アートあふれるまちに、もっとアートを。新しい文化の拠点が誕生
アートに会えるまち
長野のまちを歩いていると、さまざまな「アート」に出会います。「うーむ」と頭を刺激する現代彫刻や、「にこっ」と笑みが浮かんでしまうようなユーモラスな作品等、公園を散歩している時、繁華街をぶらついている時、国道を急ぎ足で行く時などなど、出会いは突然にやってきます。
長野市では、日々の生活の中で身近にアートに触れて、親しむために「野外彫刻ながのミュージアム構想」に取り組んでいます。そのはじまりは40年以上前。今では日本を代表する彫刻作家の方々の作品が147点も市内の様々なところに設置されています。そして、これらアートをもっと楽しむために「野外彫刻めぐり」や「野外彫刻写真コンテスト」といったイベントが毎年開催されています。
権堂アーケードでのストリートライブ
古民家をリノベーションした複合施設「OPEN」
突然に出くわすのは彫刻だけではありません。新旧の様々なお店が立ち並ぶ権堂地区では、路上ライブに遭遇することも。
また、古い蔵を改築したお洒落な飲食店や、現代的なセンスで伝統的な品物をセレクトしたお店、古い民家を改造したギャラリーなど、まちに染み込んでいるアートのセンスがにじみだすかのように、アートを感じる新しいスポットが誕生しています。
2016年「長野市芸術館」誕生
そんなアートあふれる長野市に、新しい文化の拠点として「長野市芸術館」が誕生しました。1,300席の大ホールを中心に、2つの小ホール、ギャラリーのほか、日常的な活動に利用できる各種練習室等を備えています。
芸術監督に迎えるのは、映画「おくりびと」や、スタジオジブリのアニメ映画の音楽を担当、1998年の長野冬季パラリンピックでは総合演出を手がけた久石譲さんです。久石譲さんは「年数回は自分が出演するプログラムを作り、町中に音楽があふれるようなイベントにも取り組みたい」と抱負を語っています。
まち全体をまるで美術館、音楽ホール、博物館のように楽しめるまち、長野市。もっとアートあふれる、これからにも期待してください。
≪長野市芸術館と新市役所のイメージ≫
≪長野市芸術館内などのイメージ≫
(2017.07.19 掲載)