【戸隠の暮らし】伝統野菜の採種 2025年9月1日
小髙 宏司 戸隠地区担当
夏の炎天下のもと、信州の伝統野菜になっている戸隠大根の種取り作業を行いました。
開花後に種子をつけた大根を「はぜかけ」(長野市では「はざかけ」ではなく「はぜかけ」)して乾燥させたものを、脱粒機を使って鞘を砕き、その後に篩(ふるい)や唐箕(とうみ)を使って茎や根と種子とを分離する、採種作業を行いました。
戸隠大根は辛みが強く、戸隠そばの薬味として使われるほか、味わい深く食感の良い漬物(戸隠大根の一本漬け)としても食べられています。この地域の気候や風土に適応してきた伝統野菜の栽培を通して、食文化の継承に取り組んで行きたいと思います。
段ボール箱を使って、生ごみの減量化をしています。資材は長野市が行う「生ごみ自家処理講座」で、配布いただいたものを使っています。
長野市 生ごみ自家処理講座(受講無料)
https://www.city.nagano.nagano.jp/n121500/contents/p006197.html
私の目的は生ごみの減量なので、箱がいっぱいになり乾燥したら堆肥として使わずに自宅の庭に戻しています。未熟物が残る堆肥は腐敗しやすいことがあるためです。質のいい完熟堆肥を作るには、一次処理(籾殻、米糠、落ち葉、土を混ぜた床材を使って腐敗させずに減量)、二次処理(微生物の働きにより高温で発酵・分解して堆肥化)がよいので、いつか実践できたらと思っています。
鬼無里地区の夏祭りに行きました。伝統芸能や盆踊り、またキッチンカーの出店など、会場は多くの人で賑わっていました。花火は打ち上げ場所からの距離が近く、ほぼ真上で打ち上がっていて大変迫力があり、また打ち上げの前に読まれる、地区の企業や個人など協賛した方々のメッセージは、地域や親しい方への想いが参加者にも伝わってくる、とても暖かいものでした。
戸隠地区でも地域づくり協議会による納涼祭が行われ、キッチンカーの出店もあり、近隣住民が多く集っていました。また別日には戸隠神社の例祭や地蔵菩薩の縁日に行う地蔵盆やなど、個々に行う祭りや行事が多くあり、故郷に戻ってきた方たちが一同に集う場として、イベントや祭りがあることの大切さを感じました。
尾倉沢古道の会が毎年春秋の2回実施している「砂鉢山登山会」、今秋は10月12日に行われます。秋の味覚を収穫しながら登山を楽しみたいと思います。
(2025/09/01掲載)
おかーちゃん、桃農家になる vol.8 ~完~
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