長野市人物図鑑
長野市には魅力あふれる人、
輝いている人がたくさんいます。
その人たちが街の魅力をつくっています。
輝いている人たちを通じて、
長野市をもっと声高に自慢できるように、
そして多くの方に「あの人にあいたい!」と
思って長野市を訪ねてもらいたい。
それが「長野市人物図鑑」です。
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前澤雅洋さん Block Atelier furniture/家具職人やさしく滑らかに 暮らしを包む家具を
無垢材の風合いを大事にした、シンプルなデザインの家具を作る工房「Block Atelier furniture」(ブロック・アトリエ・ファニチャー)は、長野市信州新町の小高い丘の上にあります。
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工房を営む家具職人、前澤雅洋さんは、旭川での修業を経て独立して5年目を迎えます。 -
さとう ひさえ さん Le ciel bleu パティシエールライフスタイルとともに変化を見せる お菓子職人としての仕事
元呉服問屋さんの住まいだった建物を改修した権堂パブリックスペースOPEN。その一角にあるLe ciel bleu(ル・シエル・ブルー)は、オーダー専門のパティスリー兼少人数制のお菓子教室です。この働き方にいたるまでには、お菓子作りと同様に試行錯誤がありました。
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パティシエールのさとうひさえさんは、誕生日や贈答品、ブライダル用ケーキなど、さまざまな幸せの場を演出するお菓子を完全オーダーメイドで作っています。 -
木村真也さん OND WORK SHOP 店主シンプルで、長く使えて、味が出てくるものを
善光寺門前のかつて布団屋だった空き家が息を吹き返しました。その建物に入ったのは、革ベルト・革小物のアトリエ兼店舗。店名は「OND WORK SHOP(オンド・ワーク・ショップ)」といいます。ONDは"温度"からとりました。
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「贈り物をするときって、その人のことを思って、色々と考えながら選んだ方が楽しいし、もらった方もうれしいですよね。物に "温度"が宿ったらいいなと思って。」
店主の木村真也さんは、はにかみながらそう話します。 -
下平千夏さん 現代美術作家独特の表現方法で日常区間を゛崩壊”させる作品世界
現在、善光寺門前の蔵造りの商業施設「ぱてぃお大門」に、無数の朱色のひもが張り巡らされた作品が展示されています。実はこれ、すべて輪ゴムでできています。
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制作したのは、インスタレーション(※)作品をメインに制作、発表している駒ヶ根市在住の現代美術作家・下平千夏さん。近年注目を集める若手現代美術作家です。 -
青木宏さん 日本写真館協会長野支部長/青木写真館店主ながく大事にされるポートレイトを残す
77歳で喜寿を迎えた長野市民は、写真館で、無料でポートレイトを撮ってもらえることをご存知でしょうか。日本写真館協会長野支部が約40年前から始めた社会奉仕事業が、少しずつかたちを変え、長野市の補助などを受けながら続いています。
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長野支部長で青木写真館の店主、青木宏さんはこう話します。 -
竹内和恵さん 竹内果樹園風土の恵みを生かして ここにしかない味を
今春スタートした「NAGANO農業女子」プロジェクト。長野県内の若い女性農業者が信州の農業の魅力を発信していきます。夫の友一さんとともに竹内果樹園を営む竹内和恵さんは、正式発足前からこのプロジェクトに携わってきました。
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竹内さん夫妻は2008年、友一さんの実家がある長野市若穂地区を中心に果樹を植え始め、この7年で作付面積は当初の10倍以上に増えています。近隣の農家から、畑を存続させてほしいというオファーが相次いで来ているためです。 -
宵野間信行さん 長喜園3代目店主何杯飲んでも、飽きない。日常に寄り添うお茶を届けたい
明治37(1904)年、創業者である宵野間長吉さんと奥さまの喜代さんが始めたお茶屋「長喜園」。かつてこの地域に住む人の多くは、小諸の酢屋久左衛門商店で修業をしたといわれています。創業者である長吉さんもそのひとりで、修業で培った経験を元にお茶屋を始めました。
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3代目店主の宵野間信行さんは大学で経済を専攻し、広告研究やマーケティングについて勉強。卒業と同時に3代目として跡を継ぎました。当時は地元商店が多く、家業を継ぐ友人も周りにいたそうです。 -
徳嵩久志さん タベルナ・プント オーナーシェフ毎日食べても飽きが来ない 本場仕込みの絶品イタリアン
昭和通りにある「タベルナ・プント」。2012年8月にオープンしたイタリアンのお店です。「タベルナ」とは、イタリアで気軽に入れる居酒屋のような位置付けの店。確かに、小ぢんまりとした店内の雰囲気と、オープンキッチンで腕をふるう徳嵩久志シェフのおいしくて温かみがある料理、奥様の直子さんの気さくな接客は、気取ったイタリアンレストランではない、いい意味での敷居の低さがあります。
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竹下多美さん 長野市立博物館 学芸員飯縄信仰のシンボルを通して 中世の祈りに思いを馳せる
5月31日まで長野市立博物館で開かれている特別展「狐にまつわる神々」。企画した学芸員の竹下多美さんは、今回の展示の魅力をこう語ります。
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「明治時代に廃仏毀釈があって、われわれの先祖がずっと信じてきたものが、ガラッと変えられてしまっていることに、多くの人が気付いていません。でも、狐を通すと、闇に葬られてしまった世界みたいなものが、すごくよく見えてくるんです。中世の人の祈りとか願いを感じてもらいたいですね」 -
笠原 久美子さん 笠原十兵衛薬局 18代店主女性が守り続けてきた 伝統の目薬
天文12(1543)年創業の「笠原十兵衛薬局」は、かつて「眼界堂 笠原十兵衛薬房」という名で、善光寺の参拝客を中心に、古くは軟膏状、明治時代からは軟膏を何百倍にも水で薄めた液体の「雲切目薬」を製造・販売してきました。
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18代目店主の笠原久美子さんは初めて雲切目薬を使ったときのことをこう振り返ります。