砂鉢山で紅葉狩り
2014年10月20日 | 活動内容:文化・行事 |
今回は10月19日に参加した「秋の荒倉山(砂鉢山)登山」の
様子を紹介します。
鬼無里観光振興会が主催する秋のトレッキングも
今年はこれが最後となると思います。
砂鉢山は戸隠と鬼無里に跨る標高1,432mの山です。
私は頂上まで登るのはこれが初めてです。
この日の気温も前日(一夜山)と同様、長野市は最低気温3℃!
鬼無里はさらに低かったでしょうね。
戸隠側の紅葉橋付近の登山口まで向かいました。
今回は縦走ということで、帰りは鬼無里の
山大(やまだい)地区の宮崎という所に下ります。
そしてまたマイクロバスで支所まで送ってもらえるという、
至れり尽くせりの登山です。
2班に分かれて山を登り始めました。
登り始めてすぐ現れたのは、「手掘りのトンネル」。
(私のいた班に付いてくださった鬼無里住民のガイドさん曰く)
↑これ、昔の人が手で掘ったなんて。。。
いつものトレッキングのように思っていた私は
この後、これまで行った柄山峠や一夜山とは全く違う
砂鉢山の魅力を堪能することになりました。
<参加者の皆さんの声>
「起伏に富んでいて面白いね」
「山に登るならこれくらいでなくちゃ。。。」
「一人では登れないねー。みんなと一緒じゃないと」
「ガイドさんがいないと迷っちゃうかもね」
そうです、想像していた「トレッキング」というより「登山」
(に思えました、少なくとも私には)。
↑ 分り難いけどかなり急斜面です
登ったかと思えば下り、また登り、、、
山頂にたどり着くまで「鎖場」と呼ばれる
急な斜面が何か所も。。。
←ロープを頼りに降りてます。
両手両足を使ってボルダリングのように
木の根や岩のちょっとしたとっかかりを使って
登る箇所があったり(さすがに写真は撮れなかった)、
「こりゃちょっとした蟻の門渡りだ」というような
下を見たら思わずヒャーと言ってしまうような
100m下まで切り立っている細い道もあり。
なかなかスリルを味わえる冒険でした。
そして、ときどき見ることができる紅葉の美しさ!
一夜山とは1日違うだけなのですが、ぐっと紅葉が
進んだように思え、とてもきれいでした!
皆さんも思わず「おお!」と声を漏らすことしきりでした。
←倒木の下もくぐります
山頂にどうにかこうにかたどり着いた私たちを
待ち受けていたのは、素晴らしい眺めでした。
槍ヶ岳、そして噴煙が上がる御嶽山も見えました。
↑ズームで撮影。小槍もしっかり見えます。
湧き上がる噴煙の高さが刻々と変わる御嶽山。
まだまだ噴火は終わらないようです。
亡くなられた方々のご冥福を祈らずにはいられませんでした。
山頂で昼食を取った後、ガイドの金丸さんから
「さあまた、いくつも登ったり下りたりしますよ」
昼食の休憩中、足がつった方がいらっしゃいました。
どうしたものかとおろおろしていると、K製薬の
「コムレ○○」なる、いかにもこむら返りに
効きそうな薬を持っていらっしゃる方がおりまして、
その薬で痛みが取れて歩き続けられたようです。
即効性なのだそうです。
薬効もさることながら、K製薬の直感的な
ネーミングセンスにも驚きました。
ロープを伝って斜面を下ります。
私は後ろ向きじゃないと降りられませんでした。
見晴らし台にたどり着くと、昨日登った一夜山が見えました。
ここからの景色も素晴らしく、みんな
それぞれカメラや携帯で撮影していました。
←前日登った一夜山。
見晴らし台から先はほとんど下りばかり、ひたすら下ります。
粘土質で滑りやすく、私も2,3度ツルッと滑りました。
でもみんなで歩く山の中は、とても楽しかったです。
お天気も最後まで崩れず、「とても珍しいことだ」と
皆さんおっしゃっていました。
宮崎の登山道口に降りると急に目の前が開け、
山岳地帯から急に集落に出たような
おもてなしの手打ちのお蕎麦、そしてブルーベリーの
手作りケーキ、とってもおいしかったです。
皆さんも「おいしいー!」と思わず声をあげていたほど。
え?写真?? ないのかって??? やっぱり気付きました?
「お蕎麦のびちゃう」と思って急いだので、
どうしても見たい方、味わいたい方は来年ぜひご参加ください!!
鬼無里観光振興会のイベント情報にも開催日程が掲載されます。
定員があるので、お早めに!
奥裾花自然園も今年の紅葉は見事であろう、という噂です。
残念なことに、今年は奥裾花ダム手前の土砂崩れで
奥裾花自然園が休園となり、
一般の私たちは見に行くことができません。
でも!鬼無里の魅力は奥裾花自然園だけではありません!
奥裾花自然園以外の魅力をもっと発掘・アピールしなければ、
ということで、鬼無里観光振興会でも鬼無里の自然を直に
味わえるトレッキングにも一層力を注いでいると思います。
私もできるだけ参加し、ゆくゆくは鬼無里の自然を紹介できるように
長野市地域おこし協力隊(鬼無里) 木下 恵美子