2弾!!

地域おこし協力隊
Spicana代表
小野寺 可菜子さん

地域おこし協力隊として、若穂で活躍されている小野寺可菜子さんにインタビュー!!
2回目は1回目で語り切れなかったことをさらに深掘りします!

この記事のPOINT!

  • いろんな地域を周って長野市に
  • 長野の人のきっちりに合わせて頑張っている
  • 若穂の立地も人も良くて暮らしやすい
  • 長野市の歴史と自然が魅力
  • ジビエの世界を知ってもらいたい
  • 若いうちだからできることをやったほうがいい

起業したくて長野市に

長野市に来た経緯は?

実家は岩手県なんですけど、高校卒業と共に上京していろんな地域で仕事をしてきました。
静岡県で夫婦でペンションを経営する会社に就職したり、地元の岩手で飲食店を経営したりもしました。そのあと、事務員として普通の会社に勤めたこともありました。
埼玉県の草加市にいた頃に、コロナが流行しちゃって、やりたいこともできなくて、なんで私ここにいるんだろうって思って、コロナをきっかけに移住しちゃおうかってなりました。東日本を中心に考えた時に夫の母の出身が長野県ということもあり、長野県に決めました。以前長野県の茅野市に住んでいたこともあったんですけど、買い物に行くにもちょっと大変で、私の地元も田舎だったので利便性も欲しかったので、移住先をどこにするか決める時に、松本か長野市がいいかなって考えていたら、長野市の地域おこし協力隊を進めてもらいました。今回の移住を機に起業したいと考えていたので、中条と若穂地区の方々のお話を聞いた上で、若穂地区に移住をすることにしました。

長野の人は真面目

長野に来て変わったことはありますか?

長野の人ってきっちりされている方が多いと思うので、きっちりするようにしてます。(笑)
農作業一つ取っても、肥料とか雑草とかぴしーーっと綺麗にしているから、私のだらしなさが目立っちゃうんですよね(笑)。去年私怒られたんですけど、肥料のまきが雑だったから稲がでこぼこしちゃって脱穀の時に大変で。ちょっとしたきちっとした積み重ねが最終的に自分がやりやすくなるっていうのを素でみなさんやられてるから、自分の明日やろう明日やろうとなってしまうところを直すように頑張ってます。あと、長野の人はちゃかちゃか動く、働き者のイメージがあります。

若穂はプチ田舎

若穂の魅力は?

ちょっと20分くらい車を出せば市街地とか、篠ノ井とか須坂にも出られて、なんでも揃うので、不便なところはほぼないです。インターも近いので、東京にも早ければ90分くらいで行けるので、イベントとかにも行ってみようかっていうテンションで行けたりもするので、そこらへんは関東の方からの移住者にとってはメリットじゃないかなーって思いますね。プチ田舎って感じでとても暮らしやすいです。若穂おすすめします!
地元の人との関わりはちょうどいい感じがしますね。移住者に冷たいとかそんなこともないし、地域おこし協力隊って聞くとなんでも手伝ってくれる人みたいに思われがちなんですけど、若穂は今までもたくさんの地域おこし協力隊を受け入れてきたということもあって地元住民の方々も慣れていて、特に変に干渉することもなく普通に接してくれて、逆にこっちが助けてもらうことの方が多いくらいです。
若穂には、私たち以外にも移住者はたくさんいるし、私と同じ地域おこし協力隊として活動する人もいるし、人間関係もちょうどいい関係で暮らしやすいです。

長野市最高!!

長野市の魅力は?

いろいろあるっていうのがいいかなって思います。善光寺とかの歴史もあるし、文化もあるし、自然もあるし。そういう見どころがいっぱいあるところがいいですね。四季がはっきりしていて、全部の季節をしっかり楽しめるところが好きです。歴史と自然とどっちもあるのってすごい強いなーって思いますね。今まで岩手とか静岡とか東京とかいろいろな場所に行ったけど、長野はとても住みやすくて一番良かったです。
他の人は長野にはそばとおやきしかないからもっと特徴的なグルメとか欲しいよね~って言うけど、長野にはさっきも言ったように豊かな自然があるし、歴史も残っているし、魅力いっぱいあるのになーって思いますね。

いろいろな知識と経験を身につけたい

今後のビジョンは?

地域おこし協力隊としての契約が来年の3月で終わってしまうんですね。それで、今新しくオープンするお店の工事を進めているんです。そこではジビエ肉を使った料理を専門的に出そうと思っているので、ジビエを食べて知ってもらう。それを軌道に乗せていくことですかね。あとは、5年後くらいにはホシナサトマチの宿舎に泊まってもらって、罠を仕掛けて仕留めるところを見てもらうツアーとかもやったりして、少しずつ狩猟の世界をいろんな人に知ってもらう機会を増やせていけたらいいなっていうのが今後の目標ですね。
個人としては、「できないことをなくしていきたい」と思っています。今、綿花を育てているんですけど、一から服を作ってみたいと思っています。一個作れば愛着が違うと思うし、その苦労がわかればモノを大事にできたりすると思うので。ただなんとなく過ごすんじゃなくて、根本を知っていきたいなっていうのがありますね。自給自足ができるような知識と経験を身につけたいなって思います。

やりたいことをやる!

若者へのメッセージをお願いします

絶対「やりたいことをやった方がいい」ですね。若いうちだからできることがたくさんあるからできるうちにやった方がいいです!自分で動くって楽しいんですよ。移住するとか起業するとか、新しいことを始めるのって大変で責任と勇気が伴うんですけど、責任が伴うほど楽しいこと、おもしろいことが増えるので、責任取ってやるよ!!くらいのイメージでいろいろチャレンジしてみてほしいです。

小野寺可菜子
出身:
岩手県
経歴:
1987年生まれ。
高校卒業後上京。

飲食店を経営したり、マッサージ店で働いたり、いろんな地域で様々な仕事を経験。
2021年、地域おこし協力隊として長野市の若穂地区に移住し、有害鳥獣の駆除、利活用と地域イベントをメインに活躍中。

好きな食べ物:
ラーメン
作成者
川北ゼミ
清泉女学院大学
人間学部文化学科3年(2022年度)
地域貢献や公共政策について学ぶ川北ゼミに所属する6人。
フィールドワークや地域の企業、行政と連携したプロジェクトを通して、日々学んでいます。
インタビューを終えて

最後まで読んでいただきありがとうございました。新しいことを始めることは大きな責任と勇気が必要になって躊躇してしまいがちですが、挑戦することで得られる喜びや、苦労を乗り越えることで得られる楽しさがあるというお話をお聞きし、私自身も、やってみたいと思うことを失敗してもいいからやってみようという勇気をいただきました。豊かな自然と歴史ある文化のある長野市はみなさんの挑戦を応援しています。この記事が何かに挑戦するきっかけになっていただければ幸いです。