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No.15

長野市大岡 写真コンテスト

長野市地域おこし協力隊 鈴木明子さんのマイ・フェイバリット・ナガノ

カメラを持って大岡地区へ出かけよう!

文・写真 飯島悠太

写真コンテスト開催!

美しい風景、一瞬で現れては消える動きや表情、その場の温度や空気感。瞬間を切り取って伝えるという意味では、絵画や文章と比べ、写真には一定のアドバンテージがあるように思います。また、写真には自己表現ツールとしての側面もあり、撮影する以上誰かに見てもらいたいと思うのが人情というもの。

そんな写真を愛する皆さまに朗報です。この度、長野市大岡地区(旧大岡村)で写真コンテストが開催されることになりました。長野駅から車で約40分という大岡地区は、同じ市内でありながら市街地とはかけ離れた山深い農村。北端から南端まで見渡せる北アルプス。豊富な水源と標高差のある土地を生かした棚田群。周囲を平地と犀川に囲まれ、ある種ガラパゴス化した文化や風習。日常と隣り合わせの非日常空間がここにはあります。

とはいえ、そんな遠くまで足を延ばすからには、具体的にどんな写真が撮れるのかが気になるところ。
実は、今回のコンテストは大岡地区の観光パンフレット『大岡観どころマップ』の作成のために行われます。過去に住民や小学生が地域の魅力を伝えるために作った『大岡ひじりかるた』とのリンクで、この読み札の題材を使った写真がマップに掲載されるという仕組み。つまり、このかるたが撮影ポイントの手掛かりになるということです。

長野市周辺では珍しい米どころ大岡。秋には黄金色の絨毯が広がります。いわゆる“ナウシカ状態”に遭遇することも!

撮影ポイント例と難易度

では、実際にどんな読み札があるのでしょうか。ここでいくつか紹介したいと思います。私が独断と偏見で勝手に付けた撮影難易度レベルも併せてどうぞ。

レベル1
あ:「芦の尻道祖神 いつも皆を 守ってる」
大岡地区を代表する見どころ。藁で神面を象る風習は全国的にも珍しく、その存在感には圧倒されます。実は正月の注連飾りの集合体であるというのもスゴイ。毎年多くの人が撮影に訪れるほか、メディア露出も多数あり。県道沿いで、基本的にはいつ行っても見ることができるのでレベル1。

レベル10~
に:「西の空 白いアルプス よこ一本」
大岡地区は北アルプスこと飛騨山脈が一望できる名所。標高800m地点まで上がればそこかしこに好ポイントがあり、撮影場所を発見するだけなら難易度は低めです。キーとなるのはやはり気象条件と時間帯。また「よこ一本」の解釈によってはレベルが格段に上がります。雲一つなく、端から端までクリアに写る日は年間に指折って数えられる程度。ぜひ奇跡の一枚を狙ってみてはいかがでしょうか。

レベル50
ち:「ちいさくたって 大岡にいるよ シュレーゲルアオガエル」
田んぼやその用水路等に生息する緑色のカエル。「なんだよ、そんなのいっぱいいるじゃん」と思われたそこのあなた。アマガエルと区別つきますでしょうか?ややシュレーゲルのほうが大きいのと、アマガエルの鼻~目の後ろにかけてあるラインがシュレーゲルにはないのが見分けるコツ。最大の特徴は陸上の草に泡状の卵塊を産み付けることですが、産卵期はもう終わり・・・。がんばって捜してみてください。

レベル100
ね:「寝たきりの 予防に今日も のびのびハッピー体操」
・・・遭遇率、極めて低し。というか、なんですかのびのびハッピー体操って。私が審査員なら無条件で大賞にしたいところです。ダメですか。そうですか。

大岡ひじりかるたの『に』。実物のかるたはこんな感じ

こちらが実際の北アルプス。“よこ一本”を撮るには何度も通う必要あり?

大岡で撮影を楽しむために

ここからは、大岡地区で撮影を楽しむコツやヒントをご紹介します。

後半はかなりコアになってしまいましたが、実際には棚田や湧き水、植物や寺社など、農村らしい題材がいっぱいです。ガイドマップと読み札一覧を手に入れたら、それを片手にぐるりと地域を回ってみましょう。写真を撮るだけでなく、手で触れ、臭いを嗅ぎ、ときには車を降りて散歩するもおすすめ。チャンスがあれば名所旧跡の場所や謂れを地元の方に尋ねてみるのもおもしろいかもしれません。

注意点もあります。大岡地区は大自然の真っただなか。基本的に道路は幅が狭く曲がりくねっており急勾配。危険な種類も含めた動植物との遭遇は必至。天候や状況次第では、都市部では考えられないリスクも発生します。しかし、青空の下の穏やかな風景だけが“いい写真”ではないはず。安全には十分に注意しながら、自分にしか撮れない写真を撮るべく冒険を楽しんでいただければと思います。また、許可なく田畑や畦、個人宅の敷地内へ入ったり、車を停めるのは慎みましょう。ここはテーマパークではなく、人々が暮らし、維持している地域です。

読み札一覧とそれに対応するガイドマップは、長野市役所大岡支所と道の駅・長野市大岡特産センターで手に入れることができる模様。また、希望すれば郵送かFAXでの送付もあります。もちろん、読み札にとらわれず自由に撮影したものでもOK。主催者側で読み札の題材に合わせて選出するそうです。

入賞作品はマップ掲載だけでなく、道の駅での作品展、市内施設への展示等も行われるとのこと。あなたの写真をぜひ地域づくりの力にしてみませんか?

ヒントとなるガイドマップにはかるた読み札のスポットが記されている。これを手に入れ、大岡へ繰り出そう

コンテストの詳細、応募についてはこちら
<PDF:長野市大岡 写真コンテスト>

<info>
問い合わせ先
長野市大岡地区 住民自治協議会 地域づくり委員会
担当:小松
TEL:026-266-2151

(2016/06/30掲載)

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