長野市地域おこし協力隊はながのシティプロモーションの一環です

会社版ナガラボvol.3 株式会社サンメディックス

2016年3月11日 | 記事カテゴリ:中西さんの移住記録 |

先日のブログでお伝えした近隣市町村の某社は、ご縁がありませんでした...(コネどこ行った)。

気を取り直して、引き続き長野市のステキな会社を訪問していきます!会社版ナガラボvol.3です。

今回、お邪魔したのは株式会社サンメディックスさん。設立3周年を迎えたばかりのベンチャー企業ですが、子育て情報誌「monami」を発行している会社といえば、地元では多くの人がおわかりになるのではないでしょうか。

monamiは長野県東北信地方の幼稚園・保育園などを中心に4万4,000部を配布しているフリーペーパーです(詳しくは山口一生社長のナガラボ記事をご覧ください→こちら)。

発刊当初32ページだったmonamiは、配布エリアの拡大、コンテンツの充実を図ることで年々、クライアントが増え、現在は54ページと当初の1.5倍以上のボリュームとなっています。山口社長は「子育て中のママという、ニッチだけど明確なマーケットをターゲットにしているから、クライアントの支持も得られているのだと思います」と分析します。

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monamiには、公園やお稽古ごとなど、子育て世代に響く地域密着メディアならではの情報が満載。「インターネット上には情報がたくさんあるけど、整理されてはいない。そこを編集して拾いやすくするのが私たちです」と山口社長は話します。そして、それを支えているのは、ママさん社員たちです。

社員5人のうち、男性は山口社長だけ。それ以外は全員、子育て中のママさんだそう。そのへんも含めて、編集担当の安部さん、営業サポートの曽根原さん、事務の中島さんに、いつものようにちょっと意地悪な質問ばかりしてきました。

ママさん社員×社長トーク

安斎
男性は山口社長だけなんですね!本音のところ、どうなんですか、社長としてやりづらくないんですか?

山口社長
僕は姉ふたりにもまれて育ったので、全然ないですね。むしろママさんって優秀な人がどこにも雇われずに埋もれていたりするので、女性ばかりにしようかと思ったりするくらいです。そして、そうした人に活躍の場を用意することで、うちみたいな小さな会社がやっていけるという部分はありますね。

安斎
山口社長ってどんな人ですか?これをきっかけに、言ってしまいたいこととかないですか?

曽根原さん
山口さんはさっぱりしているから、思っていることを言いやすいですよ。いつも言っちゃってます。

安部さん
アンテナを張って、いつも新しいことを見つけては飛びついていくところがすごいと思う。私は会社を立ち上げる前から知っているけど、前職の5倍くらいアクティブになりましたね(笑)

山口社長
前は働いてなかったみたいじゃない(笑)

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安斎
なんだか株が高いですね。うらやましい。この会社のいいところってどんなところですか?

曽根原さん
会社の雰囲気が和やかです。小さい子どもがいるお母さんばかりなので、子どもの体調不良とか行事に合わせてお休みをもらったり、柔軟に対応してもらっています。

中島さん
優秀な人が多いですね。12月に入ったばかりですが、よくこの人数でこれだけのものを作っているなあとびっくりしました。

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現在、サンメディックスさんでは、地域の社長を紹介するサイトを立ち上げる準備中。それに合わせて、企画営業の社員を募集中です。

安斎
どんな人に来てほしいですか?

山口社長
小さな会社ですから、営業から編集まで何でも対応しなければなりません。でも、僕は未経験歓迎なんです。変な色や癖がついていない方が、うちにフィットする人材に成長してもらえますから。

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設立後に入社した曽根原さんと中島さんは、もともと読者としてmonamiのファンだったと話します。そして、職場では、子育ての悩みを打ち明けあって解消したり、それを誌面に活かしたりと、いいサイクルが生まれているそう。ちなみに同社の究極の目標は、長野県の少子化を止めることです。

12月に第1子が誕生した中西さん、イクメン社員になる気はないですか!

たまたま「連携中枢都市」を先取りする。

2016年2月18日 | 記事カテゴリ:中西さんの移住記録 |

移住コンシェルジュをやっていて、本当に職探しというものは難しいと感じます。
本人のやりたいことおよび条件と、企業の求める人材をマッチングするって、それを仕事にしている人がいるくらいですから、本当に難しい。

時間があれば、中西さんのために求人サイトなどを覗いています(散々アピールしてきた「コネ」どこ行った)。

と、そんなもやもやしていたある日、見つけました!
ここなら、マッチするんじゃないか、という某社。
中西さんに話してみると、とても乗り気!

よし!と思ったら、勤務地は隣接市町村...。
でも、中西さんの人生がよくなることが一番だということで、知人を通じて推薦文を添えてエントリーしつつ(ここコネアピール)、移住・定住相談デスクの柳澤課長補佐に報告に行きました。


安斎「すいません。いい求人、見つけちゃったんですけど、隣町なんです...。」

柳澤「あれ、安斎さん、今日の新聞読んでないですか?」

安斎「え?」

柳澤「昨日、市長が『連携中枢都市』を宣言したっていう記事が出てますよ」


帰ってネットで検索したら、出てきました。

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加藤市長は宣言で「圏域の人口減少や少子高齢化の進行、東京を中心とした大都市圏への人口流出に歯止めをかける」と強調。長野市は地域の中核都市として「中心的な役割を担い、取り組んでいく決意だ」と述べた。(引用:信毎WEB→リンク
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記事によると、具体的な取り組みのなかに「移住」も入っていました。

おお、縦割りなんて気にしていたの、僕だけだった。

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ただ君を待つ。

2016年2月 1日 | 記事カテゴリ: |

滞っている中西さんの移住ブログですが、別にサボっているわけではありません。
スノーボードインストラクターも務める中西さんは、現在、最繁忙期に入っています。静岡での通常勤務と白馬でのインストラクターのお仕事で、休みがゼロ。
12月、奥さんが地元・大阪で里帰り出産されましたが、まだお子さんに1度しか会えていないとのこと。 
本ブログで紹介した会社さんにも興味があるとのことですが、何せ中西さんの身体が空きません(泣)。
というわけで、コンシェルジュは涙をこらえながら、長野にいらっしゃるのを待っているところです。
中西さんの移住ブログ、途中経過でした!

課外授業で来ている地元高校生と楽しそうな中西さん(下写真、手前)。
お仕事です。これはお仕事なんですよ。
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僕らのまちに今年も雪が降る。

2016年1月21日 | 記事カテゴリ:柳井さんの移住記録 |

長野への移住希望者の質問によくあるのが、
「雪はどれくらい積もるのですか?」というもの。
長野市内でも中山間地は結構なものです。

でも、誤解なきよう。
昨日の雪で、東京は交通網が軽く麻痺したようですが、雪国はほぼ日常通りです。
なぜって、除雪態勢が整っているからです。

県道からかなり奥へ入った柳井さん宅の前もご覧の通り。
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でも、でも。
中山間地に居を構えるならチェックしておきたいのが、公道から家屋への導線。
柳井さん宅は公道から母屋まで急坂が150mほどあるので、そこに至る私道の除雪は自分でしなければいけません。
(10馬力の除雪機を譲っていただいた話はこちら

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ちなみに、庭にとめていた軽トラはこんな感じです。
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「雪はどれくらい積もるのですか?」という質問に対する答えは、話せば長くなるのです。
大変だと思うか、大したことないと思うか、人それぞれでしょうね。

そして、今日しみじみ思ったのですが、雪の状況を写真で伝えるのは、なかなか難しいですね。

柳井さんの移住3ヶ月夫婦対談。

2016年1月 7日 | 記事カテゴリ:柳井さんの移住記録 |

1月10日で、柳井さんが長野市中条に移住してきて3カ月。
夫婦で本音トークをしてもらいました。
傍から見ていても、柳井さん夫妻の長野ライフは明らかに楽しそう。
でも、編集部・安斎は、あまりに楽しそうな文章を読むと、
本当かなと疑問を持ってしまう、ひねくれ者。
同じような人もいると思うので、
少し意地悪な質問を重点的にぶつけてみました。

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「ここを選んでくれてうれしい」と言われる 

編集部
―来る前と来た後の長野に対する印象のギャップはありますか?良かった面と悪かった面、どちらでもいいんですけど。

江利子さん
悪かったことは一切ないよね。

編集部
―ここまで寒いとは思わなかったとか。

勇さん
寒さは覚悟してきたので。でも今年は雪もないし。

江利子さん
よかった方が多いよね。すごく恵まれているなあと思う。うちらは、ある意味、正体不明じゃないですか。でも、「ここに来てくれてありがとう」とか、「ここを選んでくれてうれしい」とか、皆さんそうおっしゃるんですよね。

編集部
―これまで何ヶ所かで暮らしてこられて、そういうことってなかったですか?

勇さん・江利子さん
(声をそろえて)ないですね(笑)

江利子さん
この場所に対する郷土愛みたいなものがあるんでしょうね。それをすごく感じるし、大切にしてきたのも感じるし、そこに急によそから来た人が入ってもありがとうと言ってもらえると、すごく感動する。

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人付き合いって疲れませんか?

編集部
田舎って人のお付き合いの距離が近すぎて疲れちゃうって話も聞きますけど、そういう部分で大変なことってないですか。

勇さん
集落の会合って、今度の10日が初めてなんです。新年会があって。

編集部
―集落の集まりってそんなにないんですね。じゃあ、逆に人付き合いで助けられたこととかは?

江利子さん
みんな声をかけてくれるよね。私に仕事を紹介してくれたりとか。タイミングが合わなくて、お断りしましたけど。

勇さん
ちなみに(中条地区に)移住者は30組くらいいるって聞いていますけど、まだ5人くらいしか知り合っていないです。移住者どうしの横のつながりはそれほど多くないです。

編集部
―でもこの小さい地域にそれだけいるとなると、地元の人は意外と外から来る人への対応に慣れているかもしれませんね。

勇さん
一生懸命、外から来た人をサポートするという熱意のある人がいるので。

江利子さん
すぐ近くに元村長さんが住んでいるんですけど、よく声をかけてくださるよね。心配してくださったり。

勇さん
野菜持ってきてくださったりね。70すぎてると思うんですけど、畑に出てますよ。

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標高が高い方が野沢菜はおいしい

編集部
―あ、これ、こないだ漬けた野沢菜ですか。おいしい。

勇さん
標高が高いところの野沢菜の方がやわらかいらしいです。霜が降りるぶん。

江利子さん
これは家よりずっと下の方の野沢菜なんですけど、すぐ近所の方のを食べたら、甘いし、柔らかいし。お野菜をいただいてもおいしいですよ。だから、今年は自分のところで野沢菜を栽培しようと思って。

勇さん
標高が低いところの人の中には、自分の家の野沢菜を売りに出して、この辺の野沢菜を買うという人もいるらしいですよ(笑)それぐらい違うらしいんですよね。

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編集部
―便利、不便という点ではどうですか。

江利子さん
お買いものなんかは、前に住んでいたところよりずっと便利ですね。家の中での不便さは、リフォームがまだだからしようがないけど。ある程度、想定のうちなので。

勇さん
一番、難題だなと思っているのは、私道が凍ったときどうしようかなと。歩いて降りるのすら怖い状態になるんじゃないかなって思って、スパイク付きの靴を買ったんですけど。

―かなりの角度ですもんね。

 

感覚が同じ人と繋がっていくのが早い

編集部
― 一番、よかったと思うときはどんなときですか。

勇さん
あー、やっぱり人との繫がりですね。前に住んでいたところも、ロケーションはすごくよかったんですけど、望んでもなかなか人とつながっていけなかったんです。こっち来たら同じ感覚の人が結構いらっしゃって。

江利子さん
繋がっていくのが早いよね。

編集部
―感覚っていうのは、言葉にするとどんなものですか。

勇さん
農業で言えば、自然栽培とか有機栽培、薬をできるだけ使わないとか、食べ物に気を遣う、食に対する強い思いを持った人が多くて。こういう人と繫がりたいなと思う人が多いですね。

江利子さん
多いねー。それと、循環型のライフスタイルとか。そういうのを話しても、すぐ通じる人が多いし。長野では、少し自分たちの望む暮らしを話すだけで、すぐに同じことを考えている人を紹介してくれたり、スーッと繋がっていくのが肌でわかる。

勇さん
そういう人が多いよね。

江利子さん
先日、ロケットストーブのワークショップに参加したんです。移住前、旦那もロケットストーブを作っていたんですけど、近くに興味を持つ人が本当に少ししかいなかったですね。

勇さん
そういう同じ興味、関心を持った人との繫がりが一番うれしいですね。

編集部
―もともとは景色が気に入って移住してきたんですよね?

勇さん
うれしい誤算ですね。でも、もしかしたら、そういう繫がりを期待して来たのかもしれませんね。何か話しているうちにそんな気になってきました。

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