【戸隠の暮らし】地域の祭り 2025年8月2日
小髙 宏司 戸隠地区担当
旧暦のお盆である7月中旬ごろ、長野市周辺では伝統的な行事が地域の方々により行われていました。
この時期は大豆圃場の除草作業と摘心作業などを行いました。
除草作業は、除草剤散布と丈の長くなった雑草を手で引き抜く作業。摘心作業は、倒伏防止と収量増加を目的として、主茎の生長点から 5cm 程度のところを切る作業。
梅雨明け後は暑い日が続いているので、作業は朝6時頃から始めて涼しいうちに終わらせ、暑さが和らぐ夕方ごろから続きの作業を行うといった感じです。
地区内では、庭先や近所の畑で自宅用の野菜を栽培している方の姿をみかけます。平地に比べると栽培期間は限られますが、昼夜の寒暖差があるため美味しい野菜できます。
農作業の日々が続いたので、気分転換を兼ねて長野市周辺で行われている地域伝統行事を見に行きました。修験者に由来する演舞や験比べなど山岳信仰の名残があり、それを後世に継承している大変興味深い行事でした。
妙高市の関山神社の「火祭り」では、戦国時代に考案された棒術の演舞が子供仮山伏・仮山伏により披露され、柱松神事では2本の柱松の点火の速さを競い、稲作と畑作のどちらが豊作になるか占います。
飯山市の小菅神社の「柱松柴燈神事」では、神輿渡来では里社から天王様を神輿に乗せてお迎えし、柱松神事では2本の柱松の点火の速さを競い、天下泰平か五穀豊穣かを占います。
木島平村の南鴨地区の「柱松子」では、地元の子供たちがこの行事の主役となり、大塚山を舞台に天下泰平か五穀豊穣かを占います。
戸隠地区に隣接する鬼無里地区では、8月14日に「鬼無里ふるさと夏まつり」があり、70年間続く裾花民謡を踊る盆踊り、花火大会 、太鼓の演奏、キッチンカーや出店などあるそうなので、ぜひ行ってみたいと思います。
https://kinasa.jp/2025kinasa_furusato_festival_02/
(2025/08/02掲載)
善光寺とハト
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