No.34
飯綱高原ノルディックウォーキングフェスティバル
信州ノルディックウォーキング協会会長清水元雄さんのフェイバリット
四季を楽しむウォーキングコース
文・写真 小林隆史
飯綱高原を歩く特設コースがオープン
平成28年8月11日(山の日)、妙高戸隠連山国立公園飯綱高原に、地元観光協会と長野市開発公社が整備し、JNFA(NPO法人日本ノルディックフィットネス協会)公認のノルディックウォーキングコースがオープンしました。飯綱高原では大座法師池を中心に、初級コース(3km)と中級コース(7km)があります。飯綱山の南東一帯の標高900mから1100mに広がる緩やかな起伏を歩くコースは、シラカバやカラマツに包まれ、湿原や湖沼が点在する豊かな景観が魅力。リュウキンカやミズバショウなどが咲き、四季折々の自然を楽しめます。
昨年までマラソン大会が開催されてきた飯綱高原ですが、今年からは幅広い年齢層の人が気軽に取り組めるノルディックウォーキングを中心に、体験会やイベントを開催しています。
コースの中心となる飯綱高原大座法師池は長野市内から車で約30分。夏場はキャンプ、秋は軽装でノルディックウォーキングを楽しめる(写真提供:長野市)
コースは初級コース(3km)の「小天狗コース」と中級コース(7km)の「水芭蕉コース」がある
様々なイベントを開催
飯綱高原ノルディックウォーキングコースでは、年間を通して様々なイベントを開催しています。講師を招いたノルディックウォーキングの体験教室では、ポールを使った準備運動や基本的な歩き方を学ぶことができ、スポーツに慣れ親しむ機会となっています。
11月6日には、「飯綱高原健康ウォーキングフェスティバル」が開かれ、全国から約150名の参加申し込みがあり、あいにくの天気に見舞われながらも、参加者たちは身体を動かし、秋の飯綱高原を楽しみました。当日は芋井地区の青年部による振る舞いや合唱発表なども行われ、大賑わいとなりました。
当日は芋井地区青年部による合唱が披露された
市内を中心に県内外の参加者が訪れた「飯綱高原健康ウォーキングフェスティバル」(写真提供:長野市)
ノルディックウォーキングの魅力
ノルディックウォーキングは、2本のポールを両手に持って歩くフィンランド発祥のスポーツです。ポールを使用するため、通常のウォーキングに比べて全身運動となり、エネルギー消費量も増加。その上、ランニングや山登り、クライミングなどに比べて膝や腰への負担が軽くなるため、誰でも簡単に取り組めます。継続して行なうことで、生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防にも効果があるそう。
長野市では、飯綱高原や市内運動公園でノルディックウォーキングの体験会やイベントが開催されています。普段は街中を歩き、休日には山の中を歩く。自然が身近な長野ならではの楽しみ方でスポーツに取り組んでみてはいかがでしょうか。
上半身を前後に動かすことで全身運動となり、ウォーキングに比べてエネルギー消費量もアップするそう
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長野市スポーツ課
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