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ナガラボはながのシティプロモーションの一環です

No.088

米望

今朝治さん

ATTKDオーテック(有)代表取締役社長

本気で作り上げる
男のプライドをかけた車

文・写真 Chieko Iwashima

全国から選ばれし名店

長野市大豆島の川沿いの土手を行くと、視界に飛び込んでくるスポーツカーの数々。
ここ、ATTKDオーテック有限会社は、国産スポーツカーの最高峰・GT-Rのチューニングにかけて国内屈指の名店として知られています。

「雑誌に載ってるだけで、全然大きくならない会社ですよ(笑)」
と、笑いながら取材に応じてくれた社長の米望今朝治さん。しかし、会社の強みを尋ねると力強い語り口に変わりました。

strong>「人ができないことができる、お客さんの希望を叶える車が作れることですね。本気になってやれば、整備士なら誰だってできると思いますよ。ただ、うちは負けず嫌いで、こだわって自信を持ってやってます。それに対して、お客さんが満足してくれたらいいですね」

新車・中古車販売、車検から一般整備、板金塗装、チューニングと、車のことならなんでもおまかせ(写真提供:ATTKDオーテック)

チューニングに関しては全体の8割がGT-R。GT-Rとは、1969年に日産スカイラインの1グレードとして発売された車のことで、レースシーンで圧倒的な強さを誇り、多くのファンを魅了し続けています。

「一年間通していろんな大会があるんですが、そのときにうちのお客さんが上位に入ったときの感動。これはもうたまらないね。そのためにやってるんですから」

昨年12月に千葉県で開催された「ディレッツァチャレンジ2013」の決勝戦で優勝した車も、同社が手掛けたGT-Rです。しかもこのお客さんは、香川県から車を持ち込んだそうです。

「うちは県内のお客さんは全体の3分の1くらいで、あとは県外のお客さんの方が多いんです。一番遠くでは長崎の方がいます。よそにも店はたくさんあるのに、あえてうちに来てくれるんですから、ありがたいですね」

6月に発行された「GT-RマガジンNo117号」は同社のデモカーの走行の様子と塚田さんのロングインタビューが収められたDVD付き(写真提供:ATTKDオーテック)

車好きの親友と始めた会社

ATTKDオーテックは、1971年に、米望さんが会長の塚田さんと2人で立ち上げた会社。米望さん19歳、塚田さん24歳のときでした。当初は「塚田自動車」という社名で、車の一般修理をする整備工場でした。

「2人とも整備士として自動車会社で働いていて、何人も社員がいた中で一番気が合って仲が良かったんです。独身の頃だから、休みに遊び行くのもどこ行くのも一緒でね。まぁ親友だよね。人に使われるより自分でやりたいと思って始めたんです」

「一般修理をしながら、自分の車を壊していじったりの連続。明けても暮れてもずっと車いじってましたね。要は車が好きなんだよね(笑)」

1989年(平成元年)に3代目のGT-R・BNR32型が発売になったことをきっかけに、社名を「オーテックツカダ」と改め、チューニング部と一般工場と2つの部署をつくり、米望さんは一般工場、塚田さんがチューニングに専念するようになりました。BNR32の発売は、1973年以降生産が中止となっていたGT-Rの16年ぶりの復活とあって、米望さんや塚田さんを含めファンの間では待ちに待った出来事だったのです。
その後、2003に社名が現在の「ATTKDオーテック」となり、塚田さんが会長、米望さんが社長という現在の体制になりました。

「会長は、山にこもるみたいに車につきっきりだから、仙人ってあだ名がついているくらい。うちのオリジナル商品(サスペンション)の名前に『仙脚』ってあるんだけど、会長のあだ名が由来でね(笑)」

現在までに1000台以上のGT-Rを手掛けてきたという塚田会長のチューニング技術は業界内では有名すぎるほど有名。今年5月にオーストラリアで開催されたタルガ タスマニアレース2014(タスマニア島を借り切って行われる大会)にはサポートで参加し、手掛けたGT-Rは準優勝に輝きました。

塚田会長(右)と。塚田会長はチューニングに専念、米望社長はそのほか一般修理から車検までなんでもこなす

また、同社のデモカーも数々の大会で常に上位入賞を果たしてきました。毎年冬に開催されているショップ対抗の「REV筑波スーパーバトル2013ストリートラジアル4WDクラス」では3連覇中。大会を主催している雑誌『REV SPEED』の表紙を飾っています。こういった雑誌の記事を見て、遠方からも依頼が舞い込んでくるのです。

2014年11月に開催されるマカオグランプリ(マカオの中心地の公道を使用して開催されている世界的に有名な市街地レース)出場者のGT-R(BNR34型)を制作中

モータースポーツを楽しんでもらいたい

一方で困っているのは、敷居が高く感じられてしまうことだといいます。確かに、GT-Rが何台も並んでいたりしたら、それと同等の車を持っていかないといけないような気がするかもしれません。
編集部・岩島に至っては大した車の知識もなく、マニュアル車の運転すらできません。果たしてまともにお話ができるのかと内心はドキドキでしたが、車のこと、会社のことをうれしそうに語る米望さんの話を、いつしかリラックスして聞き入っていました。

「ちょっとしたチューニングは恥ずかしくて持って行きづらいって噂を聞いたこともあって。そんなことないんだけどね。その人に合った、お金をかけないならかけないなりの楽しみ方はあるから気楽に来てもらいたいですね」

客層は40代後半から50代、60代の人がほとんど。20代、30代の人は滅多に来ないそうですが、若い人にも車で走る楽しさを伝えたいと語ります。

「車に興味がある人が少なくなってきてるかもね。メーカー自体も(スポーツカーを)出さないしね。でも、これは一種のスポーツだから、残していかなきゃって思う。ちゃんとしたサーキット場で走って少しストレスを解消するって楽しいよ。運転中の張り詰めた感じとか、腰が痛くなるくらいのG(遠心力)を味わってもらいたいね」

車が好きだという気持ちと、やるからには必ず結果を出すというプライド。
ATTKDオーテックには、その思いで走り続ける男たちがいました。

毎年行っているATTKDオーテックお客様感謝デーではサーキットで走行会を行っている。プロドライバー・木下みつひろさんの同乗走行もあり。今年は9月13日に開催。詳細はブログで確認を(写真提供:ATTKDオーテック)

(2014/09/04掲載)

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会える場所 ATTKDオーテック有限会社
長野市大豆島字前河原5862‐1
電話 026‐221‐3086
ホームページ http://www.attkd.co.jp/
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