長野市に住む20代、30代の本音って、実はあまり耳にすることは少ないもの。
雑誌やウェブサイトに掲載されている情報は、常にアップデートされているとはいえ、少し違和感を感じることも。
そこで、それぞれ属性の違った3名の長野市在住の女性を集めた座談会（という名の飲み会）「ナガノ女子会」を開き、長野市での生活のリアルを聞いてみました。
さあ、2018年ナガノ女子は一体何を考え、暮らしているのでしょうか？
まずは今回の「ナガノ女子会」の参加者をご紹介します。
＜座談会参加者プロフィール＞
（左）半田莉幸（はんだ・りこ）
21歳。東御市出身長野市在住。生まれてからずっと長野県内で生活を送っている。今春、短大を卒業し、長野市内のデザイン・企画制作会社で働きはじめた。
（中）君島祐三子（きみじま・ゆみこ）
30歳。千葉県浦安市出身長野市在住。夫の経営する飲食店でホール、経理などなんでも行う。
（右）中里美佳（なかざと・みか）
27歳。長野市松代町出身在住。大学卒業後、長野市でUターン就職。勤務先の地元新聞社は入社5年目。
本日の女子会の会場は長野市権堂の『GOFUKU』です。
この記事は前編、後編の二部構成でお送りします。それぞれのトピックスは以下の通り！どんどん踏み込んで聞いていきますよ〜！
ー前編ー
・なぜ今長野市で暮らしているの？
・長野の好きなところはどんなところ？
ー後編ー
・実際ここが不便かも！
・長野で恋愛するなら？
・今後の長野との付き合い方
長野に暮らすようになった理由
ーー本日はお酒を飲みながら、ざっくばらんに「長野市での生活」についてお話できたら嬉しいです。まずは、それぞれ長野市に住み始めた経緯を教えてください！
中里 私は長野市松代町の出身で、大学で東京に出て就職のタイミングで戻ってきました。就職先は東京と長野で悩んで……。食品メーカーを志望していたのですが、様々な企業を受ける中で現在の新聞社に内定をいただき、結果的に長野に戻ることになりました。
半田 私は東御市出身なのですが、短大が長野市内にあるので一人暮らしをしています。
君島 私は千葉県浦安市出身です。3年前に夫についてくる形で移住をして、長野市に住んでいます。
ーーありがとうございます！なるほどー、三人とも長野市に住むに至った経緯が違いますよね。それぞれ詳しく聞いてみたいと思います。半田さんは進学を考えた時に、長野県の外に出ようとは思わなかった？
半田 私は元々広告デザインをやってみたいなと思っていたんです。ただ、親が公務員で周りの友達も公務員志望、助言する先生も公務員で。必然的に公務員ベースで進学先を考えるようになって。
現在通っている長野県短期大学では幼児教育学科に所属しています。絵を描くことと、子どもが好きだったので、保育士になればどちらも活かせると思ったんです。だから長野県内の就職率の高かった短大に行こうと進路を定めたんですよね。ただ、働いているバイト先で夢追い人が多くて、考え方が広がったんです。
中里 考え方が広がった？
半田 それぞれ生き方が自由で（笑）！周りに合わせず、自分もやりたいことをやった方がいいなと感じて、今の就職先を選びました。
最初は東京に出たいと思っていたんですけど、3個下の妹と進学・卒業のタイミング全て被ることがあってお金がすごくかかるんですよね。親に頼ることはできないし、一人で東京でお金を貯めるバイタリティもないなと思って、長野で最初のステップを踏もうと長野市内に就職することに決めました。
一同 すごい！しっかりしてるなぁ。
中里 半田さんのお仕事は営業なんですね。私も営業をやっていて新聞広告をとったりイベントを開催したりしています。転勤もあるのでドキドキなんですよー！
半田 私は転勤がないので、その点ちょっと安心かも！
ーー君島さんは千葉からどのような経緯で移住されたんですか？
君島 長野市には旦那の実家があるんだよね。私たちは大学が一緒で10年付き合って結婚したんだけど、大学卒業後しばらくして、旦那が実家に戻って自営業を始めようとして。
半田 遠距離恋愛だったってことですか？！
君島 そうそう。
中里 遠距離で10年！すごいなぁ。
君島 だから偵察する意味で私も長野に来て、少し一緒に住んでから籍を入れることにしたよ（笑）。
中里 しっかりと地元での生活ぶりを確認してから籍を入れたんですね！
君島 そのつもりだったけど、結局偵察したところで相手のことは100％わからないなって思って。だけど、信じてついて行こうと決意したんだ！
半田 いい話だ…！
お酒がすすみ話が盛り上がっていきます！
だから、長野に住んでよかった！
ーー長野市に住んでよかったことを教えてください！
半田 私長野市すごく好きなんですよ！ちょうどいい都会感があるなって思って。お店が全然ないわけじゃないけど、人がまったくいないわけでもない。それなり賑わってる！
君島 歩いていて人とぶつからないよね、東京みたいに（笑）。
中里 確かに！ ほどよく人がいますよね。
君島 あとは、人のつながりが強いなって千葉にいた時よりも感じている。基本的に私は飲食店のつながりになっちゃうけど、「つながりがないと思っていた知り合い同士が知り合いだった」って状況がよくあるもん。
半田 わかりますー！ 月に何度も「世間せまい！」って思っちゃいます。
初対面の3人が打ち解け、会話が盛り上がったところで前編はおわり……！
後編では「長野のここが不便！」「長野在住女子の恋愛模様」など、よりぶっちゃけた長野トークをお送りします！
＜後編へ＞
ライタープロフィール1990年佐久市生まれ。2014年より（一社）信州若者会議においてwebメディア「SALMON1000」でのライティング、長野県のUIターン事業「若鮭アカデミー」に携わる。2016年4月からは（株）地元カンパニーにて「地元のギフト」制作に携わり、全国各地の生産者への取材を行う。2017年3月よりフリーライターに。
