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わくわく・共感できる長野の元気情報を配信します!

ナガラボはながのシティプロモーションの一環です

みなさん、旅行はお好きですか?
ゴールデンウィークや夏休みを使って、旅行の計画を立てはじめる方もいるのではないでしょうか。近場で少しリッチに過ごそうか、それとも少し足を伸ばして海外も。
 
「宿泊費を抑えたい」
「その土地に暮らす人や旅人と交流したい」
 
そんな希望を叶えるゲストハウスは、宿泊場所としての機能はもちろん旅の濃度をあげる場所になることも。

長野市東後町のゲストハウス『WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE – Pise(以下、Pise)』も旅のスパイスとなる場所のひとつ。
プロスキーヤーとして大阪から長野市に移住した店主サンボさんが手がけました。

一歩足を踏み入れると気持ちが踊る、異国情緒あふれるゲストハウス。
いったいどんな場所なのでしょうか?

ゲストハウスの構想は10年前からあったけど……。

2005年にpiseの前身となる『アジアン・ナイト・マーケット』を開きました。世界中を旅して買い付けた雑貨の販売やタイ料理を提供をするお店です。
 
「実は、ゲストハウスの構想は『アジアン・ナイト・マーケット』を開くときからあって。だけどはじめるタイミングはまだ今(2005年)じゃないと思ったんですよね。それは当時、日本でまだゲストハウスがメジャーではなかったということもあるし、ゲストハウスをつくるための設備面などクリアしなきゃいけないことも多かったから」


提供:WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE – Pise

都度スタッフを募集しながら10年間つづけてきた『アジアン・ナイト・マーケット』は順調でした。しかしそれゆえ、お店の経営をやりきった感覚を抱いたサンボさんは、スタッフが途切れたことを期に店を閉める決意をしました。


提供:WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE – Pise

その後、スキーヤーとして「遊び」に全力を注ぐことに。
職を持たず自由に過ごしましたが、その生活も10日ほどで飽き、物足りなさを感じてしまったサンボさん。
 
当時のブログでは、”どうやら仕事って、お金かけて好きな物作ったり、人巻き込んでおもしろい事して、それでお金稼いで、そのお金をまたいっぱい使って楽しい事するから、どうやらめっちゃ楽しいみたい(本文ママ)”と心境を語っています。

図面不要? 脳内から次々とあふれ出るイメージを内装に。


提供:WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE – Pise

かつて構想にあったゲストハウスを形にしたのは2015年のこと。
ゲストハウスを形にする難易度の高さに気づくと同時に、そのハードルを超えていく楽しさを実感しました。
 
「『アジアン・ナイト・マーケット』は、ほぼ自分でセルフビルドでつくりましたが、『Pise』はこの10年で知り合った人に内装工事を手伝ってもらいました。
 
施工は、東京のゲストハウス『Nui.』や『toco.』を手掛けた大工チーム『渡部屋』長野の美術家まぜこぜの小池さんを中心に、県内に限らず、全国各地から来てくれて!
 
『そこにビリヤード台を置いたらいいだろうなぁ』とか『カウンターの石はプロが積んだら石垣みたいになっちゃうから自分たちで積もう』といった調子で、最初から決めきらずつくりながら考えて内装ができていきました」

 
こうして『Pise』は完成し、ゲストハウスとして動き始めました。

狩猟を体験したり、自転車に乗ったり。非日常のアクティブな体験。

ゲストハウスとして再始動した『Pise』の楽しみ方は宿泊だけではありません。
 
「最近SHIP(信州イノベーションプロジェクト)と共に、狩猟体験ツアーの報告会とジビエ食事会をここでやったんですよ。僕も狩猟をやっているので、実際山に入ってイノシシや鹿を狩って。狩猟体験の様子をまとめた映像を見たあとにジビエ料理を食べていただきました」


提供:SHIP(信州イノベーションプロジェクト)

他にも貸出ししているマウンテンバイクでダウンヒルをしたり、お酒を飲みながらビリヤードをしたり、ぶどう畑の収穫体験ができたり、サンボさんが捕獲したイノシシをその時の気分でおいしく調理した限定メニューが味わえたり。五感を使って楽しみたいアクティビティに出合うことができます。

失敗することも旅の楽しみなのだから。

現在もふらりと日本飛び出し世界を旅しつつ、自身も旅人を受け入れるサンボさんに、どんな方がマッチする宿なのかお聞きしてみました。
 
「自分で旅の楽しみ方を見出せる人が合うと思いますね。漠然と楽しい旅をしたくて、ここに泊まれば自動的においしいご飯の情報から、長野の休日の楽しみ方までひと通り手に入る! と期待をもって泊まりに来たらちょっとがっかりしちゃうかも。
 
『Pise』は宿泊者を手放しにする宿なんです(笑)。
というのも、僕は旅をしていて旅特有のスリルや失敗も楽しみたいと思うタイプだから。
これはちょっと大げさな例かもしれないけど、例えば全然情報のないお店にふらっと入ってみたらめちゃくちゃまずかったことがあったとします。その時はショックだけど、帰ってからいいネタになるんじゃないかなと思っていて(笑)。
 
『スキーをしたい!』など自然相手の遊びは、天気やコンディション含め的確にアドバイスができると思うので、気軽に聞いてもらえたらうれしいですね。イベントも興味があったら積極的に参加してみてください!」


サンボさんが旅で訪れた場所。現在43箇所にピンが打ってある。

自分の目で見て、足を使って得た情報が、旅の充実度につながるとも語っていたサンボさん。
    
今やガイドブックはもちろん、スマートフォンさえあれば、便利に楽しく安全に旅ができるようになりました。観光名所の地図データをiPhoneにストックして、順番にまわっていく。普段手にする道具がどんどん便利になって、見知らぬ土地へ行くハードルはグッと下がったように感じます。
 
しかしだからこそ、あえて少し冒険することも旅を醍醐味なのではないでしょうか。
全力で遊び、旅を愛する店主があなたを待っています!
 
 
 
WORLDTRECK DINER & GUESTHOUSE – Pise
電話:026-241-5656
ホームページ:http://nagano-guesthouse.com/

ナカノ ヒトミ
ナカノ ヒトミ(フリーライター)

ライタープロフィール1990年佐久市生まれ。2014年より(一社)信州若者会議においてwebメディア「SALMON1000」でのライティング、長野県のUIターン事業「若鮭アカデミー」に携わる。2016年4月からは(株)地元カンパニーにて「地元のギフト」制作に携わり、全国各地の生産者への取材を行う。2017年3月よりフリーライターに。

 

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