産業政策課という堅苦しい名前の部署に行ってきました。
2015年11月17日 | 活動内容:中西さんの移住記録 |
これから会社版ナガラボを始めるにあたって、市内の魅力的な企業を紹介してもらおうと、長野市役所産業政策課の小柳仁彦課長と、同課雇用促進室の前島睦美室長のもとを訪れました。
産業政策課とは、何をしているところか。同課のHPを覗くと、「産業振興施策の企画、産業振興ビジョンの策定、商工業振興、企業誘致、産学官連携、計量、商工団体の指導育成、中小企業振興資金融資、TMO支援、起業支援」とあります。
堅苦しい感じですが、長野市の企業について精通しているわけです。
安斎「というわけで、産業政策課おススメの優良企業を教えてください!」
前島室長「せっかくお越しいただいたのに申し訳ないんですが、行政の担当者としては、『この企業がおススメ』ということは言えないんです」
安斎「ですよねー。だと思いました」
しかし、そこですごすご帰ったりしないのが、この企画。雑談をインタビュー記事にしちゃいます。(市役所の方々、いつもすいません)
(以下、敬称略)
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安斎:最近、LIGというWeb業界で有名な会社が信濃町(長野市の隣町)に事務所を開設して(記事こちら)、あれすごく羨ましいなと思っているんです。羨ましいっていうのは、働いている人もそうですが、信濃町がです。ほんの数人ですが、すごい広告塔が来たわけで。湖上の事務所とか、インパクト大ですよね。
小柳:そうですね。でも、今、長野県で進めている「まちなか・おためしラボ」というプロジェクトでは、長野市にも3組が期間限定でオフィスを置いていて、それもおもしろくなりそうですよ。彼らが長野市に居住してもらえると、そこから色々と発信できるかなと思っています。あとはアソビズムさん(同社の大手社長の記事はこちら、同社丸山さんの記事はこちら)の存在も大きいですよね。そうしたライフスタイル、ワークスタイルをうまく発信していきたいですね。
安斎:長野県だけをみても、魅力的な町がいっぱいあるじゃないですか。その中から長野市を選んでもらうにはどうすればいいんですかね。
小柳:受け入れる側が情報をしっかり把握して整理しておくことでしょう。ワンストップサービスがないと、来る方にとってはすごく不安。そして、そのポストにいる人はあまり異動させない方がいいですね。
安斎:行政の人って3、4年で異動してしまいますよね。移住して来たら、親身に相談に乗ってくれた担当者が別の部署に行ってしまうなんてこともありそう。
小柳:四国で成功している神山町や上勝町でもそうなんですけど、やっぱり担当者が長く同じポストにいらっしゃる。取り上げられ始めたのは2、3年前だけど、始めたのは15年前というようなことはざらにありますよね。
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安斎:せっかくなので、長野市の仕組みで、もっと多くの人に知ってほしいと思っていることってありますか。微力ながら、移住コンシェルジュブログで紹介できたらいいなと。
小柳:長野市は人口減少対策課に相談デスクをつくったので、そこが先ほど言った「ワンストップサービス」の窓口ということになります。産業政策課のホームページにも、企業誘致をワンストップでやると書いてあるんですけど(こちら)、最近ようやく認知されてきました。そのへん、まだまだアピール不足だと思っていて、もうちょっと浸透を図りたいなと。
安斎:あ、その相談デスクって、僕がアピールしなくちゃいけない「移住・定住相談デスク」のことですね...。もっと頑張ります。
前島:あとは、「おしごとながの」です!
安斎:お!それも、ナガラボの特集「長野の会社で輝く人」と、そのフリーペーパーでささやかに紹介しました。市町村のサービスとしてはめずらしいんじゃないですか。
前島:元々は「長野市」をキーワードに企業を探したときに、情報が拾いづらいという話を受けて、立ち上げたサービスなんです。今現在では130の企業に登録いただいていて、そのうち127件の企業から求人情報が掲載されています。これからも増えていくと思います。
安斎:では、おしごとながのに掲載されている企業も含めて、産業政策課おススメの企業の話なんですが...。
前島:しょうがないですね...。
(以下、オフレコ)