小田切ブランド エルダーフラワー
2018年11月 5日 | 活動内容: |
エルダーフラワーを育てる人、商品を作る人、売る人、買う人等々、エルダーフラワーに携わったすべての人々がTotal Winとなれる関係づくりを目指して
2016年1月以降、地域活性化の一環として、長野市小田切地区の「ブランド品づくり」等を目的に、長野市青少年錬成センターの指定管理者(株)オーエンス支援のもと、地域のの方々や長野翔和学園と共に、「エルダーフラワー」の栽培試験及び製品化に取り組んできました。以下はその概要と今後の展望です。
〇エルダーフラワーとは
ヨーロッパ地方を中心に自生する低木のハーブ。6月頃に白い可憐な花を咲かせ、開花後は黒い実をつける。抗炎症、抗酸化作用があり、古来ヨーロッパでは「万能の薬箱」と呼ばれ、民間薬として風邪、インフルエンザ、アレルギーなどの諸症状の緩和に用いられてきた。花は、ハーブティー、コーディアル、ジャム、炭酸水、うがい薬などに、また、その実エルダーベリーはジャム等に加工され、ヨーロッパを中心に愛用されている。日本で販売されているエルダーフラワー商品はほぼ外国産です。
2018年 英国ヘンリー王子の結婚式でエルダーフラワーコーディアルを使ったウエディングケーキが日本でも話題となりました。
2016年4月以降、小田切地区等に、エルダーフラワーを定植し栽培試験を開始。(無農薬、無化学肥料で栽培)試験結果は概ね良好。2018年7月現在約100株栽培中です。
〇小田切エルダーフラワーの有効成分について
2018年7月に日本食品分析センターで実施した成分分析の結果、小田切産エルダーフラワー(花 ドライ状態)には、クロロゲン酸が1500mg/100g含まれていることが明らかになりました
クロロゲン酸とはポリフェノールの一種で、以下のような効果・効能があると言われています。(ネット情報)
①抗酸化作用・抗菌性、抗ウイルス活性・ダイエット効果・糖尿病リスクの減少・認知症の予防
②動脈硬化リスクの減少・脂肪代謝調節作用
③シワの生成を阻止する効果・メラニン生成を抑制する効果。
展望
長野(小田切)産エルダーフラワーを使った「日本ならではのコーディアル」の商品化を目指し池田町ハーブセンターと各商品を開発中。2019年夏の販売に向け今後もこの小田切で活動していきます。
最後に、「エルダーフラワーを活用した地域おこし」等々に多大なるご支援をいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
長野市青少年錬成センターのエルダーフラワー 2018年6月
令和3年2月1日「NPO法人小田切エルダーフラワープロジェクト」を設立しました。詳しくはHPをご覧ください。
エルダーフラワーの里 小田切 https://elderflowerotagiri.amebaownd.com/