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ーー先程は「長野市の好きなところ」をお聞きしていきましたが、続いて「ちょっと不便だと感じる長野市」についてお聞きしていきたいです！
 
君島　千葉から移住して気づいたけど、長野市は車がなかったら結構不便だよねー。行動範囲が狭くなっちゃう！
 
半田　よく言われることだと思いますけど、これは本当にそうですよね。私は車持ってないので、（実家のある東御市から）長野に来てからほぼ歩ける範囲でしか移動することが多いです。最近松代にできた『コトリの湯』に友達と行きたいと話していたんですけど、みんな車を持っていないからなかなか行けなくて。原付きの免許は持っているので、夏は家からバイト先までバイク移動することはありますけど、バイクでは長距離の運転はしないですね。
 
駐車場代やガソリン代などの維持費がかかることがネックで……。車は学生だとなかなか持ちづらくて！　レンタカー借りるほどではないけど、徒歩だとちょっと遠い場所はたくさんありますよね。でも意外となんとかなるなとは感じます。
 
中里　私は一応免許持っているんだけど、ペーパーだから全然運転していなくて。実際、行動範囲がこの辺（善光寺門前から長野駅前）だったら、全然車がなくてもいけるんじゃないかなって思ってるんだよね。
 
君島　うんうん、行動範囲によっては車がなくても不自由じゃないかもしれないね！

中里　私は洋服が好きなんだけど、市内に好みの店があまりなくて。だから東京へ行くタイミングで、まとめ買いすることが多いかな！　最近はシンプルで着回しが効くユニクロの服がどんどん増えているかも。
 
半田　私は古着が好きですが、どんどん古着屋が少なくなっている印象があります。南千歳にある『ローカル』って古着屋が好きだったんですけど、去年閉店の準備をしていて。
 
君島　私の周りの友達はほとんどZOZOTOWNで買っているみたい。
 
一同　通販！　わかる！
 
半田　あとは少し遠出して、軽井沢で買い物をしますね。近くで同じ年頃の子だと服が被っちゃうことが多いから！　今日私が着ているアウターも学校で2人被っちゃって。
 
中里　えー！　それはちょっと嫌だ！
 
半田　特に駅ビルのアパレルは、ありがたいことにセールで大幅に安くなることが多いので、学生が手を伸ばしやすいんですよね。服が被るのは「あるある」なのかもしれません（笑）！

――さらに踏み込んで、恋愛結婚事情についてもお聞きしていきたいと思います！
 
中里　あ、どうしよう！　私話せるネタがない……（笑）。長野市って出会いがないというか、世界が狭いんです。みんな知り合いだから、そこにはいけないなって感じてしまいます。社外で新しい交流をつくるのって結構大変じゃないですか？　私のイメージだと、社内や中学、高校の同級生が多い気がしていて。あぁ、気合いいれないと……！
 
君島　長野市のいいところでもある「知り合い同士が知り合い」ってやつだよね。でも、気合いを入れるってどういうこと（笑）？
 
中里　知り合いに紹介してもらうかな……？　高校のつながりって大学に入った時点で、いったん疎遠になっちゃう気がするんです。だから社会人になったら、新しいつながりを探すしかないのかなーって。
 
半田　私今彼氏いないんですけど、中里さんが言うようになかなか出会いがなくて。女子37人、男子が2人の学科だから、男子が萎縮しちゃいますよね（笑）。サークルに入っている子は、ほかの大学に恋人がいる人が多いかも！
 
中里　バイト先は？
 
半田　いやー、お客さんでたまに若い人は来るけど、もしうまくいかなかくなったら、いろんな人に気を遣っちゃうかも。
 

君島　確かに気は遣っちゃうかもしれないけど、そこは割り切るしかない！

ーー盛り上がりそうなところで、今後のことも聞いていきたいです！　これからみなさん結婚や出産などのライフステージを迎える可能性がありますが、居住地は長野市を考えていますか？
 
中里　相手が長野市の人だったら住みつづけたいです！
 
君島　私は自分の地元に住みたい気持ちがあるかなあ。もちろん長野はいいところだけど、出産や子育てを考えると自分の両親が近くにいる地元もいいかも。いつかは地元の千葉で暮らしたいという思いは、心のどこかにはあるね。
 
でも、最近子育て環境は長野はいいかもなとも思い始めていて。山のほうに行くと、のびのび育てられそうだなぁって考えちゃう。
 
半田　長野市近辺には、自然保育を推進している保育園もたくさんありますもんね。長野市外になりますが、私が実習で行ったところは全面芝生で、お散歩で近くの山に行くことがありました。確かに子育て環境よさそうだなって！
 
中里　半田さんはこれからも長野市に住み続けたい？
 
半田　うーん、正直わからないですねー。さっきの仕事の話題（前半参照）でも話しましたけど、働いていく中で、県外に出たほうがもっと広い世界を知れると感じたら長野市を出るかも。
 
でもホームが長野市や長野県にあるから、外に出ていきやすいっていう感覚はありますね。東京に進学した友達の話を聞くと、長野の人のつながりの強さがうらやましいって言ってました。ご近所付き合いや、外を歩いていて知り合いと会うことってコンパクトな街だからこその魅力なのかなって。私の感覚ですが、長野市は優しい人が多いし！
 
君島　買い物するときはもっとお店があるといいな！　って思っちゃうけど、結局コンパクトだったり、ちょっと足りないくらいがちょうどいいのかもなぁ。
 
中里　あ、わかるかも。ちょっと私たちの欲望を満たすものが足りない長野市だから愛おしい！

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この後も話は盛り上がり、約2時間の「ナガノ女子会」はあっという間に終わりの時間を迎えました。
 
今回は、座談会という形で長野市に住む女性たちの一面を紐解いてみました。
もちろん街に対して、他にもいろいろな意見や考え方があると思いますし、あるべきだと思います。
 
時には真面目に、時には食を囲みお酒を飲んでフランクに。
 
みなさんも自分の住む「長野市」をテーマに身近な人と話してみると、新たな発見や共感が生まれるかもしれません！