篠ノ井信里生活1年6か月目 2025年6月30日
那須野 佑樹 篠ノ井信里地区担当
有旅ワイナリー、今月13日にオープンいたしました。 おかげさまで、グランドオープンの3日間はたくさんの方々にご来店いただき大盛況でした。
これからは毎週土日営業となりますが、
室内作業より畑仕事がメインな今時期は、室内でできることも限られているので、
すこーしだけ手持無沙汰で(?)お店番をしています。
暑い昼間は涼しい店内でお店番をして、お店を閉めてから暗くなるまでぶどう畑のお世話。
意外と良いサイクルなのかもしれません。
いまも店番をしながらこの地域おこし協力隊ブログを書いていますので、お気軽に遊びに来てください。
信里の美しい景色がお出迎えしてくれますよ!
13日にグランドオープンを迎えた有旅ワイナリーですが、おかげさまで多数のメディアにも取り上げていただきました。
見ていただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、改めてここで、ご紹介させてください。
◎『NHK長野放送局』
「長野市 小規模でも醸造免許を取得 初の特区ワイナリー開設」
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20250613/1010035105.html
◎『長野朝日放送』
「世界に誇れるワイン 目指して」長野市〝初〟 専業のワイナリーがオープン【長野市】
https://news.yahoo.co.jp/articles/af31c7807a0c6ca268c4e8bca41991dd7ccb7e8c
◎『長野放送』
「世界に羽ばたけるワインを」45歳男性が地元に戻り、念願の「ワイナリー」オープン 地域活性化にも期待」
https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/?cid=23221
(Yahoo!ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/50c016ef2e1c766c6692b2053711c8ccf23954ca
◎『エキテブ』
「長野市初「有旅ワイナリー」田中啓氏の挑戦と地域連携」
https://tequila.everyday.jp/wine/202506/14/5680/
そして、今月はワイナリーもオープンしましたし、せっかくなので有旅ワイナリーのワインの紹介をしていきたいと思います。
6月末現在、白3種類の取り扱いがありまして、赤はまだ瓶内熟成させている状態です。
赤はメルローと、メルロープレミアムの2種類で、秋頃になればリリースできると思いますのでお楽しみに!
まずはRyugan八十五2024のご紹介です。
口に含むと日本酒・酒粕のようなニュアンス、穏やかな酸とシュール・リー(通常は取り除く澱を取り除かずに、澱の上で熟成させる製法)によるほのかな苦みが特徴の濁りワインです。
繊細な味と香りで、すこし普通のワインのイメージとは違った印象を持たれるかもしれません。
濁りワインですので、下に沈んでる滓をゆっくりと攪拌して、濁りを全体に行きわたらせてからお飲みください。
ホールバンチプレス(全房-ぶどうの茎の部分も含めた房ごと-)で仕込んであります。
無濾過、無清澄のため冷蔵庫で保管し、できるだけお早めにお召し上がりください。
ちなみに名前の『八十五』にはしっかりとした理由があるのですが、そちらは店頭にて説明させていただきますので、ぜひご来店ください!
つぎに、Monde briller 2024のご紹介です。
マスカットのような爽やかで華やかな香り、レモンのような柑橘系の引き締まった酸と清涼感のある果実味が感じられます。
これから暑くなる季節には、キリっと冷やして爽やかな酸味を感じながら飲んでいただくのもよいですし、
冷蔵庫から出した後、20分くらい常温においておいて少しだけ温度が上がると、さらに華やかなマスカット系の香りがひろがります。
無濾過・無清澄のため酒石の沈殿があります。
酒石は食べても影響はありませんが、ザラっとした食感ですこし酸っぱく、あまり美味しいものではありません。
竜眼とは違い、こちらは立てて保管したあとは、グラスに酒石が入らないようにゆっくりと注いでください。
最後はChardonnay 2024のご紹介です。
グレープフルーツなどのシトラス系、樽熟成からくる、バターやナッツの香りが複雑に感じられます。
しっかりとした酸の骨格と果実味の中に、石灰や鉱物系のミネラル感もあり、三種の中では一番リッチなイメージ。
新樽を使用していますが、樽の香りは付けすぎず、有旅の清々しい風を感じられるような優しいシャルドネに仕上がっています。
グリルした旬の野菜や魚料理全般とも相性良く、クリームやバターなどで調理したお料理ともぜひご一緒に。
6月はオープンもありながら、畑作業も忙しい時期です。
ぶどうのこの時期の成長はものすごく、1日で10cm以上平気で伸びるくらいの勢いです。
そして新しい芽からもどんどん新梢がのびてくるので、それを芽かきして、必要な枝だけ残し不要な枝は除去しながら誘引して、ワイヤーにとめていきます。
上記写真の、奥が芽かき誘引前。
手前が芽かき誘引後です。
この作業により、風通しを良くして病気などを防ぎつつ、
今後の作業性も良くしていく大切な作業です。
芽かき後半になると、芽というよりも枝を切り落としているくらいの量を落とします。
これも風通しを良くし、限られた枝に十分に栄養を行き届かせるためです。
農業に虫の被害はつきものですが、ぶどうも例外ではありません。
今年は特にコガネムシの被害がほかの地区でも多いと聞いています。
昨年は信更地域の圃場は大量発生したものの、有旅にはほとんどいなかったのですが、
今年は有旅圃場でもいたるところでこんな光景が見えまして、なかなか鬱です(笑)
このマメコガネは、食欲旺盛で繁殖力も高く、
海外でも問題になるくらいの被害が出ていて、ジャパニーズビートルとして恐れられています。
しかし、ここまで葉っぱを完食されると、怒りを通り越して感心すらします。
でも他の害虫と違って?あちこち食べ散らかすよりは、1枚の葉っぱを完食してくれる方がまだいいかもですね。
今年は、ミニトマトの中でも個人的に大好きな品種を家庭菜園レベルではそこそこな量を育てています。
昨年の種をとって発芽させたのが20株。
苗を買ってきてから脇芽をとって増やして育てているのが50株くらい。
合計で70株になったようです。
販売する予定もないのに、なんでこんなに育てているのか・・
トマトって『脇芽をとったら土に刺す』を繰り返せばどんどん増えるので、なんか楽しいんですよね笑
(2025/06/30掲載)
長野県長野市篠ノ井有旅字峠1189-1
電話:026-299-4120
ホームページ:https://www.utabi-winery.co.jp/
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