若穂地区長野市綿内産「ふっこう豆腐」
長野市若穂綿内地区の千曲川河川敷は、令和元年東日本台風による豪雨で、50haに及ぶ農地が水没。一時は離農する農家も見られました。しかし、綿内地区区長会長の竹内守雄さんは、‘‘先祖が開拓した優良農地をなんとかしなくては”との一心で、地域住民とボランティアを募り、災害ごみの清掃を実施。長野市の補助事業により堆積した土砂を排出し、農地整備を行いました。
その後、地元農家と区長会では農地の集約と有効利用を検討。令和2年には8haの農地を農業法人と大規模農家に集約し、うち3.5haに大豆「青入道」を作付けました。11月に3トンの大豆が収穫されると、竹内さんは“大豆を使って復興の証となる豆腐を作ろう ”と農家に呼びかけ、地元農家、JAグリ ーン長野、松代地区の豆腐メーカー ・キタコ豆腐の商品化を実現。今年6月に若穂地区で行われた「青空トラック市」で販売を開始しました。
「ふっこう豆腐」は原料豆の青入道特有の、青みがかった色味と甘味が特徴。地域住民からは‘‘もっと作ってほしい'’、‘‘地元産の安心安全な豆腐を子供たちにも食べさせたい’'という要望が多く聞かれ、9月からは長野市の第四学校給食センターを通して中学校の学校給食の献立にも取り入れられることになりました。今年度は作付け面積を8haに拡大し、大豆のほか、小麦(地粉)も栽培しています。竹内さんは、「豆腐を食べることで多くの人に復興を感じてもらい地域の農業を守っていきたい」とふっこう豆 腐に込めた思いを語りました。
各330g | 150円(税込) |
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販売店 | Aコープ北信地域の10店舗、若穂ふれあい市にて販売(土曜日限定出荷) |
問い合わせTEL | 026-278-2346(株式会社キタコー) |