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ナガラボはながのシティプロモーションの一環です

No.451

倉石

ももこさん

株式会社 芹田不動産/長野市グルメファイター(グルメブロガー)

月間10万PV!グルメブログを通して、長野での暮らしをもっともっと楽しくしたい

文・写真 宮木 慧美

「もっと楽しく 長野で暮らそう!!」をキャッチフレーズに、長野市のお部屋探し・マイホームづくりをサポートしている芹田不動産。広報として不動産情報や暮らしの情報を届けている倉石ももこさんには「長野市グルメファイター」というもうひとつの顔があります。
倉石さんが更新する「長野市おいしい飲食店のご紹介」は月間10万PVを誇る大人気ブログ。Amebloでもブログを展開し、Instagramのフォロワーは4900人もいるのだとか。グルメブロガーとして長野市のおいしい飲食店情報を発信し続けている倉石さんにお話を伺いました。
 

「地域に役立つ不動産会社」の一員として

幼少期から大学卒業までを地元の福岡県で過ごし、新卒で東京の大手不動産会社に就職した倉石さん。お客さまに物件を紹介する営業職としてバリバリ働いていたのだとか。同僚だった夫との結婚を機に長野市へ移住。現在は夫の家族が営む芹田不動産で広報として働いています。
 
「長野市に移住したのは6年前。北陸新幹線が開業する前だったので、長野駅は工事中でした。福岡・東京と都会での生活が長かったので『すごいところに来ちゃったな…』と軽くカルチャーショックを受けちゃって(笑)。6年間の長野生活を経た今では『長野市は暮らしやすい街!』と胸を張って言えますね。子育てもしやすく、あたたかい人が多いです」
 
65年もの歴史をもつ「芹田不動産」での仕事はまさに地元密着。オーナー(大家)さんには付き合いの長い方が多く、信州大学工学部が近いことから「先輩の紹介で来ました」という学生のお客さまもいるのだとか。
 
「不動産の仕事って『地元の人を大切にする』ことが基本だと思うんです。当社が65年も続いてきたのは、オーナーさんとの信頼関係を築き、お客さまが必要としてくださるサービスを提供してきたから。
東京の会社で働いていた当時はノルマや数字に追われる日々で、『本当にお客さまのためになっているのかなぁ』と悩みながら営業をしている時期もありました」

 
お客さまに対面しながらも「数字のことが頭をかすめていた」という倉石さん。“地域密着“を掲げる芹田不動産は、まさに自身が理想とする不動産会社そのものでした。
 
「私の生き方と、芹田不動産の『地元の人のために』『地域に役立つ不動産会社』という考え方がぴったり合っているので、今は幸せだな、楽しいな、と思いながら自由にやらせてもらっています」
 
お部屋探し・土地活用などは芹田不動産へ。新築住宅のことならセリタホームズに相談を。「アットホームな店舗なので、お気軽に立ち寄っていただけると嬉しいです」(写真提供:芹田不動産)
▲お部屋探し・土地活用などは芹田不動産へ。新築住宅のことならセリタホームズに相談を。「アットホームな店舗なので、お気軽に立ち寄っていただけると嬉しいです」(写真提供:芹田不動産)
 

「飲食店と街の役に立ちたい」 その思いからグルメブログをスタート

芹田不動産に入社してからも、営業職として活躍をしていた倉石さん。転機が訪れたのは3年前のことでした。出産をきっかけに、子育てをしながらの仕事スタイルにシフトすることになったのです。
 
「子育てをしながら働くにはどうすればいいか、と考えているときに『情報発信』ならできそうだと思ったんです。この街に初めて暮らすお客さまのために、病院やスーパー、公園などの生活情報がまとまっていたら便利かなって」
 
まずは芹田不動産のホームページにブログを立ち上げ、暮らしに役立つ情報を紹介していくことに。周辺環境の情報はもちろん、外回りのランチで立ち寄った飲食店の情報も紹介していきました。
 
「地域のさまざまな情報を伝えていたんですが、飲食店情報への反応がすごく良かったんです。不動産の窓口に『パンの予約をお願いしたいんですが…』とお問い合わせ電話がかかってくるほど(笑)。びっくりしましたね。
もともと食べることが好きだったこともあり、市内のいろんなお店を回り、記事をアップするようになりました。今では『長野市のおいしい飲食店情報』として飲食店に特化したグルメブログになっています」

 
芹田不動産のホームページからアクセスできる「長野市のおいしい飲食店情報」のブログ
▲芹田不動産のホームページからアクセスできる「長野市のおいしい飲食店情報」のブログ
 
飲食店に特化したグルメブログがスタートしたのは2017年12月。現在では10万PVを誇る人気ページに成長し、Instagramのフォロワーは4900人に上ります。「不動産情報よりも見られているんじゃないですかね」と笑う倉石さんですが、「街の役に立ちたい」という強い思いを持ってこの活動を続けてきました。
 
「私たちのような“街の小さな不動産屋”もそうですが、飲食店ってお客さまに名前を知ってもらうことがまず難しいと思うんです。広告費をかけたり、テレビで取り上げられたりができたらいいですが、ホームページやSNSでの発信が苦手な方もいますし…。
ブログ立ち上げ当初はどれだけ力になれるか未知数でしたが、そういったお店を紹介することで、街の活性化につながればいいなと考えて始めました。『この街で暮らしたら楽しそう』と思ってもらえたら、不動産会社としても嬉しいですし、街全体としても活気が出てきますよね。このブログを通して、飲食店の役にも、街の役にも立ちたいなと思っています」

 
男の子と女の子、ふたりのお子さんのママでもある倉石さん。ブログでは【長野市子連れでも楽しめる、お食事スポット】などライフスタイルにあった飲食店の紹介もしている(写真提供:芹田不動産)
▲男の子と女の子、ふたりのお子さんのママでもある倉石さん。ブログでは【長野市子連れでも楽しめる、お食事スポット】などライフスタイルにあった飲食店の紹介もしている(写真提供:芹田不動産)
 

「ありがとう」と涙を流して喜んでくれた飲食店の店主さん

さまざまなお店を訪問してきた倉石さんには、忘れられないエピソードがあります。それは市内のケーキ屋さんをブログで紹介した時のことでした。
 
「そのお店の店主さんはSNSが苦手で、情報の発信に苦労されていたんです。そんな時にブログでお店を紹介したところ、売り上げがアップ。ちょうど新作クッキーの販売を開始するタイミングだったので、ブログを見ていた新聞記者の方が取材に来てくれることになったんです。
店主さんは涙を流して喜んでくれて、本当に、やっていて良かったなぁと思いました。お店の役に立てた!と実感しましたね」

 
芹田不動産に来店してくるお客さまの中にも「ブログ見てます」「Instagramフォローしてます」と声をかけてくれる人が多いそう。倉石さんは、ブログ読者とお店の方が出会うことで“化学反応”が起こることを期待しているといいます。
 
「私も他県からの移住者なので分かるのですが、何か情報がないと『あの飲食店に行ってみよう』とはなかなかならないと思うんです。でも『あの人が紹介していたから』『あのブログに載っていたから』という情報があれば、ちょっと行ってみようかなって足が向くような気がします。
さらにお店で『あのブログを見て』『芹田不動産で聞いて』と話してもらえれば盛り上がるし、お店の方もお客さまも楽しいですよね。
街にひとつの行きつけができたり、常連さんになってもらったり、そうやっていろんな人の関係がつながっていくと人生が楽しくなると思うんです。このブログからそんな“化学反応”が起きてくれたら嬉しいですね」

 
時には読者の方から「こんなレポートをして」とリクエストが来ることも。「メニュー表やお店の雰囲気など、実際に足を運ぶ時の参考となる情報を伝えるように意識しています」
▲時には読者の方から「こんなレポートをして」とリクエストが来ることも。「メニュー表やお店の雰囲気など、実際に足を運ぶ時の参考となる情報を伝えるように意識しています」
 

“この街に住んだらこんなに楽しい暮らしが始まるぞ” ということを伝えていきたい

東京、長野市と、これまでずっと不動産業に携わってきた倉石さん。ご自身ににとっての“理想の不動産会社”とはどんな場所なのでしょうか。
 
「不動産業って、いろんな場面に関われる仕事だと思うんです。例えば進学、就職、結婚、出産など、ライフスタイルの変化に合わせてお部屋を変える方も多いですよね。
さまざまな期待や不安を抱えてこの街に来るお客さまにとって芹田不動産が“気軽に立ち寄れる街の情報拠点”になれたら理想です」
 
「この理想に近い取り組みができている」という倉石さん。芹田不動産の創業100年を見据えて、“地域への貢献”にもさらに力を入れたいと意気込みます。
 
「まだまだ妄想の段階ですが、賃貸情報と周辺の情報を合わせて紹介するマップを作りたいと考えているんです。飲食店と提携して、入居者さんへの特典を作ってもらったり、朝食がお得に食べられるメニューを用意してもらったり。“芹田食堂”のような形で、近所のお店を暮らしの中で楽しんでもらうイメージです」
 
グルメブログについて「飲食店の方にもすごく喜んでもらえるので、個人としても会社としても一生懸命やりたいなと思っています」
▲グルメブログについて「飲食店の方にもすごく喜んでもらえるので、個人としても会社としても一生懸命やりたいなと思っています」
 
お客さま(入居者)にとっても、飲食店にとっても、街にとっても嬉しい仕組みをつくりたいという倉石さん。“住まい”を拡張して“街”全体に暮らすような仕掛けができたら、と考えているそう。
 
「“この街に住んだらこんなに楽しい暮らしが始まるぞ”ということを伝えていきたいですね。地域を巻き込んで、人と人、人とお店を結んでいけばこの街はもっと面白くなると思いますし、長野での暮らしはもっともっと楽しくなるはずです」
 
オーナーさん、お客さま、そして地域の飲食店。いろんなご縁を大切にしてきた倉石さんが描く未来は、長野市での暮らしをさらに楽しくしてくれる予感に満ちていました。
グルメブログをきっかけに、あなたの長野ライフをさらに楽しくしてくれるお店・人に出会えるかもしれません。
 
“この街に住んだらこんなに楽しい暮らしが始まるぞ” ということを伝えていきたい
 

(2020/05/25掲載)

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