FEEL NAGANO, BE NATURAL
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ながのを彩る人たち

篠ノ井信里生活1年10か月目

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今年はぶどうの成熟が早く、 昨年は11月までかかっていたプレスも、10月いっぱいで終わりそうです。

ぶどう畑、ワイナリーでのこと

9月と同じで、10月もワイナリーは収穫と仕込み、滓引きなどの毎日でした。

今月新たに仕込みをしたのは、

 

・信更シャルドネ

・竜眼

・プティ・ヴェルドです

 

内容は9月と同じなので割愛します。

来年のぶどう畑の予定

先月と同じ内容では芸がないので、すこし頭の中の整理も含めた内容を。

 

今年1年、自分で畑をやってみて、色々と課題も見えてきました。

強樹勢の畑の管理だったり作業タイミングだったり。

 

そこで、現時点の予想で来年の僕の作業スケジュールを立ててみたので公開してみたいと思います。

(個人的な案件すぎて誰も興味はないと思いますが笑)

 

 

 2026年、有旅圃場週単位スケジュール(個人的な予定)

 

時期 品種 主作業 内容・備考
1/15〜1/31 ピノ・ノワール 仮剪定(二段剪定①) 長梢12芽残し。病枝・徒長枝除去。強樹勢区画は芽多め。更新枝候補を複数温存。
2/20〜3/7 シャルドネ 本剪定(長梢シングル) 結果枝1本+予備枝1本。切り口は下芽上に。萌芽やや早いため霜注意。
3/8〜3/20 ピノ・ノワール 本剪定(二段剪定②) 8〜10芽残し。遅霜対策・頂芽優勢解除。できるだけ樹液流出前に実施。(選定は遅くとも3月いっぱいまで)
4/1〜4/15 全区画 草刈①(冬枯草処理) 越冬害虫除去と地温上昇促進。刈高5cm程度。(選定の進行具合で草刈り日程は調整)
4/7〜4/13 シャルドネ 萌芽開始 支柱補修・誘引線点検。冷気滞留地の観察。
4/14〜4/20 ピノ・ノワール 芽膨らみ確認 萌芽は遅め。遅霜予報時は対策を確認実施。
4/21〜5/4 シャルドネ 芽かき① 主芽確保。初収穫のため房数は半量(4〜5房/樹)に制限。
5/5〜5/18 ピノ・ノワール 芽かき① 副梢栽培区画では主梢4〜5葉展開時にピンチして副梢誘発。
5/19〜5/25 シャルドネ 誘引① 枝間10~15cm確保。
5/26〜6/1 ピノ・ノワール 芽かき②/副梢整理 二次発生芽を除去。副梢誘引準備。更新枝位置も確保。
6/2〜6/15 シャルドネ 開花期 花冠落下期の雨に注意。防除を重点的に。
6/16〜6/22 ピノ・ノワール 開花期 二段剪定効果で約10日遅れ(予定)。副梢誘引完了、二層樹冠形成。
6/23〜7/6 全区画 草刈②(梅雨前) 梅雨入り前に実施。排水性確保、蒸れ防止。
7/7〜7/20 シャルドネ 房整理・副梢軽整枝 除葉は朝日側をうっすらと。風通しが良ければほぼ不要
7/21〜8/3 ピノ・ノワール 房整理・通風確保 副梢区画中心に整枝。ヴェレゾン前に果房周辺の風通し確保。
8/4〜8/10 ピノ・ノワール ヴェレゾン開始 酸保持・果粒硬化を確認。ここから作業順が逆転。
8/11〜8/24 シャルドネ ヴェレゾン〜成熟期 初収穫。糖伸び・酸保持を観察。房密度を軽く調整。
9/8〜9/21 ピノ・ノワール 収穫(2年目) 糖度19〜21°Brix/pH3.3前後。酸保持重視。
9/22〜10/5 シャルドネ 初収穫 糖度18〜20°Brix/pH3.2前後。酸やや高め維持。
10/10〜10/15 ピノ・ノワール 収獲(副梢栽培分) 糖度18〜20°Brix/pH3.1前後。酸やや高め維持。
10/20〜10/31 全区画 草刈③(冬前最終) 越冬害虫・ネズミ対策。地際短く刈る。

 

9月10月は、他圃場収穫と、ワイナリー内業務(仕込み等)は同時並行で行う。

 

今回の条件として、

ピノは二段剪定をすることで、萌芽を遅らせ遅霜対策をする。

 

二弾剪定で送らせることにより、例年の作業順序はピノ→シャルドネの順だが、

初期段階ではシャルドネ→ピノと逆転現象が生じる。

しかし、ピノノワールは成熟が早いため、収穫はピノ→シャルドネへと戻る予定。

 

以下、各フェーズでのピノ、シャルドネの作業先行度合い

フェーズ シャルドネ ピノ・ノワール 備考
萌芽 4月中旬 4月下旬 ピノは遅剪定で10日遅れ
開花 6月中旬 6月下旬 品種差+剪定効果でまだピノ遅
ベレゾン 8月中旬 8月上旬 この時点で順転
収穫 9月下旬〜10月上旬 9月中旬〜下旬 ピノが先熟・酸保持良好

 

 

有旅2026年の作業スケジュールの特徴

  • 春:霜対策と作業分散を重視(シャルドネ先行)

  • 夏:副梢誘引と二層樹冠による光バランス確保

  • 秋:ピノ先収穫、シャル後収穫の自然な熟期リズム

  • 樹齢差を生かしてピノは2024より収量上げる、シャルは初年度品質確保で収量抑制

  • ピノノワール強樹勢畑の副梢栽培実験
  • 全行程を週単位で分け、1人作業でも無理のない構成

  • 状況によって収穫直前に草刈り入れる場合あり

ワイナリー出店イベント

善光寺秋祭り(農業フェアプレイベント)

10月5日 長野市ワイナリーの一員として、善光寺秋祭りに出店しました。

農業フェア

10月25日、他の地域おこし協力隊の方々が、ビッグハットの方に出店しているのを横目に、

隣の若里市民文化ホールでの出店と、ワイン生産者と消費者の試飲交流会イベントに出ました。

こちらも長野市ワイナリーの一員として。

 

こちらはブドーヤブの社長です

地域でのこと

・信里まつり

 

今年も信里まつりの、外監視係?をしていました。

 

昨年は焚き火係として、外の暖を担っていましたが、

今年は選挙があったため昨年よりも1週間早く、そして例年よりも暖かく、

焚き火も不要だったため、ただただ外で巡回していました(笑)

・ご近所からの頂きもの

今月も、ご近所さんからリンゴを頂きました。

シナノゴールドです。

しっかりとした甘みと酸味で、食感の良い美味しいリンゴでした。

ありがとうございます!

会える場所

有旅ワイナリー/UTABI Winery

長野県長野市篠ノ井有旅字峠1189-1

電話:026-299-4120

メール:info@utabi-winery.co.jp

ホームページ:https://www.utabi-winery.co.jp/

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