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No.461

三ツ井

瑳耶香さん

株式会社baam代表取締役・無添加発酵ドリンク「THE ONE」開発者

幸せを追求する若手経営者が、無縁の長野市へ移住してみたら

文・写真 波多腰 遥

2020年7月に長野市へ移住した三ツ井さんは、都内でキャリアを重ね、27歳の若さで起業した経営者です。首都圏の女性から高い支持を集める商品を開発して、今後の活躍が期待される彼女が、なぜ縁もゆかりもない長野へ移り住んだのでしょうか。その理由をお聞きしました。

幸せは腸から!心と体を整える発酵ドリンク

三ツ井さんが製造・販売しているのが、無添加発酵ドリンク『THE ONE 野草発酵エキス』。主には健康や美容効果を期待する方に向けて作られた商品ですが、手に取る人が抱える悩みの根本を解決するために、心身の幸福感を底上げすることに狙いを置いて開発を行いました。

「”健康になりたい”とか”美しくなりたい”って、どれも”幸せになりたい”という想いから生まれるのではないでしょうか。そう考えたときに、心と身体、その一方だけが健康になっても不十分だと考えて、両方にアプローチできる商品づくりを目指しました。」

幸せは腸から!心と体を整える発酵ドリンク
▲かわいらしいパッケージが特徴のTHE ONE。配合されているフルーツや野菜、スパイスなどがプリントされている

そう語る三ツ井さんが着目したのが、腸内環境でした。やる気や幸福感をもたらす神経物質「セロトニン」の9割以上が腸で作られており、さらには全身の免疫を司る免疫細胞の7割が腸に集まっているそうです。まさに心と身体の両方を管理している腸を活発に保つことが、幸せにつながると三ツ井さんは考えます。

腸の活性化につながる素材を配合したTHE ONEのコンセプトは『腸温育』。腸内の温度をコントロールして善玉菌や体内酵素が働きやすい土台を整えることで、体外から取り入れた栄養成分が本来の効果を発揮してくれるそうです。腸の温度を上げながら腸内の善玉菌を多くするために配合された82種類の成分は、生産者の元に足を運んで厳選。添加物や白砂糖は使っていません。

「日々の健康のために、もしくはファスティングの際に飲むのをおすすめしています。健康ドリンクって美味しくないと敬遠されがちですが、ファスティング中の3日間は摂取するものがこれだけになってしまうので、味や飲みやすさにはとても気を使いました。より効果を高めるために、現在も成分量の調整を続けています」

幸せは腸から!心と体を整える発酵ドリンク
▲同梱されるオーガニックハーブティーと一緒に飲むと、身体が温まってより高い効果が期待できる

幸せになれる方法を追求した結果、心と身体を整えるTHE ONEの開発に至った三ツ井さん。幸せや健康について考え始めたのは、新卒で入社した会社員時代の経験がきっかけでした。

「朝起きて、通勤して、仕事して、友達とご飯を食べて、帰って寝るーー。同じ物語を延々と繰り返すような生活をしているうちに、ほとんど感情が動かなくなったんです。友達と遊園地に行っても全然楽しくないし、会社に行きたくないとさえ思わなくなってしまって。その事実に危機感を覚えてから、”幸せってなんだろう”と考えるようになりました」

幸せは腸から!心と体を整える発酵ドリンク

幸福感を高める方法として、海外では日常的に取り入れる人が増えている瞑想に注目した三ツ井さん。自律神経を整えてストレスを軽減させる瞑想専門のスタジオを作りたいと考え、会社を退職します。しかし、瞑想スタジオは海外では普及していたものの当時の国内にはほとんどなく、開設にハードルを感じていました。そんな頃、化学を専攻していた学生時代の経験が買われて、健康食品開発のアドバイザーを勤めることになります。

「世の中には様々な健康食品が流通していますが、原価などを考慮した結果、健康とは相反する食品添加物が含まれた商品が生まれてしまうんです。国内でもオーガニック志向が高まるなかで、本当に安心して取り入れられる商品を作りたいと思い、自分で開発することにしました」

突然の長野移住がもっと幸せにしてくれた

大学進学とともに地元の岡山県から上京した三ツ井さんですが、約10年過ごした東京を離れ、なぜ無縁の長野へ移住したのでしょうか。率直な疑問を投げかけると、「直感」と一言。しかし、その直感には裏付けがあるそうです。

「長野に呼ばれたんじゃないかと思うくらい、不思議な出来事が続いたんです。会う人会う人みんな長野出身だったり、なんの気なしに自分の苗字について調べてみたらルーツが長野であることがわかったり。妙に長野というワードが気になる出来事が続いて、ついには引っ越しちゃいました(笑)」

直感は間違いではなかったと語る三ツ井さん。どこを歩いても見える綺麗な山、おいしい空気、当たり前に新鮮な野菜、思いやりのあるやさしい県民性…。長野には三ツ井さんにとっての心と身体の調子を整える作用がたくさんあったそうですが、特に幸福感をもたらしたのは物の少なさでした。

「東京のような物や情報に溢れた場所にいると、思考が飛んでしまいがちなのですが、長野に来たら一つひとつの事柄や自分の感情に向き合う時間が増えました。そこに自然の豊かさや出会う人々のあたたかさが相まって、幸せを感じる頻度がとても高くなりました。長野は自分のやりたいことにフォーカスできて、且つその可能性を拡げていける環境だと思います」

東京から長野へ来てくれた友人も、なかなかリフレッシュできる機会を作れないらしく、都内へ帰る頃には口を揃えて「定期的に来たい」と話すそうです。自身が感じた長野の魅力を発信したいと考えた三ツ井さん。持ち前の行動力を活かして、移住から4ヶ月後の11月には、3名のインフルエンサーとともに長野市内でイベントを開催しました。コロナ禍ということもあり、少人数および長野県内在住者に参加者を限定しての開催となりましたが、今後も長野に関わる活動を続けていきたいと話します。

突然の長野移住がもっと幸せにしてくれた
▲『温活×長野県産』をテーマに開催されたイベントでは、収穫したてのリンゴや無農薬野菜を使った料理とともにTHE ONEを提供した

「ブランドの価値や認知度を上げていくためにも発酵ドリンクに続く商品の開発を進めながら、当初の目標であった瞑想スタジオづくりに向けた準備を進めていきたいと思っています。長野での活動に関しては、今後もイベントを継続していくことでお役に立てればと考えていましたが、少しずつ県内の企業さんにお声がけいただく機会も出てきました。時間の許す限りにはなりますが、企業のお手伝いを通じて長野に貢献できればと思っています」

THE ONEのターゲットは主に首都圏の方々ですが、アウトプットの土台を整えるために今後も長野で生活していきたいと話す三ツ井さん。彼女のように、アクセスの良さを活かして都内と長野市の二拠点を行き来する若者が、これから増えていくかもしれません。

突然の長野移住がもっと幸せにしてくれた

(2021/03/11掲載)

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