【大岡】~人類 vs 蛾~ (虫閲覧注意)
2014年9月26日 | 活動内容:共同維持作業 |
大岡地区担当隊員、飯島です
今年の初夏のこと-
長野市近郊を震撼させた、ある出来事が起こります。
「なんだこれは・・・」
(うじゃうじゃ)
何年かに一度訪れるという、マイマイガの幼虫大量発生!
どこもかしこも毛虫、毛虫、毛虫・・・
植物と名のつくものは、野菜といい、小麦といい、果ては我らの稲にまで!我が物顔で蹂躙して去っていきました。
しかし、ホントの悪夢はこれからだったのです。
-数ヵ月後
親、大発生!
壁といい、天井といい、車といい、ありとあらゆるところに卵を産み付けて去っていきました。
(写真がないのが残念です)
このままでは、来年もヤツらがいっぱいでてくるゾ・・・
このピンチに、ついに長野市が立ち上がりました。
本日、9月26日。市有施設のマイマイガ卵塊一斉駆除デー!!
市内各地区で、一斉にヤツらの卵の掃討作戦が行われたのです。
まさに、脊椎動物の頂点:人類と無脊椎動物の頂点:昆虫による(農の)存亡を賭けた闘い!
普段、基本的に行政の仕事にはタッチしない我々協力隊員ですが、
「これをせずして、なにが地域おこしじゃー!」ということで、参戦してまいりました。
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【完全武装!!】
(じゃーん!)
-なぜこんな格好なのか?
マイマイガの成虫は産卵のとき、多数の卵を壁面に産みつけ、自分の体毛(鱗毛)で覆って保護しています。
これをこのようなカットしたペットボトルでそぎ落とすのです-
(高いところは棒をつけたやつで。斜めにカットしてあるのが肝)
-が、そのとき
"卵を覆っている成虫の鱗毛が、粉塵となって襲い掛かってくる"のです・・・!
これが目鼻に入ると粘膜を攻撃しえらいことに!
これを防ぐため、ゴーグル、マスク、手袋の着用をお勧めします。
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【さて、作戦を開始しましょう】
(人類よ、これがマイマイガの卵塊だ!)
支所の外壁や駐車場の天井など、高いところ中心に駆除していきます。
蛾の鱗毛といってもなめてはいけません。けっこう丈夫。
ガシガシとやらなければならず、必然的に砕けます。
そして舞い散る鱗毛。降り注ぐ鱗毛。陽光に輝く鱗毛・・・
(ゴーグル、マスクしてきてよかった。。)
だがしかし、敵もさるもの。
遠距離からのペットボトル攻撃が届かない、変な角っことかに産み付けてあったりして。
そんなときは棒なしペットボトル&脚立の出番!
(接近戦!)
退治した卵塊は、地面に埋めるか、ビニール袋に入れて燃えるゴミへ出します。
1時間半ほどかけて、掃討作戦終了!
この何百倍もの卵が山ん中に眠っているかと思うと・・・
(どうせ散らかるから片付けなくていいじゃん!と開き直る子どもに悩む親の心境)
みなさま、お疲れ様でした!!
詳しい駆除方法についてはこちらを参照↓
http://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/kankyo/91838.html