長野市人物図鑑
長野市には魅力あふれる人、
輝いている人がたくさんいます。
その人たちが街の魅力をつくっています。
輝いている人たちを通じて、
長野市をもっと声高に自慢できるように、
そして多くの方に「あの人にあいたい!」と
思って長野市を訪ねてもらいたい。
それが「長野市人物図鑑」です。
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松本かおるさん 陶芸家土そのもののよさを引き出す お化粧しないすっぴんの器
釉薬を一切使わない焼き締めの陶器、備前焼。手触りのよさとともに、男らしく重々しい印象を受ける備前焼ですが、陶芸家・松本かおるさんの作品は、優しいカーブを描き、薄くてかつ繊細です。
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「私の作品は削っているので軽いですね。備前焼はごつごつしているものが多いんですけど、私は軽いものに手が行くし、重たいと使わなくなったりします。でも、備前焼のテクスチャーは好きなので、これで自分が使いやすいもの、使いたいと思うものをつくってみようと思いました」 -
相場雄希さん フレア・バーテンダー世界チャンピオン cloud nineオーナー軽やかなパフォーマンスの裏側には 正確な技術と知識、そしておもてなしの心
フレア・バーテンディングとは、軽やかなパフォーマンスでカクテルを作る技術のこと。その世界一を決める「TGIフライデーズ バーテンダーチャンピオンシップ」で2005年に優勝したのが長野市のカジュアルダイニングバー「cloud nine」オーナー相場雄希さんです。
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リッツ・カールトンが主催する同大会では、カクテルをつくる正確さとそのための知識、センス、そして接客など、総合的な視点からバーテンダーとしてのスキルを審査されます。 -
ラッシャー青木さん 大橋ボクシングジム所属 プロボクサー恐がりの自分に勝つために、喝!
2014年10月25日、千曲市戸倉体育館にて長野市出身のプロボクサー(大橋ボクシングジム所属)、ラッシャー青木さんが凱旋試合を行いました。
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「今日の試合は、地元の方も応援に来ているので、絶対に負けられない試合。8月に負けているので、もうあとがない状況のなか、相当なプレッシャーでした」
試合後に素直な気持ちを聞かせてくれた青木さん。しかし、この日はラウンドを追うごとに、プレッシャーをかけながら前に出るスタイルが発揮され、得意の右ストレートが炸裂。見事、勝利をおさめました。 -
伝田正秀さん 読売日本交響楽団アシスタントコンサートマスター ヴァイオリニストヴァイオリンの音色を無限に響かせ 味のあるハーモニーを奏でる
「お客様に喜んでいただくためには、難しい曲を弾きこなすことよりも大切なことがある」
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長野市出身のヴァイオリン奏者伝田正秀さん。2006年から仙台フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリン奏者としてオーケストラを束ねるコンサートマスターをし、また、2014年4月から読売日本交響楽団のアシスタントコンサートマスターとして活躍しています。
伝田さんは、両親がスズキ・メソードヴァイオリン教室の先生だったことで3歳からヴァイオリンを弾き始めました。
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滝澤善五郎さん 松葉屋家具店7代目店主/くらし道具学研究所100年単位で長く使える物を生み出す
今回ご紹介するのは、「100年使える家具」を提唱し、自然素材の木製家具を作り続けている、松葉屋家具店の店主・滝澤善五郎さんです。
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滝澤さんは先日、80年以上前に松葉屋で制作したテーブルを再び自社で修理し、命を吹き込んでお客さんの元へ返したといいます。
長い歴史を持つ松葉屋だからこそできたサービスでしょう。創業から約180年を数え、滝澤さんは7代目にあたります。
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井出ひろかさん 長野県赤十字血液センター長野献血ルーム看護師リラックスを促し、ぬくもりのリレーを手伝う
「採血を行うときは毎回緊張します。健康な方から血液を頂くわけですから」
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とひたむきな表情で話す看護師の井出ひろかさん。現在、長野県赤十字血液センター長野献血ルームの看護師として採血業務に携わっています。
看護学校を卒業して、はじめに就職したのは長野市内の総合病院でした。その後、出産を機に職場をあとにしますが、子どもが就園するころになると以前の仕事仲間から復帰しないかと声が掛かります。 -
宮沢辰子さん 戸隠神告げ温泉 女将戸隠に湧き出た奇跡の泉
長野市戸隠には「神告げ温泉」という名の秘湯があります。
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ここの女将、宮沢辰子さんにその所以をお聞きしました。
辰子さんの夫である公一郎さんが現在、神告げ温泉の社長です。
その公一郎さんは2歳の頃に父を戦争で亡くし母親や祖父母に育てられ、特に祖父に可愛がられていました。
その祖父が亡くなる前に遺した言葉が後の宮沢家の運命を変えたと辰子さんは言います。 -
中澤豊さん スポーツニッポン新聞社長野支局記者信州スポーツを一番近くで見てきた男
生粋のスポーツ好きライター
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「昨今、長野県はAC長野パルセイロをはじめ、松本山雅FC、信州ブレイブウォリアーズ、信濃グランセローズなどプロスポーツがすごく盛り上がってきているのを感じます」
こう話すのは、現在長野県に唯一あるスポーツ新聞社、スポーツニッポン新聞社長野支局記者の中沢豊さんです。
中澤さんは根っからのスポーツ好きで小学校での野球から始まり、中学校でサッカー、高校で弓道、そして大学でヨット部と多くのスポーツを経験します。スポーツは見るのもやるのも好きという中澤さんは、大学卒業後はスポーツの魅力を伝えたいという思いからライター事務所に所属し、スポーツライターの道に進みます。その後、フリーとなり地元長野市に帰ったのを契機に、縁あってスポーツニッポン新聞社で筆を執っています。 -
山口美寿寿(みすず)さん 城山動物園飼育員人気者アシカの暮らしを支える子どもの頃からの夢を叶えた飼育員
動物と毎日一緒にいられる幸せ
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市街地にあって入場無料の城山動物園。市民の憩いの場所として親しまれています。そこで最も人気のある動物の一つがアシカです。餌をあげる11時と15時半には、アシカの水槽の周りに多くの人が集まります。
先代のアシカから13年にわたってアシカの飼育係を務めているのが山口美寿寿さんです。
「動物が好きなので、毎日近くにいられるというのは嬉しいですね。やっぱり動物は死んでしまうこともあるし、悲しいこともあるんですけど、自分が好きでやっている仕事なのでやりがいがあります」 -
守屋智江さん 子どもの服コトリオーナー/英会話教室講師今できることを大切に 三足のわらじで挑戦を続ける
いいものを手ごろな値段で。よく聞くセリフですが、こと子ども服についてはなかなか当てはまるお店がないものです。
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そんな悩みを解決してくれるのが、桜枝町にある「子どもの服コトリ」。オーナーの守屋智江さんはお店をオープンした理由をこう話します。
「当時、長野には子ども服のお店があまりなかったんです。デパートか、チェーン店しか見つからなくて、あとはセレクトショップや雑貨店の一角にちょっと置いている程度でした。自分が望むようなお店がないなら、自分でつくろうと思いました」