Road to Hunter ~狩猟免許試験~
2014年10月15日 | 活動内容:その他 |
大岡地区、飯島です。
先月の中頃-
(やられた・・・)
一部ですが、我らの可愛い可愛い大豆さんを食っていきやがった輩がいたのです。
今や大岡じゅうの田畑という田畑は電柵で囲われ、人々は野生動物の影に戦々恐々としながらの生活を迫られています。
今こそ!我ら人間の力を見せつけなければならぬのです!勝負だゾ!
ということで、狩猟免許試験を受けることにしました。
初心者講習会
県では、狩猟免許試験受験者のために初心者講習会を開いています。
10月1日(水)、これを受けに合同庁舎へ向かいました。
さっそく会場でテキストと問題集を入手。
(い、意外と分厚い・・・)
さて、今回私が受けたのは『わな猟』の免許です。
(ほかには銃猟と網猟があります)
会場を見渡すと、50~60人くらい?の受講者。
想像ではコワモテのおっちゃんばっかりかと思ってましたが、けっこう若者や女性もいるじゃないですか。
(ちなみに狩猟免許持ってる若い女性って、なんかこう、イイよね。・・・俺だけか?笑)
午前中は、知識試験に向けた座学の講義。
「ほー、ニホンリスとタイワンリスは耳の大きさで見分けるのか~」
とか
「ふーん、イノシシ用のわなに間違って掛かったツキノワグマは、速やかに放すことが求められている(!!)のか~」
などと、なかなか面白い内容であっという間に終了。
午後は、実技試験のための演習。
狩猟鳥獣の判別や、わなの架設講習がありました。
終了後の数日は、7日の試験に向けてお勉強。
出張先の電車移動中もテキストをパラパラ。
(通勤ラッシュの山手線で狩猟免許のテキストをめくるのって、ちょっと恥ずかしいのと、わけのわからない優越感みたいなのがあってフクザツだな。あぁそうだよ、自意識過剰だよ!)
試験当日!
そんな思春期男子みたいな(笑)1週間を過ごし、10月7日(火)いよいよ本番。
視力・聴力・運動能力の適性試験と知識試験は難なくクリア。
そして緊張の実技試験!
狩猟鳥獣判別や適法わなの判別試験を華麗に突破し、問題の架設試験に突入です。
私は"くくりわな"を選択。
制限時間5分。焦りながらも慎重に組み立て開始。手が震えるっ。
ー数分後
うん、よし。大丈夫だろう。講習で口すっぱく言われた"標識"もちゃんとつけたぞっ。
「架設完了しました!」
試験官は猟友会のえらい人。さぁ、結果は・・・
「・・・不合格っ!!」
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・あ。
あーやっちまったー!最後に留め金外してねぇ~~!
(この留め金がロックされっぱなしだった・・・。)
終わった・・・?どうなっちゃうの俺?
県職員「実技試験は70点以上で合格。架設不十分は20点減点。他はパーフェクトだから一応点は足りてるけどね・・・」
「けどね」?・・・やっぱダメなんですか?
試験官「・・・追試!!」
追試!まさかの追試ですって!よかった~~助かった。。
結局、最後残ってもう一回やって合格いただきました。もちろん今度は完璧でしたよ。
最後に猟友会の方から
「試験は合格。だけど次からは、イノシシが、シカが、試験官だ。彼らが合否を判定するんだ。彼らの判定は厳しいぞ」と。
野生相手に生の現場をくぐり抜けてきた、現場の漢の厳しさがそこにはありました。
カッコいい。俺も頑張ろう。