【大岡】刈る者と刈られる者
2014年10月 8日 | 活動内容:農地活用 |
大岡地区、飯島です。
ついに。
この日が訪れました。
米を作る者にとって、その年の集大成ともいえる瞬間。
そう、稲刈りです!!
農の喜びのすべてが詰まっているといっても過言ではない収穫のとき。
しかし、相手は1反3畝という広大なフィールド。
生半可な気持ちでは、到底太刀打ちできません。
そこで我々はある手法を使って、これに対抗すべく立ち上がったのです!
文明の利器登場!!
さすが日本人。伊達に2000回も米作ってません。
先人たちが生み出した知恵にすがろうじゃありませんか。
いつもご指導いただいている農家さんのお手本。
あれよあれよという間に、稲の束を並べていきます。
これさえあればきっと楽勝っ!
さぁ、やってみよ~!!
・・・あれ?
ちょっ・・・これ・・・おい・・・見た目とちがってすげームズいぞ!
ちょっと進むと先頭が持ち上がって暴走し、
水切用の溝へタイヤをとられては倒れかけ、
まっすぐ進まずに容赦なく隣の列へと侵入し、後でやるはずのとこまで刈っていってしまうではないかよ!
我ながら、己のセンスのなさに度肝を抜いてしまったぞ。
ヘルプ、ミー!
すぐさま、農家さんに教えていただく。
まっすぐ進むための機械の支え方。
右のアクセルと、左の刈るレバーの切り替え方。
旋回時の機械の傾け方と、バインダーを支点とした体の回り込み等々。。
一度にやること多いなこりゃ。
なかなか難しい・・・が、おもしろい!
特に旋回がちゃんとできたときの"攻略した感"はハンパじゃないっす。
まさに稲の列と戦ってるイメージ。刈ってますぜ俺!的なね。
最終兵器は"人手"
と、私が時間を掛けている間に、すでに空いたスペースには"はざ掛け"用の足と棒がセッティングされているではないですか!
刈った稲をこの棒に掛けて干すことを"はざ掛け"といいます。
稲を刈り終わってホッとしたのも束の間。この作業がま~~あ大っ変!
地面に落ちてる稲の束を拾い、7:3くらいに分けて棒に掛けていく作業のエンドレス。
次第に握力が落ち、注意力が散漫になり、精神が刈り取られていくのがわかります。
しかしこの日、我々隊員には強力な味方がついていました。
応援部隊のみなさん!
最初は「いつ終わるんだよ・・・」と思っていた量の稲も、気がつくとすべて掛け終わっていました。
応援部隊の皆様がいなければ、絶対今日中に終わらなかったです。
本当にありがとうございました。
最後にビニールシートを掛けて完了!
これを家族で毎年行っている農家さん。本当にすごいです。
農業の楽しさと厳しさがぎっしり詰まった1日になりました。
さぁ、次はいよいよ最終段階、"脱穀"だぁ!