ほんの数時間のおうちです。
これは活性化センターのすぐ隣。仲町かなぁ。
全部は回れなかったんですけど、地区ごとに特徴があるんですねぇ。
焼いてみた
4時になりました!松原地区のどんど焼き、火入れです。
他の地区もほとんど4時開始!
役員挨拶。地震の影響で、今年は松原・松島地区合同開催
なんだそうです。お酒やジュースで乾杯。
いよいよ点火。雪でなかなか火が付かなかったのですが、
燃え始めたらあっという間。
書初めをかざします。少し火が付いた状態で上昇気流に乗せ
遠くに飛ばして燃え尽きさせるのが上手い焼き方。
字が上達するんだそうです。知らなかったー!
ただ焼けばいいんだと思ってた。
するめ焼いてます(緑の〇)。固かったけど焦げ目がおいしかったです。
おもちはすぐ丸焦げになっちゃうので止めたんだそうです。
とうとう一番大きなカヤ積みに火入れ。
大人のようになかなかうまく飛ばすことはできなかったけど、
子供たちも熱い熱いと言いながら書初めをくべます。
今年は地震や土砂崩れのような災害はやってきませんように、
そして、再生への祈りを込めて。
どんど焼きが終わった後は、松原神社へお参りに行きます。
以前は道の途中の道祖神にもお参りしていたんだそうです。
やっぱりどんど焼きは道祖神が関係しているんですかね。
愛知にいたときは、「どんど焼き」をやっている地区は
近くにはなかったです(あったのかもしれないが知らなかった)。
そういう習慣がもう無くなっていたんでしょうね。
こういうどんど焼きやお祭りのような習慣が残っている地区は、
団結が強いような気がしています。
これがいざという時、災害などの困難を乗り越えていく力に
なるんじゃないかな、と。
残していきたい習慣、文化です。
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子