【大岡】道祖神の注連縄(しめなわ)作り
2014年12月10日 | 活動内容:文化・行事 |
大岡地区鈴木です。
初めての長野の冬、帰宅すると室温がマイナスの日が続いています。
乾いた冬の空気で、雪化粧した北アルプスがくっきりと美しく見えます。
大岡を象徴する伝統文化の一つ、芦ノ尻地区にある、わらの道祖神。
わらは、お正月飾りの注連縄(しめなわ)を各家から持ち寄って飾りますが、そのしめなわを地区のみなさんと一緒に作りました。
道祖神は豊作祈願、無病息災の守護神ですが、米作りが盛んなこの地域で、米を収穫したわらを使って作るのが特徴的です。
全国的には石の道祖神は多くありますが、わらのものは珍しく、最初見たときはそんな好奇心と、愛嬌のある表情が面白いなあ、という感想でした。
私達も4月から米作りを苗作りから収穫まで取り組みましたが、初めての作業や天候に翻弄されに四苦八苦し、やっとこぎつけた収穫の喜びと共に、お米への思い入れが深まり、価値観も変わるような経験をさせていただきました。
そんな自分達のわらで、この春からの自然の恵みに感謝しながら、迎える新年に向けて飾りを編むと感慨深く、道祖神を見る目も変わっていたことに気づきました。
今も昔も、そんな一年の思いを込めて、皆わらを編んでいるのでしょうね。
この道祖神まつりが、飲料メーカーのダイドーさんの「日本の祭り2015」というプロジェクトで紹介されています。
http://www.dydo-matsuri.com/list/ashinoshiri/
年明け1月7日には、この日作った新しいわらで道祖神を飾り付けます。
暖かいお味噌汁のふるまいもあるとのことなので、平日ではありますが、年に一度の貴重な行事、大岡に見にいらっしゃいませんか。