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No.420

小泉

さん

オーガニック・無添加ショップ「yawaragiya」オーナー

食事で体は変えられる。 体に安心安全な商品を多くの人に届けているセレクトショップ

文・写真 池田 みどり

日常生活の基礎となる「衣・食・住」。特に「食」は私たちの体の中に直接取り入れるため健康にも大きく関わってきます。しかし、「食べる」という行動は当たり前過ぎて、毎回しっかり成分まで確認をしている人は少ないのではないでしょうか。今回訪れたのはオーガニック商品や無添加商品を扱っているセレクトショップ「yawaragiya」。オーナーの小泉舞さんは、過去に重度のアトピーを患ったときに行った食事療法がきっかけでyawaragiyaをオープンさせたといいます。オープンして12年、お店に対する思いや、食や健康への考え方についてお話を聞いてきました。
 


 

▲本郷駅から徒歩約10分。駐車場も完備。大きな窓からは外からでも店内の様子がわかるので初めての人でも入りやすい。赤い看板が目印
 

▲店内には小さいお子さんが遊べるスペースもある。お子さんと来ても楽しく買い物ができるのが嬉しい

オーガニックや無添加商品をもっと身近なものにしていきたい

長野電鉄本郷駅から旧SBC通りに向かってまっすぐ歩いていったところにyawaragiyaはあります。お店には無添加調味料や有機野菜、天然酵母のパンなどといった食品類をはじめ、洗剤、スキンケア商品、肌着などといった日用品雑貨も扱っており、ここに来れば生活に必要な物は一通り揃うというようになっています。
 
「オーガニック・無添加商品のセレクトショップ」と聞くと敷居が高く感じるかもしれませんが、実際にお店に入ってみると商品は300円からあり「意外と高くない」という印象を持ちます。また、明るくて気さくな小泉さんの接客は、「何でも相談していいんだ」という安心感も与えてくれます。
 
「お店をオープンしたときは、食事に気をつかっている人など一部の方でしたが、最近では健康や美容に気をつかって商品を求めに来る方もたくさん増えました。商品もパッケージが可愛くなったり、お手軽な価格の物もでてきてますよ。きっかけはなんであれ、オーガニックや無添加商品に関心を持つ人が増えることはとてもいいことだと思っています。購入する人がもっと増えれば価格も更に安くできると思いますし、オーガニックや無添加を取り扱うお店ももっと増えるはずです。安心安全な商品が身近になり、長野の人たちが意識せずともオーガニック・無添加商品を選択していたというような状況になったら嬉しいですよね」
 

 

 

▲豊富な商品ラインナップ。欲しい商品がなかったり、成分内容を詳しく知りたい場合は相談してくれれば、調べてくれるとのこと

「食」の大切さを実感。薬では治らなかったアトピーが食事を変えたことで改善

小泉さんがオーガニックや無添加商品に対して強い思いを持っているのは、ご自身の過去の経験が大きく関わっています。小泉さんは中学生のときに日光アレルギーとアトピーを発症します。最初は病院で処方された薬ですぐに治ったそうですが、進学や就職など環境が変わるごとにアトピーを発症し、その度に何度も薬を使用、薬ばかりに頼っている状況に不安を感じ始めます。気になって薬の成分を調べてみるととても強い薬であることが判明。肌や体への副作用を考え使用するのを中止します。なんとか薬に頼らずに治せないか、北信エリアの皮膚科全てに足を運びますが方法はみつかりません。それでも諦めずに探していくうちに、あるクリニックにたどり着きます。
 
「大阪にある甲田医院という病院で、そこは基本食事療法しかしないというところでした。今までの検査で食物アレルギーに引っかかったことはなかったし、食事に問題があるとも思っていませんでしたが、治したい一心ですぐに大阪へ飛びました。そしたら初診の時、先生は私の顔を見るなりに『これ治るよ』と言ってくださって。今までずっと薬でないとだめと言われてきたのでとても驚いたことを今でも覚えています」
 
「治る」という言葉に背中を押された小泉さんはすぐに食事療法に取り掛かります。口にできるのは、玄米のおかゆと自然塩、昆布の粉末、葉菜類をすりおろした“青どろ”、ゴマペースト、お豆腐、柿の葉茶のみ。最初は半信半疑だった小泉さんも約1ヶ月で症状が落ち着いてきたことから、食事療法を継続する決心をします。この食事療法は先生の指示でやめるものではなく、もう大丈夫だと自分自身が思えるまで続けるというもの。しっかり治したいと思った小泉さんは5年間継続させ、その後5年間はゆっくり元の食事に戻していくという作業を行っていきました。食事療法は丸10年かかりましたが無事アトピーを治すことに成功します。
 
「体に取り入れる物がいかに重要なのかを身をもって実感しました。5年間の食事療法の中でよくならない時期もあったのですが、その原因が使用していた野菜に農薬が使われていたということもありました。些細なことですし、目に見えないものに気を配るのは難しいですが、食べたものは確実に体に蓄積されていきます。それらが不調を引き起こす原因となれば、逆に良い方向に導いてくれる基にもなります。そのことを自分の体で実感したからこそ、毎日の食事で何を取り入れたらいいのかということをもっと多くの人に意識してほしいと思い、お店を開きました。この経験がなったらきっとお店は出していなかったですね」
 
顔中のアトピーがひどい炎症を起こし顔が腫れ上がっていたという小泉さんの現在のお顔は、そんなことが信じられないほどです。だからこそ説得力が感じられます。
 

▲食事療法以外にも独自で体にとって何がいいのか勉強。写真の本は全て小泉さんが読んだもの。この他にもまだまだたくさん読んだ本があり、それらは現在お店で貸出もしている

健康でいるためには、我慢せず、こだわり過ぎず、柔軟な心を持つこと

ところで、やはり健康でいるためには無農薬の野菜や無添加の素材でないとだめなのでしょうか。小泉さんが5年間とってきた食事を真似するとなると、大変な努力が必要な気がしてなりません。
「私が行ってきた食事療法を誰もが絶対にやるべきだとは思っていません。10年続けたのは、本気でアトピーを治したいと思ったから。私だって食べたいものを食べたいと思いますし、お酒だって飲みたい。友人との食事も一緒に楽しみたいです。なんでも過敏に『あれもだめこれもだめ』って制限してしまうと、かえってそれがストレスになり体に悪影響を与えてしまいます。大切なのはバランスよく取り入れること。偏らず、できることから変えてみたらいいんです。食べているもので体は作られているという意識は常に持ちつつ、不調を感じたら食事を変えてみようかなとか、無添加・オーガニックのものを試してみようかなと、柔軟に選択してくれたらいいと思っています」
 
これからも店頭に立ち続け、まだまだ眠っているいい商品を見つけていきたいという小泉さん。
 
「魂込めてよい商品を作っている生産者さんはたくさんいます。その生産者さんの思いも合わせてお客さんに届けていきたい。世の中にはネットショップというやり方もあるけれど、私は顔が見える店舗販売がいいなと思っています。お店にいればお客さんの相談にもすぐに乗れますしね。その部分は誰かにお任せするのではなく、これからも自分自身で繋ぎ役になっていきたいと思っています」
 
豊富な商品数と自らの経験と知識を活かし、よりよいものをお客さんに届けたいという熱い思いがある一方、オーガニックや無添加の商品の取り入れ方に対して柔軟な考えも持っている小泉さん。だからこそyawaragiyaは誰にとっても気軽に足を運ぶことができる場所なのだろうなと感じました。
 

(2019/03/04掲載)

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会える場所 yawaragiya
長野市三輪8-52-30
電話 026- 217-1630
ホームページ http://www.yawaragiya.jp/

営業時間: 11:00 ~ 19:00
※日曜日・祝日は18:00から18:30ごろ閉店
定休日:月曜日

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