善光寺参拝だけで帰宅してしまう観光客が後を立たないという。これって善光寺近辺にほかに見るスポットを知らないということだよね? 子供たちも善光寺参拝だけで帰るなんてなんだかかわいそうだし…ということで善光寺近辺で子供もハッピーになれる場所の1つ、「城山動物園」に行ってきました!
城山動物園とは?
昭和36年8月20日に開園した市営の動物園。料金はなんと無料!
動物の種類(哺乳類・爬虫類・鳥類)は35種類と、無料でここまで私たちを楽しませてしまって大丈夫なのか? と心配になります。そして子供が大好きなメリーゴーランドやバッテリーカーなどの遊園地的な要素も備え、都市型動物園として老若男女に愛されています。平成23年8月には開園50周年を迎えたようですよ。
善光寺から出発して城山動物園に早速行ってみよう!
観光客で賑わう善光寺にて参拝後、早速、城山動物園に向けて出発です。多くの観光客が「善光寺近辺には見る場所がない!」と帰る最中、動物園に向かう私。参拝後に動物園に行けるなんてなんだかとっても得した気分です(笑)
動物園までの道のりには、城山公園があり、地元に暮らす家族連れの憩いの場になっているようでした。
善光寺から歩いて8分のところに動物園があります。
無料の駐車場も完備。
これは車で来たときもありがたいですね
無料の城山動物園には、なんと動物たちが35種類!早速インタビューしてみましょう。
動物園には35種類の動物たちが暮らしています。早速紹介していきます!
カリフォルニアアザラシ。
私「なんでずっとプール内をぐるぐるしているのですか?」
アザラシ「だって潜水能力が高いんだもん!水に潜るときには鼻の穴を閉じることができて、長ければおよそ15分も潜っていることができるんだよ」
ニホンザル(サル山あり)
私「いつも移動は、団体行動ですか?」
ニホンザル「野生だと普通は20~80頭だけれども、餌付けされた大分県高崎山の群れは1,000頭を超えるよ!(笑)」
モモイロペリカン
私「大きなクチバシの下にある喉袋はどんな役割があるんですか?」
モモイロペリカン「喉袋は魚を捕る網として使うよ。10リットルを超える水を貯めることもできちゃうの! あとは、暑い日は喉を揺らして体温調整もしているの」
リスザル
私「いつもじっとせず飛び回っているんですか?」
リスザル「うん、動くのが好き。樹上でも飛び上がって、飛んでいる昆虫を捕らえることもできるんだ! 長い尻尾はバランスを取る役目をしているだけで、ものに巻きつけたりはできないよ(笑)」
シシオザル
私「寿命はどのくらいですか?」
シシオザル「野生での寿命は20年程度で、飼育下では30年前後。今は絶滅危惧種として認定されていて、世界的に保護が進んでいるんだよ!」
ワオキツネキザル
私「いつも何を食べているんですか?」
ワオキツネザル「主な食べ物は果実や木の葉、花など生息地や季節などによって異なるけれど、土を食べることもあるよ! 土壌に含まれている塩分を摂取しているんだ」
キンケイ
私「普段はどういうところで生活しているんですか?」
キンケイ「中国やミャンマーなどの標高の高い地域に生息しているから、寒さには強いよ! だけど暑さは苦手で今年の猛暑はキツかったよ…」
ニジキジ
私「旦那さんとかいるんですか?」
ニジキジ「いるよ! だけどウチは一夫多妻で、旦那はよく響くさわがしい声で求愛のために鳴いているわ」
ギンケイ
私「オスはどのくらいの大きさですか?」
ギンケイ「オスは約1.5mと大型なのよ。その半分以上が長い尾羽で占められているのだけどね! 緑と白を基調としてて色鮮やかでしょ?」
ニホンキジ
私「日本の国鳥でもあり、市町村の鳥に指定している自治体も多いですよね?」
ニホンキジ「そうなんですよ。桃太郎をはじめとした物語や、和歌、俳句、ことわざにも多く出させて頂いて光栄です」
フンボルトペンギン
私「動物園の人気者! でもペンギンって種類が多くて。。何か見分ける方法はありますか?」
フンボルトペンギン「特徴は胸にある太い一本のラインです! それに、クチバシ周りはピンク色の皮膚がむき出しになっているのも特徴かもしれないですね」
フラミンゴ
私「なんで体がピンク色なんですか?」
フラミンゴ「野生の生息地には、スピルナという藻類が生息していて、その藻類がβカロチンを多く含んでいるのだけど、ここでは餌にβカロチンを添加したものを食べさせてくれているのよ。そうするとピンク色になるの」
ニホンリス
私「冬眠はするんですか?」
ニホンリス「冬眠はしないんだよ! 秋にドングリなどの木の実を地中に埋めて蓄えておくの」
ヤクシカ
私「ちょっと足が短い感じですか?」
ヤクシカ「そうなんですよ。体に対して四肢が短いんです(笑)。また角もホンシュウジカやエゾジカが4本に分かれるのに対して、ヤクシカの角は3本に分かれているんです」
インタビューを終えて
城山動物園で暮らす動物たちはとても穏やかにのびのび暮らしていました。その裏には市民 や飼育員さんに動物たちが大切に可愛がられているからこそ感じる、城山動物園のアットホームさがありました。子供たち以上に、大人のみなさんが動物の愛くるしさに癒されそうです。これからも安心して過ごせる城山動物園であり続けられるよう、みんなで守っていきたいですね。
城山動物園
【入園料】無料
【開園時間】9:00~17:00(11月~2月は16:30まで)
【休園日】12月~2月の月曜日(休日の場合は翌日)、12月29日~12月31日