今年の3月にリニューアルオープンしたサンマリーンながの（2代目）。プールだけでなくトレーニングルームや浴室、レストランや展望テラスなど1日いても楽しく過ごせる施設となっています。川野邉　祥樹さんはオープニングスタッフとして採用され、現在プールの監視責任者として活躍しています。新しく始まったばかりの施設を今後どのようにしていきたいのか抱負を伺ってきました。
 

取材で訪れた日は気温17℃と少し肌寒い日。しかし施設内に入ってしまえば外の気温なんて全く関係ないことに気づきます。プール場内は常に気温が30℃に保たれており、じんわりと汗が出てくるほど。この暖かさは隣接している長野市清掃センターの排熱を熱源として利用しています。現在のサンマリーンながのは、その長野市清掃センターの建て替えに合わせて新たに建てられたものです。工事にはなんと4年もかかり、今回待望のオープンとなりました。
 
「私自身昔よく初代サンマリーンながのには遊びに行っていたので、閉館と聞いたときはなくなってしまうのかなと少し寂しく感じました。なので、こうして新たに生まれ変わってオープンしたことは嬉しく思っています。そして、まさかお客さんとしてではなくスタッフとして働いている（笑）。リニューアルオープンを楽しみに待っていた人たちの為にも安全を守り、楽しんで帰ってもらいたいと思っています」
 

 

▲新たに生まれ変わったサンマリーンながの
 

川野邉さんは生まれも育ちも長野市。慣れ親しんだ街で地元の為に貢献していきたいという思いからサンマリーンながので働き始めます。最近感じていることをはもっと多くの人に遊びに来てほしいということ。
 
「夏は入場規制がかかるぐらい多くのお客様が来場して下さってありがたかったんですが、やはり寒くなってくるこれからの季節が課題かなと思っています。どうしても冬に「水」って繋がりにくいですし、想像しただけで冷たく感じますもんね。実際来ていただけたら快適さは知ってもらえますので、どうやったら足を運んでもらえるのか、そのきっかけづくりを考えていきたいと思っています」
 
そのために、パーソナルレッスンやサップヨガなど新たなことを積極的に取り入れています。
 
「最近行ったイベントで好評だったのがナイトプール。スタッフ同士の会話で『ナイトプールをやってみたら面白そうだよね』と何気なく話したのがきっかけでした。本格的に企画として皆で案を出し合い、当日はDJを呼んで音楽を流し、軽食やアルコールを含むドリンクの食べ飲み放題を行いました。いつもとはちがう雰囲気をお客さんに楽しんでもらうことができ、今月も第2弾を考えています」
 

▲10月はハロウィンイベントとして第2弾のナイトプールを企画
 

オープンしてから約7か月。監視員という仕事は初めてで、まだまだ覚えることがたくさんあると言いますが、今後は責任者としてスタッフが働きやすい職場環境ももっと作っていきたいと話してくれました。
 
「お客さんにとって楽しい場所であるべきだと思っているので、そのためにも監視スタッフの働く環境もしっかり考えていかないといけないなと思っています。相談しやすい雰囲気作りとか、何かあったときは溜め込まずスタッフにも楽しく働いてほしいです」
 

▲監視員の枠を超えて施設全体を楽しい場所にするため考えていきたいと話す、川野邉さん
 
長野駅から施設までのバスがでていることや、水泳教室も開いていることなどサンマリーンながのについていろいろと話してくれた川野邉さん。もっと多くの人に知ってもらいたいという気持ちが取材中でもヒシヒシと伝わってきました。今年の冬、ぜひ子供から大人まで楽しく遊べるサンマリーンながのに「暖かい冬プール」デビューをしに訪れてみてはいかかがでしょうか。
 

 

▲スタジオや、お子様プレイルームなど設備も充実