長野市人物図鑑
長野市には魅力あふれる人、
輝いている人がたくさんいます。
その人たちが街の魅力をつくっています。
輝いている人たちを通じて、
長野市をもっと声高に自慢できるように、
そして多くの方に「あの人にあいたい!」と
思って長野市を訪ねてもらいたい。
それが「長野市人物図鑑」です。
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降旗伸子さん パネルシアター ティンクル/信州パネルシアター研究会らっぽっぽ代表国境を超えるパネルシアター
パネルシアター歴30年の降旗さんは、国内のみならず、海外公演の経験も豊富です。
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これまでに長野市内の小学校や児童センター、子どもプラザなどにはほとんど訪れ、多くの人へ楽しい時間を提供してきました。
今回、撮影でうかがった長野市北長池にある朝陽児童センターには2カ月に1回のペースで訪れています。初めて児童センターへ行った私は、そこへ集まった子どもたちの遊びへの激しいエネルギーを感じてちょっと面食らいましたが、降旗さんのパネルシアターが始まると、もっと驚かされました。さっきまであんなに騒いでいた子どもたちが一斉に降旗さんの話に集中していたからです。 -
滝澤善五郎さん 松葉屋家具店7代目店主/くらし道具学研究所100年単位で長く使える物を生み出す
今回ご紹介するのは、「100年使える家具」を提唱し、自然素材の木製家具を作り続けている、松葉屋家具店の店主・滝澤善五郎さんです。
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滝澤さんは先日、80年以上前に松葉屋で制作したテーブルを再び自社で修理し、命を吹き込んでお客さんの元へ返したといいます。
長い歴史を持つ松葉屋だからこそできたサービスでしょう。創業から約180年を数え、滝澤さんは7代目にあたります。
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長谷川綾さん 一般財団法人 長野市文化芸術振興財団 企画制作ディレクター一流を知るディレクターが目指す 音楽が身近な街・ながの
2016年オープンに向けて、現在建設工事が進められている長野市芸術館。音楽家の久石譲さんが芸術監督に就任し、大きな期待が寄せられています。
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その長野市芸術館で、音楽の主催公演を企画しているのが、長野市文化芸術振興財団の長谷川綾さんです。新宿にある東京オペラシティコンサートホールの立ち上げから携わり、主催公演の企画制作プロデューサーとして10数年にわたり活躍してきました。豊富なキャリアから音楽業界で引く手あまたの存在ですが、長谷川さんは今年、新たな挑戦先として長野市芸術館を選びました。 -
丸山正さん 着物をつくる人巻き付けるたびに人を魅きつける
「布は作る時は平面的ですが、巻き付けていくと立体的になるんです。そこが何よりの魅力ですね」
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そう話すのは、現在長野市大岡の自宅兼作業場「Maru Factory」で着物を製作している、丸山正さんです。
現在、築150年の古民家に住み、1日の生活の中心がモノ作りという丸山さん。展示会の前になると夕方の5時に就寝し、夜の10時には起床、一日の大半を製作作業に費やすといいます。 -
矢澤秀成(ひでなる)さん 園芸研究家/ながの花と緑そして人を育てる学校長花は人を育てる そして地域を育てる
長野市で、世界にひとつだけの自分の花を咲かせる子ども向けの授業「育種寺子屋」が始まって3年半。
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今年も、長野市内で選ばれた小学生約240人が受講しました。育種寺子屋は、篠ノ井中央公園を拠点とする、ながの花と緑そして人を育てる学校の活動の一つ。この学校長矢澤秀成さんが小学校に出向いて授業をします。これまでに約950名の長野市の子どもたちが、矢澤さんのこの授業を受けています。 -
曽根原功さん 竹細工若手後継者打つ、飛ぶ、編む! 戸隠の未来は彼の手に!
「若い人がもっと気軽に竹細工をやれればいいんですが」
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こう話すのは、戸隠の伝統工芸である竹細工を継承しようとしている唯一の若手である曽根原功さんです。現在、実家のそば屋「岳」で働き、かつプロスキーヤーでもあります。
今年1月から竹細工職人でもある父、公夫(きみお)さんのもとで修業を積んでいます。
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三田今朝光さん ながの協働ねっと代表/NPO法人夢空間 松代のまちと心を育てる会事務局長人が集まるからこそ生まれるあたたかさとおもしろさ
今年7月に設立した「ながの協働ねっと」は、さまざまなNPO団体をはじめ、さまざまな立場の人が集まる新たなコミュニティです。
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代表を務める三田今朝光さんは、松代町にある「NPO法人夢空間 松代のまちと心を育てる会」(以下・夢空間)の事務局長でもあり、以前から「ながの協働ねっと」のような枠を越えた交流の必要性を感じていた一人です。 -
春日功さん 加賀井温泉一陽館人間の原点の湯
信州松代は、古代から、戦国、江戸、明治、大正、戦前戦後に至るまで、それぞれの歴史文化がまるで地層のようにぎっしり積み重なった歴史ワンダーランドです。
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この町の外れに知る人ぞ知る秘湯があります。
「うちは湯治としての温泉。温泉本来の姿としての体の悪いところを治すのが目的だから。
お客さんが、温泉に入る前と入った後で歩き方が全然違うんだよ。帰りのほうが背筋がピンとして生き生きと歩いているのがわかるね」
こう話すのは、加賀井温泉一陽館の店主春日功さんです。 -
中沢定幸さん クリエイティブディレクター/グラフィックデザイナー天才!でも変態 遊び心と洗練されたセンスの絶妙なバランス
中沢さんは、海外のポスターコンクールで最優秀賞に輝くなど、県内で最も活躍するクリエーターの1人。美術館のポスターやワイナリーのロゴをはじめとしたスマートなデザインから、ほっこりするイラストをあしらったパッケージなど、多彩なタッチと切り口で人の目を惹きつけ、多くのクライアントから厚い支持を受けています。
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大菅和彦さん パティスリー オー・スガ長年の夢だったケーキ屋さんをオープン
権堂アーケードの路地裏にある「パティスリー オー・スガ」は、定年を前に57歳で脱サラをした大菅和彦さんがオープンしたケーキ屋さんです。
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昨年10月のオープン以来、シンプルで素朴な味わいのケーキの評判はじわじわと広がり、上田市や中野市など市外から訪れる人も増えてきました。
「定年を迎えてから新しいことをやろうと思っても、とてもじゃないけれど体も精神的にも非常にきついものがあると周りから聞いていて。それだったら、まだ自分の体が動いて、精神的にもできそうだという気持ちがある今のうちにと、思い切って始めたんです」
お店は決して目立つとは言えない場所にありますが、それがこの店を自分だけの特別な隠れ家にしたいという思いをかき立てるのではないでしょうか。