長野市人物図鑑
長野市には魅力あふれる人、
輝いている人がたくさんいます。
その人たちが街の魅力をつくっています。
輝いている人たちを通じて、
長野市をもっと声高に自慢できるように、
そして多くの方に「あの人にあいたい!」と
思って長野市を訪ねてもらいたい。
それが「長野市人物図鑑」です。
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竹村碩敏(ひろとし)さん テーラー竹村働く男の心強い味方
「スーツは働く男のステータス」
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こう話すのは、長野市上千歳町で昭和11年創業の、働く男性の身だしなみを支えてきた「テーラー竹村」の紳士服仕立て職人、竹村碩敏さんです。
竹村さんはこの店の二代目。18歳から仕立ての道に入り、5年ほど東京で修業したのち、実家のお店で働き始めました。キャリアはこの道53年の大ベテラン。
当時は、従業員を含め7名ほどで働いていたため、仕事は分業制でした。3日に1度は、ながの東急で採寸を担当し、残りの日はお店で裁断をしたりという日々を送っていました。最盛期の年間製作数は150着を上回っていたそうです。 -
越将俊さん 専門学校教師/アーティスト未来の自分をデザインする生徒の背中を押す 進化し続ける教師兼アーティスト
先生という人種が苦手で、恩師と呼べる存在に出会えたのは30歳を過ぎた大学院時代という編集部・安斎。
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今回の取材を通して、実はちょっと嫉妬しました。もし若いころにこんな熱くて面白い先生と出会っていたら、人生はまったく違うものになっていたかもしれない、この人に教わる生徒が羨ましいと思ってしまいました。
その先生とは、岡学園トータルデザインアカデミーの越将俊さん。
同校でデザインとマーケティングを教えながら、彫像をはじめとしたアーティスト活動でも高い評価を得ています。 -
北村秀雄さん シニアワインアドバイザー/セラーキタムラ経営ワインアドバイザー全国選手権の優勝経験者 ナガノワイン普及 立役者の一人
「ワインアドバイザー」とは何か。
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ワインに関する資格として最も有名な「ソムリエ」は、飲食店でワインを提供する人を対象としたものです。
それに対して、「ワインアドバイザー」は酒販店の従事者が対象となります。ソムリエの認定試験の合格率は毎年40%前後で推移していますが、ワインアドバイザーの合格率は20%台で、より狭き門となっています。
北村さんは、その狭き門をくぐり抜けたエキスパートたちの中で争われる全国選手権でトップを勝ち取った人です。正にエキスパートの中のエキスパート。 -
清水翔太郎さん 勝代さん夫妻 清水屋旅館店主外国人の第二の故郷
冗談が好きで、顔をくしゃくしゃにして笑う恵比寿様のような人。
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それが、長野市善光寺表参道沿いに建つ清水屋旅館のオーナー、清水翔太郎さんです。
そして、ご主人の横に座るのは、二人三脚でこの旅館を切り盛りする奥様の勝代さん。さりげなく出してくれた奥様のお茶で、その場の空気と我々の心が一気に温まりました。
まるで、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家に来たような気分になってしまった私。 -
田上真里さん 長野相生座ロキシー/支配人観客とスタッフの距離が近い映画館
権堂にある映画館、長野相生座ロキシーは年に100本ほど単館上映を行っています。独立系の映画館自体が減少傾向にある昨今、特に地方では珍しいことです。上映する映画のジャンルは名画、ヨーロッパ映画、アジア映画、ドキュメンタリーなど幅が広いものの、いわゆるミニシアター系と呼ばれる作品が大多数を占め、比較的コアな映画ファンに支えられています。
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飯室織絵さん 1166バックパッカーズ/ゲストハウスオーナー出会いを繋ぎ、旅を豊かにする
玄関の古い木戸を開けると、そこには大きなテーブルが置いてあります。
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1166バックパッカーズは14床という小さな規模のゲストハウスですが、ラウンジにあるそのテーブルは10人以上がかけられるだけの大きさがあります。そこにはオーナーの飯室織絵さんのこんな気持ちが込められています。